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【史上最大級の爽やかセクシー】The Name Chapter: TEMPTATION 総じて悪魔的中毒のアルバムだった。【TXT】

【史上最大級の爽やかセクシー】

そんなキャッチコピーを掲げてついにTXTがカムバック!
そう言われていたが果たして…?
うわ、爽やか!シュルルの出だしから駆け抜ける爽快感!
そしてサイダーのようにシュワッと弾けたと思いきや、迫り来るセクシー!いい感じに爽やかとセクシー挟んでる。
待ちわびたカムバ!ついに全曲公開!
これは早々書かなきゃいけないと思い(もはや使命)
カタカタとキーボードを打っております。
これから色々な方々がレビューを書くと思うんだけど、とても楽しみにしている。色々な方の曲に対しての想いを見るのが好きなので…
私のレビューも楽しみにしてくれてる方がいるので長くなると思うけど語ります。

1.Devil by the Window (자정의 창가에서 만난 악마의 목소리는 달콤했다)/窓際の悪魔(真夜中の窓際で出会った声は甘かった)

やっぱりエタナリだった。
エタナリ勢大喜びでしょこれは。
ガラッと転調する感じもテンポ似てる!
というかエタナリの逆バージョンだね、これ。
このドンドン響く重低音がまた緊張感を煽り、ふとゆっくりになると甘さが伝わってくる。
このメロディだけで甘さに酔いしれてしまう。
後半の方(2分40秒あたり)からDittoと同じリズムが裏メロで入ってるのでそこも注目して聞いてほしい。
前回はライブの時にエタナリの前にやってほしいって書いたんだけど、やっぱりエタナリの後に歌ってほしい。
歌詞を見た感じそっちのほうが良いですね。

木曜日で進むと決心した少年が、次は真夜中の窓辺で甘い誘惑を囁きかける悪魔に出会います。
少年はびっくりして「Uh, whatcha doing?(え、何してんの?)」と聞くと
悪魔は「You got some time today?(今日空いてる?)」って聞いてきて「遊びにおいでよ。そのまま眠りにつくだけ、いい夢を見るだけだよ」と少年を誘うわけです。
少年は心の中で「こいつ、迷惑だな」って思いながらも、現実が辛くて逃げていたばかりの少年にはこの言葉があまりにも魅力的で。これからは前に進むんだ!と決心した少年の心はいとも簡単に崩れ落ちて誘惑に惑わされ、断ることができずに自分の人生と引き換えに甘い空間へ行ってしまうんですよ。
途中で自分の意志が戻ってきて「こんな事していちゃ駄目だ」となるんだけど、結局は本人も今起こっていることが現実なのか、何が嘘なのか区別がつかないんですよ。
そしてそのまま誘惑の海に溺れていって悪魔は「“Dream on, dream on, good night!“」と言うのですが、直訳すると「夢を見続けて」なんだけど、意味としては「夢でも見てろ」みたいな。動詞から始まり「!」がついているのでちょっと強く言う命令形。
「ほら夢でも見てろよ、おやすみ」と少年を引きずり込んで眠らせるんですね。
それに続くのがタイトル曲の「Suger Rush Ride」なんだけど。
やっぱりアルバムの一曲目ってすごく重要。
一曲目だけでアルバムの大体の内容を物語ってるというか。
本当にTXTのアルバムって一つの物語になっていて、これだけで映画を見たような気分になれる。さすがビッヒ…

この曲のダンスとても好きで、ちょっと語らせてもらうけども、「Uh, whatcha doing?(え、何してんの?)」「You got some time today?(今日空いてる?)」のくだりの部分、ヨンジュンが少年役で頭を一瞬抱えるんですね、そしたら悪魔役のテヒョンが耳元で囁きかけるんですよ。
この振りめちゃくちゃ好きで。しかもこの時のヨンジュンさんの歌い方も今までのスタイルとめちゃくちゃ変えてるんですよ…新たなヨンジュンさんの歌い方が聞けましたね。チェ・ヨンジュンって何者?なんでもこなしちゃうんですよ。そして何を歌ってもチェ・ヨンジュンを感じさせるんですよね。流石ビッヒの伝説の練習生。

