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人生の目的は、自分の才能を解き放つ

スティーブン・R・コヴィー先生の最後の講義「7つの習慣という人生 クレッシェンド ~本当の挑戦はその先にある」が発売されました。シニアの孤独解決のためにプロシニアを広げる活動をしている私には、まさに教科書。今日はこのクレッシェンドから私が共感したポイントをご紹介したいと思います。

本題に入る前に「クレッシェンド」とは音楽用語で「絶えず膨らみ続けて壮大になり、エネルギーやボリューム、勢いを増す」ことを意味します。本書では、人生のキャリアにもピークなどなく、常に勢いを増すことを示しています。

今日を大切に生きよ p17

本書の序文に出てくる言葉です。大切に生きるとはどういうことでしょうか?私は自分自身の価値観に忠実に生きること=自分に誠実に生きることだと考えています。

誰かの決めた成功モデルに従ったり、他人と比較するのではなく、自分が本心から何をしたいのかを素直に聞いて、それを行動に打つことが「今日を大切に生きる」ことになると思います。

私は50歳になりようやくこの意味が分かりました。遅すぎる気もしますが、人生半分のところで意識出来て良かったと思います。自分の大切な時間を、自分のやりたいことにどれくらい使えているでしょうか?

私は日々自分のミッションステートメントである「好きなこと、好きな人との時間を大切にして、人とのつながりでシナジーを生む人になる」と軸が出来てから、人生が楽になりました。

成功とは世界を少しでも良くすること p103

こちらは第2部「成功の頂点」の中扉に書かれていた引用句です。

成功とは、世界を少しでも良くすること、自分が生きたことによって、ほっと息をつけた人が一人でもいると知ることである

ラルフ・ワルド・エマーソン

この成功の定義が素敵ですよね。成功と言ったときに、お金持ちになることや社会的な地位が上がること、他人に勝つなど多くの定義があると思いますが、それも自分が死んでしまえばむなしい限りです。

そうではなく、世界を良くする、その一歩として周りの人に貢献する。さらに言えば、次の世代へ良いものを残す。成功をこのように考えると、その世界を実現したくなりました。

長寿者の多くに共通する特徴は、朝起きる理由があること p288

シニアの孤独に取り組んでいて、生きるということはまさにこの事だと思います。

これは、世界の長寿者の理由を研究した「ブルーゾーン・プロジェクト」で出ていた結果です。人生に目的意識を持つ=朝起きる理由があるというのはシンプルでわかりやすいと思います。

私は大企業の男性がもっとも孤独のリスクが高いと思っています。それは人生の大半の時間を「仕事のキャリア」という狭い世界に投資してしまっているからです。残念ながら仕事のキャリアはいつか引退があります。しかし人生のキャリアには引退がないのです。そして、60歳から人生のキャリアに備えようとしても遅いのです。その結果孤独孤立のシニアが多くいる社会になってしまいます。

最後に人生の目的とは

本書では人生の目的を以下のような引用句を伝えています。

人生の意味は、自分の才能を見つけることである。人生の目的は、それを解き放つことである

パブロ・ピカソ

私がヘックスネットというコミュニティで取り組んでいることがまさにこの内容であり、変化を楽しめるオトナ=プロシニアをひとりでも多く増やしていきたいと活動しています。

今日の質問
あなたが朝起きる理由は何ですか?

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