4月読了本「ペッパーズ・ゴースト」伊坂幸太郎 伊坂節が炸裂で…好きです…!
今回はこちらを読みました。
何が伊坂作品を他にはない伊坂作品にしているのか…本当に面白かったです!
あらすじ
所感&伊坂作品の魅力とは
今回は少し不思議な能力を持っている国語の先生が主人公です。先生として、生徒の書いた小説を読んで感想を聞かせているのですが、いつの間にか大きな事件に巻き込まれてしまいます。本の中で、散りばめられているのがニーチェの言葉です。ツラトゥストラはかく語りき。永遠回帰とは、などなど。
伊坂幸太郎だなぁと思わせる伏線回収に、もう私の心は鷲掴みです。また、キャラが毎回とてもいいんですよね。今回の話でいうと、生徒が書く小説に出てきた、猫を愛する奇妙な二人組がそうでした。軽快な会話と素敵なキャラ。そして素晴らしい伏線回収。
檀先生という、頼りない、慌てふためく先生の目線で、我々読者もぐっと本の世界に引き込まれていきます。
今回も、何か話すとネタバレになってしまいそうで…それで記事が書けないなんて本末転倒だとは思うのですが。あぁ、私ももっと上手く文章を書ける人間になりたい。。。
小説を書きたいとは言わないですが、せめて本の感想をわかりやすく、かつ面白くみなさんにお届けできる程度には…!自分の語彙力のなさが悲しい。
とりあえず、分厚さを感じさせない軽快なトークと、あっと驚く伏線回収があることをお伝えしておきます。あと、とてもニーチェが読みたくなります。
まんまと読みたくなったので、ちょうどKindleunlimitedにあった「ツラトゥストラ」の上巻を読んでみようかと思ったのですが、意味がわからなすぎて3ページで挫折しました。。私にはまだ早かったようです。入門から出直します。