サビの「I met the devil by the window」で窓から悪魔が覗いてくる感じの振り付けになっていて分かりやすくて好き。
「“Dream on, dream on, good night!“」の部分も眠るジェスチャーの振りを入れていたり「Devil, de-devil (Oh I met the)」の部分から自分が誘惑に負けて酔いしれ、悪魔に飲み込まれて自分の体が宙に上がっていく様子の振りを入れてたり。少しGBGBと似た振付も入っていたり。
MVがあるとより良いけど、ダンスだけでも十分に伝わってくる。
表現力に力を入れたって言ってたけど本当伝わってくる。

2.Sugar Rush Ride

来ましたタイトル曲!シュルル!
アップテンポな爽やか曲!
出だしから最高に駆け抜けてますね~!
季節は冬だというのにこの曲を聞いてる間はまるで夏。

初めて聞いた時、途中にガッツリENHYPENと同じメロディーが入ってて笑ってしまった。笑
頭から「シュガラッシャ!シュガラッシャ!シュガラッシャ!シュガラッシャシャーシャーア!」が離れなくて大好きだわ、この歌…
爽やかさの中にもある甘さ。
口笛がさらに甘さを引き立ててる。

ヨンジュンさんが言っていたけど、この楽曲には「少年から悪魔」「悪魔から少年」に切り替わる部分があるって言っていて。
この口笛の鳴ってる時って「The devil said」から後で誘惑してる悪魔側なんですよ。この口笛で「もっとちょうだい」「こっちに来てよ、一緒に遊ぼうよ」って誘ってる。

そんな悪魔からの誘惑に少年は「Sugar rush-ush」とこの空間の魅力に浸りながら甘さに一時的興奮してるんです。
この甘さに浸った少年は悪魔に対して「君は僕に何をしたんだ。そのまま眠りにつくだけ、いい夢を見るだけなんて嘘つきだ」って言いながら、本当は誘惑された自分が悪いってわかっているのにまた他人のせいにするんです。
それじゃ前と同じだぞ少年~!
彼は成長しないんだよなぁ。
毎度最後には前を向くんだけどカムバするとまた同じことを繰り返しているような気がするけど

MVを見ると漂流でもしたんか?って思ったんだけども、どうやら違うっぽい。
空から水滴が落ちてくるシーンがあるんだけど、多分彼らは空から落ちてきたんですよ。あの列車に乗って。
「304 PROMISE(約束)」って書かれた列車に乗って一緒にここへ落ちてきたんですね。
列車はTXTの世界観の中で多く出てくる現世界と別世界を繋ぐものだものね。


目を覚ました少年達は楽しそうに海辺を走ったり、草原で遊んだりしてるんだけどボムギュだけは何だか暗いというか…
この空間を嫌って抗っているような感じに見えるんですね。
そして各自、自分を象徴する生き物に巡り合う。

ヨンジュン→花
ボムギュ→蝶
テヒョン→鳥
ヒュニンカイ→トカゲ
スビン→カマキリ

ボムギュだけは蝶から逃げて、この空間から鳴る耳鳴りに耳を塞いでるんです。

ヨンジュンなんて蜜を浴びてガンギマリしちゃってるのに。

自分の体から貧血になるくらいに血が抜けて甘さで満たされるほど、少年達にとってそれほどここは甘美な世界なんでしょうね。
このMV考察がめちゃくちゃ難しいから別バージョンのMV出たりしないかな。スタシカクレジット入れて。
出てくる動物とかもどっちかと言うとスタシカ寄りというか…
そういえば「K-pop GENERATION」で流れた、あの電話してるシーン無かったけど…?
別なストーリー軸のMV出るってことで良いかな?
今のところ、MVで何を伝えたいのか今までの世界観と繋げて理解するのが難しすぎる。ストーリー的にはわかるんだけど…
ただ、テヒョンだけは前を見据えているみたいで。
皆は動物と戯れているだけだけど、テヒョンは自分の象徴である鳥とリンクしている(共鳴?)ので自らの意志で先を見据えてこの誘惑に打ち勝ち、浮遊から自分の足で着陸するんですね。
おそらくだけどテヒョンが皆の洗脳を解いたのかな?
そして元いた場所に戻り、船に乗って帰ろうとする…ってところなんだろうけど、こっちとしてはあんなに酔いしれて腕毛逆立ててガンギマリしてたくせにシュガラッシャ節聞かせて盛り上げておいて急に現実に戻さないでくれよ感がすごいよ…

