【本棚本書店】ファンタジー棚を作って思ったこと
こんにちは。
本棚本書店のちょこです。
11月12日(日)に吉祥寺のブックマンションさんにてオープンしたわけですが、選書にはちょっと(ちょっと?)苦戦しました。
なので今日はその話。
ブックマンションで借りる棚は、31センチ立方(奥行きはちょい短いかも)なので、自ずと置ける本の量に限りがあります。
百均で買った文庫を2段に並べるブックシェルフを活用して、あらかじめ家で並べて採寸して、本棚ぎっちぎちの量を並べました。
こんな感じに。
数えてみたら、31冊。
わお。
それでも実は、仕方がなく選書から外したものもあれば、入れたかったけど仕入れられなかったものなどもあり、ファンタジーはほんとうに大変だなぁと思いました。
今回気がついた、ファンタジー最大の特徴。
それは、
長編化しがち
ということです。
これは著者が初めから「ここまで書き切る」と決めて書いていて結果長かった場合と、明確な終わりがないまま書き始めて、めちゃくちゃ長くなった場合と、2種類あると思うのですが、いずれにしても長い。
短い、と思っていた『指輪物語』三部作も、文庫版で揃えたら12〜13冊になりますし(単行本だと7冊、大型本でようやく4冊)。
「全7巻」てはじめから言われていたハリポタも、蓋を開けたら5巻以降が上下巻(日本語ではね)になったので単行本で10冊。
初期ラノベだから薄いし本も小さいじゃん、という『スレイヤーズ』は現在本編17冊短編40冊ほど。
はじめは三部作だった「守り人」シリーズも、気がつけば12冊。
とかく異世界ものは長い。
じゃあいわゆる「エブリデイ・マジック」はどうかと言われると、確かに『不思議の国のアリス』は1冊で終わるし、「メアリー・ポピンズ」シリーズは4〜5冊くらい?
『クマのプーさん』は続編入れて2冊。
初期の児童文学はこのくらい短いですが、やっぱり1冊には収まらない。
さて、この収まらない本たちを、どうしようね?
本棚には限りがあり、一応今回のテーマを「人生を変えたファンタジー」としたので、ファンタジーの中でもまあまあ限られてはいるのですが、いうて今手元にあるファンタジー(および児童文学)は私の人生においては大切な本ばかりなので、つまり本棚本で紹介した本を本当は全部網羅したいのですよ。
悩ましい悩ましい。
本が売れたら別のシリーズを入れようかな、と思ったりもしたのですが、
本て、売れないよね、そんなにね。
新しい本を追加する日はやってくるのか?
だって今回も結局、気持ちを抑えきれずにナルニア全巻置いたし、スレイヤーズは第一部全部置いたし。
売れるわけないじゃん?
シリーズものの途中がさ?
つくづく、自分は「売れる本棚」に向いてないなぁと思います。
「読まれる文章」「聞かれる喋り」全部ダメ。
自分が「やってて楽しいかどうか」。
それで動いていますので。
なので、本棚本書店の本は当分変わらないと思います。
変われると嬉しいけどね。
変わっていってくれるといいな。
まだ1週間も経たないのに、もうすでにそわそわしています。
とりあえず今週末、ちょっと顔を出そうかしら。