夜明けまでバス停で
映画を観る際に割と
「この俳優さんが好きだから」という理由で選んでいることが多かったことを振り返った。
例えば僕は、レオナルドディカプリオ氏が好きなので彼が出演している映画はよく観るし、山田孝之さんが好きなので、彼が出演している映画もほぼ観ている。『華麗なるギャツビー』なんて、ひたすらただただレオさまが格好良すぎるってだけの印象しかないw w
力が入っている映画や財力がある場合には、そりゃ自ずと広告や宣伝が目や耳に入ってくるわけですし、またまた有名な演者さんが出ているとなれば自ずと「推し活」勢も増えてくるわけ。
最近、知った 山口市立図書館。
2階にこじんまりとした映画館がある。席も決まっていないし、お客さんもパラパラ。
映画のラインナップも先のそれとは違って、普段過ごしていても目や耳にはかかれない作品ばかり。
てことでこの日はポスター初見の際から気になっていた映画「夜明けまでバス停で」を観た。私は会員なので800円です。非会員は1300円だっけかな?
そこいらのお金かかって数千円か払ってみる映画よりもコスパも内容も良い。こないだ観た「猫たちのアパートメント」もテーマからメッセージ性もあってとても良い映画でした。
私は俳優さんらはそこまで詳しくないが、なんか見たことある人レベルな俳優さんらは出ている(失礼つかまつっている…すいません。)
本作は、事実をモチーフにコロナ禍に奔走される1人の女性を中心に描かれた作品で、とにかくもうリアル。
ああ、どうなるんだろう、というスリルさも現実のリアルさと混ざり合ってとても入り込めた。
ほぼほぼ大して話題にならず、そこまで光を当ててもらっていないことにどこか不気味さや怖さすら覚えるほどに、素晴らしい作品です。
コロナ禍で社会が激変してしまったここ数年。それぞれの立場でさまざまな目線や想いを抱きながら今立っている場所を見つめる機会にもなるでしょう。
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