最後はヒュニンカイだけ振り向いて終わるんだけどこれもまた意味深。
私はヒュニンカイが悪魔の化身だと考察してるから(この話はまた別の機会に)何かあるんじゃないかと思ってる。
きっと彼はこの先に彼らがどの道を進むにもきっと妨害してくるんだろうななんて思ってるけど。

ダンスについても語ろうかな。
この曲のダンスとても好きで、ちょっと語らせてもらうけども、この曲の振付好きなところ多くて、「생각은 곧 숨을 멈췄어 When you get back(思考はすぐに息を止めたんだ 君が帰ってきたらさ)」ここのボムギュの振りがとても可愛い!
空から飛んで来たように「ただいま!また帰ってきたよ!」みたいな感じで、くるっと回った後に両手を広げ飛んでるように見せてる振りがすごく好き!

「Suger Rush」の時に足から胸にかけて上に手をあげる動作をするんだけどこれは自分の体に入った甘さが全身から込み上げてくるってことを表現したで解釈あってるのかな?

一度目の「I can feel 거부할 수가 없어 달콤한 그 devilish smile 넌 능숙히 잠긴 내 문을 열어」のダンス、ヨンジュンさんが宙に浮いてるようなダンスに「君はいとも簡単に心の中に入ってくるから僕はその誘惑を拒否することができない」(意訳)というような自分が抵抗できなくて流されるままに身を預けてると見えるようなダンス!
そしてデビルサイドで胸から手を下に下げて憑依されたような意味を感じさせる振り付けからの「Gimme gimme more(もっとちょうだい)」の時の人差し指をくっつけるダンス。モジモジしてる感じの。これはけしからん。めちゃめちゃ欲してるじゃん。もう十分甘いよ、お腹いっぱいだよ。
振り付け考えた人誰ですか?素晴らしい。
この楽曲には韓国の「춘향가(春香歌)」って曲から歌詞を一部を借用したり、ダンスに取り入れたりしてるみたい。

二度目の「I can feel 거부할 수가 없어 달콤한 그 devilish smile 넌 능숙히 잠긴 내 문을 열어」のところはテヒョンが誘惑に抗おうとしてるけれど、結局は拒否することが出来なくて誘惑側に引きずり込まれるって表現の振り付けすっごい好き。わかりやすくこの世界観を表現されてる振り付けだなって思う。
これからも色々歌番組に出るから振り付けを見るのが楽しみ。

3.Happy fools

来ましたね~!幸せな愚か者。
ボサノヴァ×ヨンジュン最高!!!
この曲はヨンジュンさんがエタナリ期に作業してた曲だってインタビューでいってたけど、こんなに素晴らしいものを何年も温めていたの?
もったいない!本当にもったいないよ!
ヨンジュンさんの作った歌をもっと聴きたい。
ミックステープとか出してもらいたい。もっともっとチェ・ヨンジュンの作る作品を味わいたい。
イントロからおしゃれで裏メロだけ聞くといい感じのCHILLサウンドで、心なしかLo-Fiも感じさせる楽曲。
これは自分たちの経験を詰め込んだ曲みたいで、ボムギュに言わせると”暗黒期”が入った歌らしい。
メンバーも作詞に携わったみたいだけど「달콤한 순간에 꽉 갇혔어 난 내일의 나에게 맡겨 고민들(甘い時間にぎゅっと閉じ込められたいよ俺は 悩みなんて明日の俺に任せろ)」(意訳)ここの歌詞書いたのカンテヒョンだろ。

ヨンジュンさんはもちろんなんだけど、スビン!!
格段に歌が上達している…!どうしよう…(どうしよう?)
特にHappy foolsとTinnitusについてはスビンのイメージって湧かなかったの。めっちゃくちゃ良いじゃん…!
今回はチェ・スビン大優勝アルバムじゃない?

