スペシャル解剖学【前脛骨筋】
こんにちは!パーソナルトレーナーのちょんまるです!
今回はみなさんの馴染みのない筋肉前脛骨筋についてお話ししていきます!
日常生活、特に歩くときにめちゃめちゃ重要な筋肉になりますのでしっかり抑えときましょう!!
それではいきましょう!
前脛骨筋とは
いわゆるスネにある筋肉です。歩行動作など日常動作において非常に大切な筋肉となっております!
疲労がたまりやすい筋肉なので積極的にリリースする必要があります!
そちらもこの後お話しします!
起始・停止
起始:脛骨上方外側1/2
停止:第一中足骨底
停止部
作用
足関節の1.背屈 2.内反 3.内転
歩行時の役割
前脛骨筋は歩行動作時につま先を持ち上げるといったような働きをします。
つまり歩行時はアイソメトリック的に常に働いていると言えます。
リリース対象
O脚気味の方は前脛骨筋が拘縮している可能性があります。
足関節が内転しているということは、下肢は外方向に出っ張っているような形になります。
ということは前脛骨筋は伸張され、拘縮してしまうというようなことがあります。
前脛骨筋は、短縮性あるいは伸張性どちらにせよ背屈制限やランニング中の脛痛が起きてくることがわかっています。
そのような方にもリリースの対象になるのではないかと思います。
筋連結
前脛骨筋は大腿直筋(股関節屈筋群)と筋連結しています。
ニーアップなどを行う際は、足関節も同時に背屈させて行うのが正しい動作だと言えます。
日常動作においても、股関節を屈曲した際に足関節が底屈していることはあり得ません。
歩行時のつまずきを防止するためにも、股関節屈曲時は足関節背屈するという正しい動作を身につけておく必要があります。
バレエやエアロビなど、美を追求するスポーツではつま先を背屈するのはNGですが、機能的なことを考えるとむしろそのような動きはNGということになります笑
(喧嘩売ってるわけではないです笑)
高齢者との関係
高齢者が特に鍛えた方が良いと思う筋肉は腸腰筋と前脛骨筋です。
前脛骨筋が弱化することによって、歩行時に足関節の背屈がスムーズにできなくなります。
そうなると、、、
つまずいて転ぶ→怪我をする→寝たきり→終わり
という未来が待っています^^;
トレーニング
(1)背屈を促すトレーニング
①仰向けに寝る(尻モチをついたような姿勢)
②足関節の背屈をする(パートナーがいれば徒手抵抗をかけてもらう)
(応用)ニーインしてしまう人に対して、膝の外から圧をかけて股関節の外旋を促しながら行うと、さらに効果的です。
(2)内転を促すトレーニング(がに股気味の人)
①仰向けに寝る(尻モチをついたような姿勢)
②足関節を内転する
注意点として、下半身あるいは下腿で内旋しないように!
あくまで足関節のみで内転する。
また内反もしないように気をつける。
していいのは内転のみ!
リリース
①仰向けに寝る
②股関節を内旋させる(前脛骨筋を上に向かせる)
③脛骨のすぐ外側を抵抗かけていく
以上になります!
目立たない筋肉でなかなか知ろうとも思いませんが、実はこんなにも大切な役割があったんだよ!ということをわかってもらえれば嬉しいです!!
きっとあなたの前脛骨筋も疲労してるので揉みほぐしてあげてください!
それでは次回の記事でお会いしましょう!さよなら!!!
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