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レビー小体型認知症に、大麻は有効となり得るのか? その3『注意すべき事』

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この記事が、人々が持っている大麻への偏見を少しでも薄くすることができ、貴方自身が大麻について「もっと知りたい」と思っていただければ、嬉しいです。大麻の必要性について一緒に考えてみませんか?

「レビー小体型認知症に、大麻は有効となり得るのか?」の最終章となります。前回、前々回とご覧になっていない方は、まずそちらからご覧ください。​

最終章では、レビー小体型認知症を患った方と、これからの生活を共に過ごすにあたって注意すべきことやコツをシェアしましょう。

最後は大麻の必要性について、皆さんにも一緒に考えていただければ嬉しいです。レビー小体型認知症にも、大麻は有効活用できると僕は信じています。

《症状と向きあい、付きあう暮らし方のコツ》

全ての症状を薬でコントロールできるわけではありません。だからこそ身近な人が、病気の特性や個人の傾向を理解し、どのような場面でも柔軟に対応できるように学んでおくことが必要です。

病気を患うご本人の不安や、それを支える家族の不安を解消することが、日々の安定した暮らしにつながると言えるでしょう。

でも、これから先のことを考えると不安でたまらないというご家族も少なくないでしょう。それは病気を患うご本人も同じです。

認知機能の低下が目立つようになっていったとしても、ご本人のプライドや感情という大切な精神は失われません。

●自分がどうなっていくのかという不安
●幻視に対する恐怖心
●馬鹿にされていないだろうか?
●家族に迷惑をかけたくない

などの感情を抱くことでしょう。

介護をするご家族などは、病気なのだとわかっていても、「昔はこうではなかったのに…」などと相手に対して不甲斐なさを感じることもあるでしょう。

逆に「病気だから」と意識しすぎて、「自分がすべて面倒をみなければ…」「自分が頑張らなければ…」という気負いでいっぱいになっているかもしれません。

さまざまな症状はあっても、本人の人格そのものが大きく変わるわけではありません。現れやすい症状への対処法を知っておけば、家族や介護者の困惑も和らぐはずです。

家族の落ち着きが伝われば、ご本人も安心して穏やかに生活していくことができるでしょう。

病気を理解し、環境を整えましょう

病気自体の持つ特性を理解すれば、個々の症状には対応しやすくなるでしょう。ただし、個人差もあります。その人なりの「パターン」を把握することも重要です。

悪化のサインは人それぞれです。「状態の悪さは一時的なもの」と割り切って焦らないことが重要です。

●眠ってばかりで、ほとんど話さない
●敬語を使いはじめる
●幻視や誤認が増える
●トイレや着替えが上手くいかない
●動作が鈍くなり、歩行もスムーズにいかなくなる
etc…

「どんなことが」「どんな時に」「どこで」「どんな状況で」現れたのかを具体的に記録しておくなどしましょう。症状が現れやすい状況を事前に避けたり、対応策を見つけたりするうえで重要なヒントになります。

『外出時』
散歩や買い物などの機会を利用して出かけることは良いことです。ただし、複数のことがらに意識や注意を向けることが難しいため、つまずいたり、転んだりする危険性も高くなるので注意しましょう。
『時間帯』
一般に、夕方から夜間に状態が悪くなりがちです。暗さが幻視や見間違いを誘発することもあり、疲れが認知機能の低下に影響していることもあります。
『特別なことがあった時』
引っ越しや入院など、生活環境に変化があると、症状の悪化が起こりがちです。ただ、そうした「特別なこと」は、避けようとして避けられるものばかりではありません。普段以上に周囲の気配りが必要ということを意識しておきましょう。
『体調がすぐれないとき』
風邪をひいたり、便秘、脱水を起こしたりしているなど、体調が悪いときには、認知機能の低下などが起こりがちです。誤嚥性肺炎を起こしている可能性もあるので、体調の悪さを見逃さないようにしましょう。

当たり前のことですが、レビー小体型認知症を患っているからといっても、その人は、一人ひとり異なる歴史をもつ人間です。症状の出方や行動パターン、好きなこと、嫌いなことも一人ひとり違います。