「아주 달콤한걸 꿈만 같은 guilty pleasure 눈앞에(すげー甘くて夢のような罪悪感が目の前に)」
ここのヨンジュンとスビン歌い方が良い~~~!
最後の「ぬなぺ」の歌い方が特に好きで…!
ビブラート最高。ヒョンラ最高。

簡潔にまとめると「未来のことを考えるのはやめて俺は自由に今を生きたいんだ」みたいな意味合いの歌ですね。
BTS先輩は「夢」や「努力」を歌う一方、彼らは「諦め」を歌ってるんですよ。
自分達の思いも歌詞に乗せながらうまく世界観と繋げてるのもすごい。
何も言われなかったら普通に「Sugar Rush Ride」から抜け出せずにいる怠惰な堕落した少年だもんね。

これ歌詞聞いててびっくりしたけどフィーチャリングしてるCoi Lerayさんが「Yea I like red roses(赤いバラが好き)」って言ってる部分があるの。
聞いた瞬間に「ブルオレじゃん!」ってなって。

ブルオレに「넌 빨간 장미를 좋아해(君は赤いバラが好き)」って歌詞があるんですよ。
ちょっとだけブルオレの話になるけど
「가고 싶어 산으로(山に行きたい)」「넌 파란 바다를 좋아해(君は青い海が好き)」って歌詞があって「가고 싶어 산으로(山に行きたい)」って「Sugar Rush Ride」でいるのがまさに山の森の中じゃないですか。
そして次には「넌 파란 바다를 좋아해(君は青い海が好き)」って「Sugar Rush Ride」では最後海に向かっていくんですよ。これを聞いて私の考えすぎかもしれないけど「ブルオレともうまく繋がってる!」なんて思いながら口角を緩めていたんだけど。
しかもこれcat&dogの「prrr prrr prrr」部分も前半に入っていて細かいところまで作り込まれてる~!って1人で悶えてた。笑
お友達のきょやちゃんもこれに気付いて固い握手を交わした。

この歌詞でボムギュが書いた部分があって。
「仕事ばかりのミツバチは夕焼けの空も知らないんだ。キレイかどうかなんて」の歌詞が、当時は仕事に必死で練習ばかりしていてずっと室内(練習室)に遅くまでいたから「夕暮れの空はこんなにも綺麗なんだ」と空の綺麗さがわからなかった自分達を働き者のミツバチと表現するボムギュの感性が本当に素敵で。
歌詞を書かせたら1番なんじゃないかくらいに個人的にボムギュの書く詞が好きだな。

他の歌詞は誰がどれなんだろう?気になるね。
個人的にスビンは「少し遅れても僕は怖くない。幸せな毎日だ」だと思ってる。
スビンがウィバスマガジンで月末評価の時に「他の人より遅れてゆっくり上がっていったんです。会社の人に相談した時もあって、今までの僕の成績表を見せてくれてその時に本当に少しずつだけど評価が上がっていってたと。「ゆっくりでも今のようにずっと頑張っていれば大丈夫。」と言ってくださいました。諦めずに頑張れば月末評価を受けなくなる頃には上位に入ることが出来た。」と言っていたインタビューが結構記憶にあって。
だからこの歌詞を書いたのはスビンなのかもしれないな、なんて思ってる。

私は前回のレビューでこうっていたんだけれど

Happy foolsって直訳すると「幸せな愚か者」なんだけど、これはどう捉えるんだろう?直訳通りでいいのか「馬鹿みたいに幸せ」なのか「おめでたい奴」みたいな感じ?歌詞を見る感じやる気ないダメダメ君ってとこだけど、多分シュガーハイのまま気分が高揚して何も手につけたくなくて「このまま誘惑に溺れていたい」って感じなのかな~。
それとも誘惑の罠にハマって抜け出せなくなってることに対して「愚か」だと歌ってる曲なのか?どちらにしても気になる~!

