目標に向けて頑張らなければ価値がない?
読んでくださり、ありがとうございます。
私は手帳が大好きで、手帳に目標を書いて常に見返すことで人生が好転してきました。
だた、今回そんな私の「目標にむけて頑張る」という価値観(パラダイム)をくつがえすような出来事があったので、共有したいと思います。
12/1 湘南国際マラソンでの気づき
コミュニティメンバーと湘南国際マラソン(10km)を走りました。
最初は同じ目標時間(7min/km)の友人とペースを合わせて走りました。
しかし、6kmを過ぎたころから膝が痛くなってきたため、友人には先に行ってもらい、私は半分歩くぐらいのペースで走っていました。
するとたまたま別のメンバーと会うことができました。
その彼女が言っていたことが衝撃でした。
「今日のマラソンは『頑張らない』と決めた…」
大会に出るってことは1分…1秒でも記録を伸ばすことに意味があると考える人が多いと思います。特に彼女はニューヨークで長く働いていて、『頑張る』ことが得意なタイプだと思います。そんな彼女の言葉だから、よけいに衝撃的でした。
しかし、『頑張らない』と決めると湘南の海がキラキラと輝いるのが見えたり、意外と楽しみながら走っている人が多くいるのがわかったり…。同じマラソンという競技とは思えないほど、色々な楽しみ方が見えてきました。
1分1秒を争っていたら見えない景色もあると気づくことができました。
12/14 2025年目標設定セミナーでの気づき
2021年から「7つの習慣」から考えたタイトルで「ゼロ秒思考」のA4メモ書きトレーニングを行うコミュニティを運営しており、延べ10,000人の方が参加してくださっています。
先週末にそのコミュニティで「2025年目標達成への次の一歩を考える」というワークショップを行いました。
具体的には第1~第7の習慣をもとにメモ書きをして共有をすることで、来年の目標となるヒントを考えました。
上記のメモ書きを行ったあと、個人ワークで2025年の目標を考えて発表してもらいました。すると、参加者の1人の目標設定が衝撃でした。
「2025年は目標を立てないことにした」
彼女は小さいころからアスリートとして研鑽をつみ、日本代表にもなった人です。ゴールを決めて達成することはプロ中のプロの彼女からこの言葉が出てきたので驚きました。しかも、来年の目標を立てるための有料ワークショップの結論が「目標を立てない」ですから、よけいに驚きました。
ただ、今まで目標に向けて日々努力することが当たりまえだった彼女だからこそ、「7つの習慣」から自分が本当に何をやりたいかを見つめなおし、あえて「目標をたてない」という結論に至ったと思います。
目標がなくても、いま目の前にあるものを大切にして丁寧に暮らしてみる…その先にどんな変化があるのか楽しみです。
2つの出来事を通して感じたことは、「がんばらない自分にも価値がある」ということを知ることです。頑張ることはすばらしいけど、「頑張らなければ自分の存在意義はない」というのは違うとわかりました。