同じ病気だからといって対応も一律でよいというわけにはいきません。

どんなときも、まずは本人の意向を確かめるようにしましょう。特に大事なこと…例えば、転居や医療機関の変更、治療方針の変更などは、本人の考えを尊重することが大切です。

ただし、無理に決断を迫る姿勢もまた、ご本人にストレスを与える恐れがあります。ご本人にはできないこと、わからないことは、周りの人が適切に判断しましょう。その際も、ご本人の確認をとることを忘れないでください。

幻視

幻視への対応「理解し、受け止める」

幻視の訴えは周囲の人を惑わせる症状のひとつですが、これも病気の特性です。いたずらに否定するのではなく、ご本人の訴えに十分、耳を傾けて下さい。

実際に存在しないことは明らかでも、ご本人にはありありと見えているのが「幻視」です。「そんなものはない!」「バカなことを言わないで!」「何言ってるの?しっかりしてよ!」という否定や叱責は、ご本人の不安や興奮を高めてしまいます。

【幻視への対応例】

『幻視が見える』

『見えていることを理解する』
どんなものが、どこにあるように見えているのか、十分に話を聞く。本人の不安や興奮が強いときほど、訴えに耳を傾けることが必要です。

『一緒に近づき、さわってみる』
幻視は、自分の方から近づいたり、さわってみたりすると消えることが多いです。ご本人ひとりでは近づきたがらないので、一緒に試してみるといいでしょう。

『別のことをするように誘ってみる』
散歩に誘ってみたり、簡単な用事をお願いするなどして、一旦、その場から離れてみるのも良い方法です。同じ場所に戻ったときには幻視が消えていることが多いです。ご本人が、その場から離れたすきに、錯視の原因になっていそうなものを取り除くのも有効です。

『いやだ・こわいという気持ちが消えればよい』
幻視や誤認は、折り合いのつけ方がわかればよいです。

幻視を抑える生活の工夫を考え、室内の環境を整えることで、幻視・錯視を減らすことができます。

『部屋の中を明るくする』
暗がりやものかげは幻視・錯視を招きやすくなります。薄暗いなかに無造作に置かれた荷物を人などと見間違うことも珍しくありません。照明をつけたり、カーテンを開けたりして部屋を明るくするだけで、幻視が消えることもあります。

『スッキリ片付けると見間違いが減る』
目立つ色の置物、壁にかけられた洋服などは、見間違いや錯覚といった誤認を招くもとです。壁の模様やシミが、浮き上がって顔に見えたりすることもあります。逆にいうと、スッキリと片付いたシンプルな部屋では見間違いも起こりにくくなります。

幻視や錯覚による誤認は、ご本人が混乱したり、不安になったりするきっかけになりやすい症状です。治療を始めても完全にはなくならない人が少なくありません。

ですが、まわりの人が適切に対応していけば、ご本人が「自分にしか見えないのだ」と納得したり、納得とまではいかなくても、嫌な気持ちは持たずにすむようになったりします。

「幻視などがあっても、混乱や不安を招かなければ良しとする」それくらいの気持ちで対応していきましょう。

幻視・誤認による「妄想への対応」

レビー小体型認知症にみられる妄想のもとは、幻視や誤認があることが少なくありませんが、突飛な考えのようでも確かな理由があるのです。

例えば、「窓の外に知らない誰かが立っているから、警察に電話しなくちゃ!」といって、110番に電話しようとするなどです。

妄想は「確信に基づいている」ことが多く、はたから見れば理解に苦しむような思い込みですが、ご本人にとっては正当な理由もある確信にみちた言動です。妄想という自覚はありません。

否定をされればされるほど「証拠をみせてやる!」「騙されないぞ!」などと考えてしまい、妄想がエスカレートしていくおそれがあります。

およそ見当はずれな言動を目の当たりにすると、妄想の根拠が正しくないことを説得したくなるものですが、説得して考えが改められることはありません。たとえ正しい理解ではなくても、本人が納得して落ち着ければ良しとしましょう。