シュガーハイのまま気分が高揚して何も手につけたくなくて「このまま誘惑に溺れていたい」&「おめでたい奴」これが答えだったかもしれないね。

やっぱりトゥバの楽曲は最高だな、曲調からして大好きだHappy Fools。

4.Tinnitus (돌멩이가 되고 싶어)/耳鳴り(石になりたい)

これもまた神曲。
今回の楽曲はTXTにとって新しいものばかりだね。
曲調のリズムがテンポよくて良いな~!
前回も話したけどこのラテン的なリズム好きだな~!
ラテン×Together最高だ。

この曲面白くて、出来ればイヤホンとかヘッドフォンで聞いてもらいたいんだけどイントロ部分が1番わかりやすくて、アンダーザーシーのような水中にいるように音が籠ってるの。
「よく聞こえない」や「水槽」ってワードが出てくるように水の中にいる感じに聞こえて音がぼやっとしてる。
心情と音楽を合わせてるのが面白いよね~!
スティールパンとか使ってるんだろうか?

それにしてもテヒョンの声が映えてる!
テヒョンの「Yeah I want it, want it, want it, want it, want it, want it」の歌い方よ…めっちゃ格好いいな。

いやこれさ、私は前回のレビューでこういってたんだけどあながち間違ってないかも。

歌詞からもゼロバイを感じられるんだよね。「金魚鉢」とか「孤独」ってワードが入っててこれがゼロバイのアンサーソング的なものだったらどうしようなんて一人で考えてるけどそれはないか…

歌詞を見た感じ、GBGBのヨンジュン軸の歌な気がする。
GBGBでのヨンジュンさんはロック歌手らしき人物だったよね?
I know that I can't be a rockstar(ロックスターになれないなんて知ってるよ)」これってヨンジュンさんのこと言ってるんじゃないの?って思っちゃった。

この歌詞全体を通しての意味はいまいちピンとこないんだけども…笑
Wanna live 갓생」この「갓생」というのはGod + 人生を組み合わせて作った造語で「いい人生」という意味。現実も充実して計画的に過ごしながら他の人の模範になれる、そんな生き方のことを言ってる言葉なんですよ。
この少年は、自分はスプーン階級では下の方で皆が羨む生き方なんてできない。
「金のスプーンにはなれない俺はただの石ころだ」みたいな解釈したけど合ってるんだろうか…?
ただの石ころだとしても磨けば光るんだよ少年!
まだまだこれからだ!

Happy foolsでは好きなように生きたいってた少年が自分の存在意義が分からなくなり、自分には何もないただの石ころだと気付き、ここにいると成長は出来ないままだと解り、出る決意を決めた「Farewell,Neverland」に続くということかな。

5.Farewell,Neverland(네버랜드를 떠나며(さようなら、ネバーランド))

始まり方とこのギターが最高すぎる。
ちょっと、全然K-POP感ないじゃん。
スビンの声合ってるな~!
テヒョンの歌い方も好きだし、ヨンジュン節炸裂してる!
ヨンジュンさん本当に何でも歌えるんだよな。
歌えない曲調無いでしょ…Devilの歌い方もガラッと変えてたし、天才的すぎる。

「여긴 no home」の「home」の歌い方が個人的にはとても好き。全体を通してだと「Ooh-ooh-ooh, ooh-ooh Falling, falling」が大好き。
ここスビンだよね?ボムギュの声にも聞こえるけれど…

この滑らかな音程の切り替え方に風に揺られて落ちていく様を表現したようなメロディー。
音の切り替え方が本当に綺麗。
もうここに取り憑かれちゃってる。本当に好きすぎて。
プレビュー段階から褒めたたえていたけど間違ってなかった。最高だった。大優勝です。

ネバーランドという誘惑の空間にいた彼らはもう現実に戻らなければいけなくて。
ここは少年にとっては凄く居心地のいい場所であり、最後の避難場所。
でもこのままこの空間にいても、彼は成長できない。
だってここは彼が望んだものを与えてくれる場所だから。
この空間にいる間は成長する必要すら無い。だからといってこのまま少年がここにいるだけだと何も彼のためにならないし前に進むことは出来ないのでさよならしなければいけないんですね。それに少年は気付き、この空間から離れる決意をします。
これはこの空間に留まっていたいと願いながらも別れを告げ、地面に向かい全速力で落ちていっていってる少年達の瞬間を歌にしたものだと思っています。

