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そうだ、デイキャン△に行こう

KKK(このあいだ かわいいカップを 買ったので)

今年の4月ごろから散々騒いでいるのですが、『ゆるキャン△』にハマっています。
ええ、まだちゃんとハマっています。
今ならAmazonn KinnleでもPrime Videoでもあるので、みんな見てください。そしてキャンプにハマってください。

以来、虎視眈々とキャンプをする機会を狙っているのですが、山もねぇ!湖もねぇ!車もバイクも持ってねぇ!な都民のわたしは、リンちゃんのように気軽に行けるキャンプ地が近場にありません(富士山のある山梨県民はいいなあ)。
本格的なキャンプは道具や予算の問題があるので、とりあえずできるだけ手頃に、近場で…… と考えていたところ、お天気もいい感じに秋らしくなったので、先週のお休みにデイキャンをすることにしました。

目標は、「いい感じに開けた場所でまったりお茶を飲みながら本を読む」です。

それでは、アウトドア初心者による初デイキャン記録をお楽しみください。
(BGMは「ゆるキャン△8bit」でどうぞ。Prime Musicで聞けます。)

1.場所:荒川岩渕バーベキュー場

うちからだと電車1本で行けるお手軽さ。乗り換えがなく主要駅を通らないというのは偉大です。バーベキュー場は駅から徒歩20分ですが、、駅近にレンタサイクルがありました。やったぜ。
サイトから要予約で、かまどエリアと芝生エリアがあります。利用料は1人500円。
土日は予約いっぱいですが、平日だったのでガラガラでした(でも利用者はいました)。

エリアは思ったほど広くなく、低い柵で囲われています。
空いているので、川寄りに陣取りました。広くないのですが、それはつまりトイレも近いし、管理人エリアからも近いので、程よく目が行き届いている感じです。
ほかを知らないので比較はできませんが、とりあえずお試しでデイキャンするにはちょうどいいかな、と思いました。
利用可能時間は9:00〜16:00です。

2.道具を揃えましょう

ホーローカップを買ったのが、デイキャン10日前。そこから一気に道具を揃えました。
とはいっても、「ゆるキャン△」にハマって以来なんとなくチェアやデスクなどを見ていたので、改めてちゃんと探した、という感じです。
細々したレビューや購入までの紆余曲折はともかくとして、持って行ったのは大体こんな感じです(リンクはまとめて下に)。

・Poncotan ミドルバックチェア:4272円
・Soom Loom アウトドアテーブル:1780円
・固形燃料:600円
・Flying Tiger ミルクパン:440円
・マキネッタ用五徳
・茶こし
・ミニトング
・チャッカマン
・アルミホイル
・軽量カップ
・トレー
・ovject琺瑯カップ
・紅茶セット
・フリースブランケット
・ユニクロ ウルトラライトダウンコート
・ビーズクッション
・防災用アルミシート
・ゴミ袋
・お手拭き
・本
・充電器
・おやつ

なんと使わなかったものはひとつもなく、足りないものもない、というビギナーズラックを全振りしたかのような結果でした。
強いていえば、おやつと本がちょっと余りましたが、この辺は余らせるのが基本だと思っているのでセーフです。

3.デイキャンの目的:チャイ、そして本

「ゆるキャン△」の中でリンちゃんが、「キャンプでやることを決めておくといいよ」(時間があるから)と言っていたので、じゃあわたしは何をしたいだろう、と考えました。
ひとつは、本を読むこと。
これは、先日Fuzukueという「本を読むお店」に行ったときに、何時間もひたすら本を読み続ける、という時間がとても心地よかったからです。何にも邪魔されず、ひたすら本が読みたい、そう思いました。
(fuzukueのことはいずれ記事にしたいと思いますが、とりま店主の書かれた本を紹介しておきます。本読みとしては共感しかありませんでした。)

もうひとつは、チャイを作ること。
読書のお供に、わたしは紅茶を飲みます。コーヒー党には申し訳ないですが、時間経過でどんどん味が劣化するコーヒーよりも、冷めても変わらず美味しい紅茶のほうが読書のお供としては優秀です。
異論は認めます。
もともとチャイが好きなので、デイキャンにかこつけていろんなチャイのレシピを試していこうと決めました。
なので、今後のデイキャンには確実にチャイが付きます。