説得よりも、納得してもらう方が大事です。
ご本人の苦しさを理解し、安心してもらえるように接しましょう。

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パーキンソン症状への対応

普段の生活のなかで、特に注意したいのが「転倒」です。転倒によるケガや、ケガの治療中に起こる活動性の低下が、症状の悪化につながってしまうこともあります。

レビー小体型認知症の人は、アルツハイマー型認知症の人に比べて10倍も転びやすいという報告があります。転びやすくなる理由はいくつかあります。

『パーキンソン病』
筋肉のこわばり、運動機能の低下は転倒を招く主要な原因になります。一回つまずくと姿勢を戻すことができず、そのまま転倒してしまうからです。

『視覚障害』
距離感がつかめなかったり、平面と段差の区別がつきにくかったり、まわりのものが変形して見えたりするため、歩きにくい。

『薬の副作用』
服薬の影響で、パーキンソン症状や起立性低血圧が起こりやすくなっている場合があります。

『起立性低血圧』
急に立ち上がったときなどにふらつきやすい。

『認知機能障害』
いくつものことを同時にすることが難しく、気にかかることがあると足元への注意が疎かになってしまう。

高齢になればなるほど、また健康状態がすぐれない人ほど、外出時より、むしろ自宅で転倒事故を起こす割合が高くなります。この際に、自宅の環境を見直してみましょう。

『出かけるときなど』
ズボンやスカートなどは、足が絡んだり、裾を踏まないようなものを選びましょう。ちょっと出かけるだけでも、サンダルのようなものは段差などに引っかかりやすいので、面倒でも靴を履いて出かけるようにしましょう。

『自宅での環境を見直す』
室内での廊下や段差は、スロープや手摺りを付けるなどしてできるだけなくしましょう。照明を設置して明るくするのも有効です。敷物の縁や家電のコードなどにつま先が引っかかり、転びやすいので注意が必要です。

それでも解消できない段差があるようであれば、周囲の人が「低くなっている(高くなっている)から、気をつけてね」と、声をかけてあげましょう。

『水場での注意』
台所や脱衣所などの床面は、水で濡れたらすぐに拭き取りましょう。浴室には滑り止めマットを使用するもの良いです。

周囲の人が注意を促すこと、転倒のきっかけになりやすい原因を取り除いていくことを心がけましょう。

パーキンソン病に関して、以前に投稿した記事があります。今、パーキンソン病に対して、大麻が素晴らしい効果を発揮しています。興味がある方は、そちらをご覧ください。

うつ状態への対応

レビー小体型認知症に伴いやすいうつ状態に対しては、薬物療法が試みられますが、薬だけで改善させるのはやはり難しいです。「これからどうなっていくのか…」という不安が本人を苦しめていることもあります。

不安が強いときには、そればかりに目が向きがちです。ですが、まずはそこから目を離し、日々の生活一つひとつを整えていくことを考えてみましょう。生活習慣の見直しは心身の不調を正す基本です。

『食事』
●1日3食、ほぼ同じ時刻に食べることで、身体のリズムを整える。
●幻視が見えて食べることを嫌がるときは、食器や献立を見直してみましょう。食器を無地にしてみたり、ご飯をおむすびにしてみたりすることで、食べやすくなったりもします。
●嚥下障害がある場合は食事の内容を工夫する。(お粥や軟飯、刻み食や一口大に変えてみる)
『運動』
●店頭には注意が必要ですが、できるだけ体を動かす機会をつくりましょう。
●日中はできるだけ戸外に出る時間をつくりましょう。
●デイサービスや訪問リハビリを積極的に取り入れるのも良いです。

その日によって状態は変化します。体調や状態があまり良くないときは、無理にいろいろやらせないほうが良いでしょう。多少のリズムの乱れは仕方ありませんので、目をつぶって見守りましょう。

『睡眠』
●うつ病は「眠れない」「暗いうちから目が覚める」などといった睡眠障害を伴いやすいですが、レビー小体型認知症の場合、うつ状態でも眠りそのものへの悩みは比較的少ないです。
●睡眠時に暴れることが多いようなら転落防止のためにベッド柵を取り付けたり、ベッドではなく、床に布団を敷くなどするのもよいでしょう。ベッド柵を取り付ける際は、柵に厚い布を巻きつけておくとケガの防止になります。

睡眠中に大声を出したり、暴れたりするときに体を触れたり、ゆすって起こしたりすると、夢と現実が混ぜこぜになって混乱したり、興奮がひどくなったりすることがあります。無理に起こさず、少し見守りましょう。