「따사로운 매일 매일 같은 계절(暖かい毎日、毎日同じ季節)」
「소년은 자라나질 않아(少年は成長しない)」
「잠들지도 않는 태양의 입맞춤(眠らない太陽の口づけ)」
「누구도 별을 보지 않아(誰も星を見ることは無い)」

この空間は「眠らない太陽」と書いてあるように、太陽は沈まないのでいつも明るく、夜にならないので星は見えないというのが歌詞を見て分かります。
星が出ない限り彼らの使命である「運命の夜」を越えること、「星を目覚めさせる」ことができません。

「A paradise is full of lies(楽園は全部嘘ばかり)」
「외면하고 싶었어 난 oh(知りたくなかったんだ 僕は)」
「내 마지막 피난처(僕の最後の避難場所)」
「바랐어 endless flying(願ってたんだ、果てしなく飛べること)」

ここは少年にとって最後の避難場所であり、楽園だったけれど自分のいる場所が嘘だらけの世界だったことが分かり、知りたくなかったと顔を背けます。

「Neverland, my love 이젠 안녕(ネバーランド、僕の愛する場所さようなら)」
「And I’m free falling(そして僕は自由飛行するんだ)」
「별들아 모두 편히 자렴(星達よ皆ゆっくり眠っていて)」
「Till I be calling(僕が呼ぶ時まで)」

そして少年はついにネバーランドから離れる決意をします。
これから歩む道のりも長いだろうから、僕が呼ぶまで星達はまだゆっくり眠っていてね。と。

「No matter where I go 여긴 no home(僕がどこに行ってもここに故郷は無いんだ)」
「두려워도 난 더 아래로(恐れていても僕はもっと下に行くんだ)」
「안녕 Neverland, my love(バイバイ、僕の愛する場所)」
「Falling, falling(落ちていく、落ちていく)」
「아름다웠던 그 모든 게 진실이 아니란 것을 알기에 난(美しかった全てが真実じゃないと知るために僕は)」
「잔인한 그 거짓을뱉으려 해(残酷な嘘を吐き出すんだ)」
「무책임한 꿈의 낙원에(無責任な夢の楽園に)」
「마지막 인사를 건넬게(最後の挨拶をするよ)」

少年はここで見た美しかったもの全てが真実では無いことを知ります。
ここに僕の居場所は無い。嘘で塗り固められたこの楽園は、少年を甘い言葉で誘って引きずり込んで心を弄び、そのクセに責任は取ってくれないんです。
「こっちに来たのは君が決めたことでしょ?こっちはおいでよって誘っただけだよ」と。そんな楽園に少年は別れを告げ、全速力で空の上を落ちていくんです。

ここが最後の避難場所、と書いているあたり逃げるのはここで最後かな。
次からは進み出すチャプターに行くと信じたい…

星のワード出てきたけど、少年は自分に星を目覚めさせる役割があることを知らないよね?もしかしたらなんとなくわかっている感じなんだろうか。

ここまで全曲書いてきたけど、今回のアルバムは全部良すぎて様々なジャンルがありとても良い。トゥバの新しい一面を見れた感じがする。
でも一番のお気に入りは「네버랜드를 떠나며」だな。
大優勝すぎる。

総じて、Tamptationは少年への誘惑のアルバムじゃない。MOAである私達への誘惑のアルバムで、甘美の空間に誘い込み現実に戻させようとしない、彼ら5人が悪魔の役割をしてる。 考察もしたくてもお構いなしに此処から抜け出せない程に惹き付けてシュガーハイにさせる彼らにMOAは溺れていく。
そんな悪魔的中毒性のあるアルバムだった。
これからも新たなTXTの作品が見たい。
TXTを推してて本当に良かった。

私のお友達のスーちゃんが書いているnote、シュガラッシャとDaydreamについて熱く語ってくれているんだけど私が思っているシュガラッシャ、Daydreamへの感じ方が似ていて共感項目が多く、かつ面白かったのでここで紹介させていただきます。
(ご本人様の許可はいただいております)

シュガラッシャ、1.01本の指に入る|スー 

ここまで長くなってしまったレビュー、お付き合いありがとうございました。
カムバは始まったばかりです。これからも日々楽しみましょう!

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