見出し画像

失敗なんてない自由なアートの世界! 『日光写真WS』虎の巻

カメラは使わないし、絵を描くのが苦手でもまったく問題なし! 子供から大人まで、手軽に体験できるワークショップです。光に反応して青くなる写真技法を使うので、日光写真と呼ばれています。正解も不正解もない自由なアートの世界をぜひ味わって欲しいです。

光が強く当たった箇所が紺青となって、当たらなかった箇所が紙の白い部分のまま。光の当たる量によって濃淡が描かれます

ワークショップの流れ

其ノ一 薬品を紙に塗ろう

まず紙に黄色い薬品を塗って乾燥させます。写真は紙全体に塗っていますが、真ん中だけとか自由に塗ってOKです

其ノ二 置くモノを選ぶ

紙を乾かしている間に何を置くかシンキングタイム! 悩ましくも楽しい瞬間
植物学者のアンナ・アトキンスは1843年に日光写真を使って植物図鑑を出版。世界初の女性写真家とも呼ばれています。なので、草花との相性はとても良いです

其ノ三 自由に置いてみよう

乾いた紙の上に好きなモノを自由に置いていきます。立体的なモノは置くだけですが、草花など平面的なモノはガラスや圧縮袋など入れて密着したりもします

其ノ四 光に当てよう

光がよく当たる場所に紙を置きます。その日の天候によって置いておく時間は変わってきます。もし雨だったら室内で紫外線ランプを使います

其ノ五 色が変わってきたらOK

光を浴びて黄色から変化した頃合いをみて紙を引き上げます。この日は天気が良かったので5分くらいで引き上げました

其ノ六 水で洗い流して完成!

其ノ六 水で洗い流して完成!

水道で洗い流すと徐々に青くなっていきます。その後、魔法のスプレーをひと吹きすると、鮮やかな青い色に変化! その後、乾いたら日光写真のできあがり

ワークショップの詳細情報

  • 場所 写真集食堂めぐたま 2階 東京都渋谷区東3-2-7(恵比寿駅から徒歩10分位)

  • 体験時間 2時間(当日の天候により多少前後する可能性があります)

  • 定員 4名(親子で1組もOKです)

  • 参加費 大人3,000円  小中高生1,000円

  • 体験枚数 2枚(水彩紙を使います。サイズは237×168mm)

準備・持ち物

  • 汚れても良い服装かエプロン(使い捨て手袋は用意します)

  • 紙の上に置いてみたいモノ(こちらでもいくつか用意します)

  • 日光写真を入れるモノ(紙を挟むクリアファイルは用意します)

次回開催日時

2024年6月1日 10時〜12時・13時〜15時
※日時は随時更新します

講師 山田谷直行

福島県西会津町にある出ヶ原和紙工房へ通って和紙づくりに携わり、日光写真と和紙を組み合わせた作品を制作する。国内外で精力的に展示活動をする現代写真家。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?