スペシャル解剖学【縫工筋】
こんにちはー!トレーナーの沢田です!
本日は縫工筋についてお話ししていこうと思います!
最近マニアックな筋肉続きですが、それぞれかわいい特徴があるのでぜひ最後までご覧ください!
早速いきましょう!
縫工筋とは
縫工筋とは、大腿四頭筋をテーピングのように斜めにペタッとくっついている筋肉です。
実は人間の筋肉の中で一番長い筋肉になります。
起始・停止
起始:ASIS(上前腸骨棘)
停止:脛骨粗面の内側(鵞足)
作用
股関節の1.屈曲 2.外旋
膝関節の1.屈曲 2.内旋
リリース対象
縫工筋は、半腱様筋、薄筋とともに鵞足を形成しています。
これらの炎症による膝の内側痛を鵞足炎と呼びます。
縫工筋が原因で鵞足炎の方は、リリース対象になります。
鵞足炎の原因が縫工筋であるかどうかをチェックする方法としては、自分で動かせる場合、股関節の屈曲外旋をしてもらいます。(ニーアップの外旋ver)
自分でできない場合は、股関節を多動的に伸展内旋して見ます。
それで痛みがあれば縫工筋だと言えます。
このように、筋肉は自分で収縮しても痛みを感じますが、伸張させても痛みを感じます。
伸張させる場合は、作用と反対のことをやればチェックできます。
余談ですが、半腱様筋である場合は、作用が股関節の伸展、膝関節の屈曲ですので、これに負荷をかけてチェックします。できない場合は他動的に股関節を屈曲、膝関節を伸展、下腿外旋させてチェックします。
薄筋の場合は、作用が股関節の内転なので内転させてみます。できない場合は外転させチェックします。
このようにそれぞれの作用からどの筋肉が原因で鵞足炎になっているのかを判断していきます。
また、内股のように股関節が内旋している方は、縫工筋が伸張されて拘縮している場合が多いので、リリース対象になります。
以上、縫工筋でした!
そんなにでかい筋肉でもなく、がっつり鍛える筋肉でもないので話すことあんまりありませんでしたが、内股の方は特に揉みほぐしておくようにしましょう!
それでは!!!