入眠されてから真夜中にかけて異常言動がみられるようであれば、レム睡眠が続く時間は短いので異常言動は長引かないでしょう。しばらくすると眠りが深くなって静かになるので、そのまま眠らせている方が良いでしょう。

逆に、明け方近くから異常言動がみられるようであれば、眠りが浅い状態が長くなるので、起こしてしまう方が良いでしょう。電気をつけて明るくしたり、目覚まし時計を鳴らしたりして自然に目が覚めるように働きかけると、ご本人にとっても負担が少ないです。

目覚まし時計の音は、夢の世界から現実の世界に戻るスイッチの役割を果たしてくれます。ご本人が愛用していたアラーム音がなる目覚まし時計や、音楽を流すなどしても良いでしょう。

極論ですが、人生は食べて動いて寝ることの繰り返しです。その一つひとつの要素やリズムを整えていくなかで小さな喜びを感じられるようになれば、不安も自然と小さくなっていくモノです。

大切なのは、不安を強めないようにすることです。日々の生活にメリハリをつけながら、穏やかに過ごせるようにすることを考えていきましょう。

医療大麻のお医者さんこと、GREEN ZONE JAPANの正高佑志先生は、以前からYoutubeで、「大麻を使用すれば、うつは改善されるのがロジカルではないか?」と仰っています。

実際に大麻を医療用として認めている国では、うつ病の患者に対して、大麻の使用を勧めている国もあります。

自律神経症状への対応

自律神経症状は多種多様で、ときに病状の悪化をまねく原因にもなります。ですが、その全てを薬で改善しようとすると副作用の問題があります。

一つひとつの症状を薬でコントロールするのは難しいため、基本的には食事や運動など、生活面での工夫で対処していくことを考えましょう。

とはいえ、それにも限度があるでしょう。不快感が強いようなら医師に相談し、薬の処方を考えてもらうのもひとつの手段です。

起立性低血圧に注意しよう

レビー小体型認知症の人に多くみられる「起立性低血圧」は、姿勢を変える際のちょっとした注意で、起こりにくくなります。

『起床時』
起き上がる前に、寝たままの状態で膝を曲げて足踏みをしてみる

『椅子やトイレから立ち上がるとき』
頭を下げた状態でゆっくり立ち上がる

『食事のあと』
お酒を飲んだ時は、特にふらつきやすいので要注意。

『風呂上り』
手すりなどにつかまって、ゆっくり立ち上がりましょう。長湯は避けた方が良いでしょう。

自宅などで、じっとしている時間が多いと、体内を循環する血液量が低下して起立性低血圧がより起こりやすくなります。歩いたり、体操をするなど体を動かすことを続けながら、急に立ち上がらず、頭を下げた状態でゆっくりと時間をかけながら姿勢を変えていくことを心がけましょう。

食事への注意が悪化を防ぐ

自律神経の障害が関係する症状のなかでは、嚥下障害や便秘がよく起こります。いずれも食事の工夫が必要になってきます。

『嚥下障害とは?』
食べ物を口に入れ、噛み砕いて、飲み込むという一連の流れのうち、飲み込む過程に問題が生じている状態です。自律神経の働きが大きく関わっています。

嚥下障害が起こりだすと、「むせ込み」「窒息」「誤嚥性肺炎」などに注意が必要となります。献立を工夫するなど、むせたときの対処法も身近な人が覚えておきましょう。

嚥下障害

『その他の注意点』
●とろみ剤を使用したり、片栗粉などでとろみをつけた出し汁をつけると、飲み込みやすくなります。
●食材を小さく刻みすぎると、かえって飲み込みにくいことがあります。
●少しずつ、ゆっくりと口に運ぶように促しましょう。
●むせたときは、顔を下に向けて口の中のものを吐き出してもらう。そのあと、背中をさすり、ゆっくりと息をしてもらうようにする。
●食後は歯磨きをして、口の中を清潔にしておく。