4.いざ出発

細々としたものを揃えて荷造りをしたところ、20Lのデイバッグとヨガマットのキャリーバッグ、食品の紙袋、と大荷物になりました(ここに行きがけに買った水2Lが追加されます)。
デイキャンなのに大荷物…… もっとサクッと済ませたいので、荷造りについてはちょっと考えないといけませんね。
でもビーズクッションは読書には欠かせないので、仕方がないと思います。
全部持って駅まで行き、電車に乗り、駅ナカでお昼のサンドイッチを買い、水を買い、自転車を借りてヨタヨタしながら川原まで走りました。なんとかなりました。

5.設営しよう

バーベキュー場に着くと、場所を決めて早速設営です。
芝生というより原っぱなので、思ったより虫がぴょんぴょんしていました。寒さ対策に持ってきたアルミシートを荷物置き用に広げて置き、そこから設営開始です。
家で1回やってみていたので、椅子の組み立てもテーブルの組み立ても簡単でした。5分くらいでできたのでは。

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それよりも時間がかかったのがテーブル上の設置でした。
火を使うのであまりごちゃごちゃと置きたくないし、でも食べ物も置きたいし、ちょっと雨が降ったり止んだりしているし……
ということで、そのとき使うものだけ出して、残りは紙袋につっこんだままアルミシートを被せておく形におさまりました。右手に荷物、左手にテーブル、という配置です。
もだもだしつつ、配置も含めてなんとか完成!
さっそくチャイを入れましょう。

6.はじめてのチャイづくり

ミルクポットに水と茶葉を入れて沸騰させ、弱火で2分。
牛乳を追加して強火、沸騰したら弱火で煮詰める。
カップに移して砂糖を入れて完成。

文字にするとこれだけの工程なのですが、
火をつける
蓋をする(アルミホイル)
火加減(弱火とは)
あ、風が……
など。

いろいろと気にすることが多くて、ものすごくもだもだしました。
ミルクポットは蓋のないタイプですが、お湯を沸かすには蓋があったほうがいいので、アルミホイルで代用します。
固形燃料は火加減ができないので、火はポットの外側まで回り込むくらいあります。これはもう仕方がない。アルミホイルで覆って調節しようとしましたが、アルミのほうが燃えて溶けたのでやめました。
固形燃料は手軽ですが、調節できないのが難点ですね。「弱火」のところは手で鍋を持って浮かせました。

それから風。
座っている分には気になりませんが、やっぱり火が流れます。
これも即席で、アルミホイルで壁をつくりました。そこそこ機能したと思います。専用の風よけもあるようなので、今度買おうと思います。

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そんなこんなで、1回目のチャイは、20分くらいかかってゆっくり準備しました。

しかしこれ、美味しい。
あと楽しい。

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2回目(お茶だけ)、3回目(お茶だけ)、4回目(チャイ)と、道具の扱いや沸かし時間の感覚が掴めるに従って、本を読みながら待つ心の余裕が生まれました。
これはもっと洗練できるし、上手くできるようになりますね。
確信。

それにしてもチャイはとても美味しいです。

7.ととのったー!

やっとお茶ができて、おやつに持って行ったエッグタルトを食べて、本を開いて、やっぱり小腹が空いて、もう一度お茶をいれて、サンドイッチを食べて、トイレに行って。

2時間くらいかけて、ようやく

ととのった

という感覚にたどり着きました。

そこから先は、思い出したようにお茶を飲みながら、ひたすら本を読み続けました。
はじめは曇っていて時折雨がぱらついていましたが、次第に雲が流れて、気がついたら晴れ間が広がっていました。
風もあまりなくて心地よく、ただひたすら、ひたすら、もくもくとページをめくり続けるのは、これ以上ない至福のひとときです。

1冊読み終わって時計をみると、14:30ごろ。
ととのうまでに時間がかかった分、タイムリミットに近くのがとても早く感じます。

改めてチャイを入れ直して、2冊目の本を開きます。
2冊目は、小説ではなくさらっと眺められるムック本にしました。実はもう1冊小説を持ってきていたのですが、そちらを読む時間の余裕はありませんでしたね。

8.まったり帰り支度

最後に焦りたくなかったので、15:30ごろから片付けをはじめて、15:45には撤収しました。
片付けに手間どることもなく、さくっと終えられてなによりです。
片付けのときに椅子やテーブルの足を拭いたり、小さく畳んでしまったりするので、やっぱりアルミシートを持っていっておいてよかったと思いました。


以上、初心者の初心者によるデイキャンの記録でした。

自分としては、これ以上なくうまく行ったと思うので、また行きたいと思います。
この週末は台風の影響で天気が良くないので、また来週以降、ですね。
しばらく荒川で練習したら、もう少し遠くにも行ってみたいです。


9.今回使ったものなど

レビューはまた機会を改めてしようと思いますが、どれも概ね使いやすかったです。



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