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星空散歩【カミーノへ行こう:本編その18】

今日の歩行: 26キロ、7時間

朝6:20に出発。
真っ暗な中、星空が本当に綺麗。
詳しくないけど、3等星くらいまで見えるんじゃないかな?
星空があまりにも綺麗で、ヘッドライトの光があまりにも不粋で。

ヘッドライト消した。

満点の星空。
星あかりでもしっかり見える白い道。
行ける。
そんなわけで、道が細くなって危なくなるまで、明かりなしで歩いた。

全然行ける。
星って明るいんだね。
月は見えなかったけど、新月だった??

そんな感じで、町を出てちょっとしたところで丘に差し掛かる。
道は平らなんで問題ないけど、流石にライトつけたよここから。
けっこうな急な坂を、ぜいぜいしながら登る。
登った頃に日の出になるかなーと思ったけど、そんなことは全くなく、丘の上の台地を星空のもとひたすら歩く。

あたりが明るくなってきた頃、ようやく丘を下る坂。
急な坂なので足に気を付けつつおりる。
流石に日の出かな、と思っても日が出ない。
全然出ない。
丘のせいもあるけど出ない。
次の村が見えてきたかなーというところでようやくご来光。
8時すぎてた。

今日は途中2度の休憩を挟んで、サクサクと町に到着。
予定よりも早く着いて助かった。
一連のルーティンをこなし、今日は夜ごはんも適当に済ませるのでスーパーへ。
町の教会をふたつ見学。
ひとつは11世紀ごろに建てられたもので、スペインの教会にしては内装も彫刻も大変質素。
時代を感じる。

夕方6時から、もう一つの大きな教会で巡礼者用のコンサートがあるとのことで行ってみた。
18世紀からほとんどのパイプが現役のオルガンで、何曲かの演奏。
そのあとグレゴリオ聖歌の独唱。
最後にフルートで1曲演奏。
これ、1人でやってるのすごすぎないか???

聖堂でパイプオルガンとグレゴリオ聖歌を聴くという、大変貴重な体験をしてしまった。
やっぱり電子オルガンとか、コンサートホールで聴くパイプオルガンとは音の質が違うなぁ。
すごいなあ。
グレゴリオ聖歌はラテン語で歌詞を知らないとなんも分からないんだけど、キリエとハレルヤとルクス・エテールナだけかろうじてわかった。
これが教育の力。

そんなわけでいろんな珍しい体験をしたので満足。
明日は宿が先着順のところしかないから、がんばって早起きするぞー!

今日一番の撮れ高。

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