トロミ

水分不足や食物繊維不足の便は硬くなり、ますます出にくくなってしまいます。食べるもの、飲むもので「出しやすい便」をつくりましょう。

『便秘解消のコツ』
●やわらかく煮た野菜などで食物繊維をたっぷり摂る。
●食事の時だけでなく、こまめに水分を補給する。
●体を動かしたり、お腹をさすったりして腸の動きを促す。
●どうしても便秘が続くときは、医師に相談して緩下剤を出してもらう

水分を摂ると、それだけトイレに近くなります。レビー小体型認知症の症状から動作がゆっくりになるため、トイレに間に合わずに服を汚してしまうことがあります。夜間だけでも、室内にポータブルトイレを設置し、使用することも検討しましょう。

社会資源の活用

家族の負担が大きくなると、その方を支えきれなくなることもあります。今現在、困っている場合だけではなく、「これから」に備えて利用できる制度を調べておきましょう。

治療が始まっても、「今、受けている治療でよいのだろうか?」「これからどうなっていくんだろう?」など、ご家族の不安は尽きないことでしょう。

家族だけで悩んでいるより、まず相談してみましょう。話を聞くなかでできることも見えてきます。

『よくある相談内容の例』
●診断に不安。専門の医師を紹介をしてほしい
●現在、受けている治療は適切なのだろうか?
●この先、病状はどのように変化していくのだろう?
●介護のコツがわからない
●どんな制度が利用できるのか?
●家族が介護で疲れきってしまった。
●胃ロウをすすめられているが、どうしたらいいのか?
●自宅での介護が難しい。受け入れてくれる施設がないか?

など…

レビー小体型認知症を支える家族は、生活上の負担や不安を感じることも少なくないでしょう。

今現在は、特に問題なく対応できているとしても、ご本人の状態の悪化を完全に止めることはできません。状態の変化によっては、家族の負担が増し、ご本人を支えきれなくなってしまうことも考えられます。

だからこそ、公的なサービスや、介護をする家族のための集まりなど、利用できる社会的資源について調べておいたり、積極的に活用したりして、家族の負担や不安を減らしていくことが大切です。

『介護に関する相談窓口』
【地域包括センター】
地域包括支援センターは、高齢者の暮らしを地域でサポートするための拠点として、自治体などにより設置されている機関です。似たような施設に居宅介護支援事業所があります。この居宅介護支援事業所は要介護認定を受けている高齢者のケアプランを作成する施設ですが、地域包括支援センターは、すべての高齢者の相談を受け付けています。

【レビー小体型認知症サポートネットワーク(略称、DLBSN)】
2008年に発足した家族会「レビー小体型認知症家族を支える会」の後継組織です。介護家族だけでなく、DLB患者ご本人、ケアスタッフ、医療関係者と病気やケアについて学び、支え合っていきたい、情報共有したい、そんな願いをもって取り組んでおられます。

【認知症コールセンター】
都道府県や大きな都市などで実地している電話相談事業です。本人や家族からの相談を受け付けています。「認知症コールセンター」で検索すると、お住まいの地域から探すことができます。

介護保険制度は、それぞれの介護の必要度に応じて、各種の介護サービスを1割の負担額で利用できる公的な制度。在宅者向けのサービスと、施設型のサービスがあります。

詳しくは以前に投稿しました記事を参考にしてください。

医療費や介護の負担は、家族の生活にも大きく影響してきます。利用できる制度があれば積極的に活用し、家族の負担を減らしていきましょう。

『特定疾患医療給付制度』
パーキンソン病の病状がある程度進み、「特定疾患」の患者として認定されれば、医療費の補助が受けられます。レビー小体型認知症と診断されている場合、パーキンソン病がひどくなっても、この制度は利用できませんが、「認知症を伴うパーキンソン病」と診断された場合には、利用できる可能性があります。

最後に、レビー小体型認知症が発症した後、時間が経つにつれて起こるかもしれないことをいくつかお伝えします。

●うつ状態や幻視、睡眠時の異常行動は減る。
●パーキンソン症状や、認知障害は徐々に進む。
●喉の障害が起こり、声が出にくくなったり、嚥下障害が起きやすくなったりする。
●口から食べられなくなった場合、胃ロウの設置をすすめられることがある。

レビー小体型認知症に、大麻は有効となり得るのか?

如何でしたでしょうか?アルツハイマー型認知症の高齢者が圧倒的に多いなか、あまり聞く機会は少ないでしょうが、レビー小体型認知症で苦しんでおられる方は確実にいます。

以前から、何度かnoteで記事を投稿していましたが、医療大麻を使用することにより、パーキンソン病やうつ病、睡眠の質やアルツハイマー型認知症が改善されたという事例はたくさんあります。

レビー小体自体の根本的除去は難しいとしても、大麻の持つ効果の恩恵を受けることにより、レビー小体型認知症の進行を遅らせることが可能なのではないかと感じませんか?

何より、パーキンソン病を伴うレビー小体型認知症に対して、処方される薬の量が多すぎます。効果がないのにもかかわらず、余計な薬を服用している方がとても多いのです。その方に必要な薬ももちろんあります。ですが、強い副作用を起こす薬をこの先、何年と服用し続けるのに何もメリットはありません。

そもそも、減薬を推奨している医師もいるくらいです。

日本では、たとえ医療目的だとしても大麻の使用は違法なので、現代医療の枠の中で減薬することの大切さを仰っていますが、ここに医療大麻という分野が加われば、発言されている内容も、もしかしたら変わっていたかもしれません。

超高齢化社会といわれる2025年には、認知症高齢者は700万人になるといわれているので、約140万人がレビー小体型認知症になるでしょう。

副作用の強い薬を飲み続けるよりも、減薬しながらも副作用のほぼない大麻を使用しながら病状を改善していくという選択肢を増やしてもよいのではないでしょうか?

日本でも、医療目的で大麻を使用することができる日が来ることを切に願います。そして、その日が実現するまで、介護従事者として大麻の必要性を発信していきます。

介護する側も、介護される側にも、大麻は必要です。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

冒頭でもお伝えしましたが、この記事は、全ての介護・福祉従事者の方や在宅で介護をされている方に少しでも多くの情報をお届けしたいがために、無料で掲載しております。

少しでも「チップ」という形でご支援頂けるのであれば、noteを続けるモチベーションにも繋がりますので、サポートが可能な方は是非よろしくお願い致します。少しでも私に興味を持っていただけましたら、「スキ」と「フォロー」も、よろしくお願いします。


現在の日本で大麻を使用することは違法です。大麻に対して、多くの人が偏見を持っていることも重々承知しています。ですが、現在合法となった国も以前はそうだった国がほとんどです。

ですが、2020年12月に国連が医療大麻の有用性をついに認めました!まだまだ全世界が、大麻の有用性について賛同したわけではありませんが、現在、約50カ国が大麻を医療目的として使用しています。
世界は、大麻に医療目的として使用する価値があると気付いているのです。

「百聞は一見にしかず」といいますが、「百聞は一服にしかず」です。そんなに大麻が嫌なら吸わなければいいだけですし、大麻の恩恵を受けたいけど、ハイになるのが嫌だ・怖いと思われるのなら、ハイにならないように摂取すればいいだけです。

ただ、大麻を必要としている人は確実にいます。その人が穏やかに暮らしたいと願う気持ちや、医療目的で大麻を使用したいと願う人の権利を、無知や偏見で奪ってはいけません。

この記事や動画が、人々が持っている偏見を少しでも薄くすることができ、貴方自身が大麻について「もっと知りたい」と思っていただければ、嬉しいです。

大麻のことについて、もっと知りたいと思ってくれた方は、是非、下記リンクをご覧ください。そして、日本にいる全ての介護従事者の方で、大麻合法化が必要だと感じている方は一緒に声を上げましょう!


GREEN ZONE JAPAN
医療大麻に関する、科学的エビデンスに基づいた正しい知識を日本に
https://www.greenzonejapan.com/

GREEN ZONE JAPAN Youtube


大麻活動家チェダー Cheddar The Japanese Cannabist
https://www.youtube.com/channel/UCNiGHkuCy7SkY-ocZNT2R7g



麻なび
大麻の情報に特化した総合ポータルサイト
https://asanavi88.com/


CBDの認知症への効能
https://cbdmednews.tokyo/


Marijuana.jp
国内最大の大麻に関する正しい知識を伝える総合メディア
https://marijuana.jp/

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