営業担当にブチぎれたお話
心が弱く会社の人間関係によく悩む私ですが、今まで一度だけ営業担当にブチぎれて、食ってかかったことがあります。
まだ、社会人中堅になりたてで、会社というものが、ちょっとわかってきた若造だったころです。
当時、私はIT系の会社に勤めており、残業や徹夜が当たり前のような環境下にありました。
チームメンバーは体力と精神の限界にきており、体調を崩してしまうメンバーもいました。
ある日チームの近況を確認しに営業担当が現場に来訪し、チーム副リーダーをしていた私が近くの喫茶店に呼ひだされました。
その時営業担当がこう言いました。
「せっかく俺が取って来た大口の案件なんだから、みんなもっと気合いれほしいよ。今年の売上目標もかかっているんだから。」
イラっとしたのですが、それを言われた直後はとりあえず耐えました。
が、思わず一言返してしまいました。
「ところで、今年の売上目標予算って、どうやって決めたんですか?」っと。
営業担当は飄々と答えました。
「えっ。去年の1.2倍を設定してるだけだけど。」
あまりの低レベルな回答に、またまた思わず一言返してしまいました。
「はっ?もっと中長期的な目標があって、その投資金額を得るための逆算とかではないんですか?」
さらに営業担当は飄々と答えました。
「売上目標の設定はいままでもそうしてきたし、そんなもんだろ。」っと。
その時人生で初めて、頭のなかで"プチン"と音がなるということが、どうゆうことか知りました。
そして、気づいたときには食ってかかっていました。。
「なんだ!その低レベルな売上目標設定は!
そんなあやふやに設定された目標のために、俺たちは体すり減らして仕事してるのか!
なにが大口案件だ!こんなにみんな残業していたら、人件費ばかりで、いくら大口案件だろうと利益も出せずに将来投資にならないとは思わないのか!?
営業だったら、"気合"とか精神論言っている前に、もっとまともな仕事獲ってこいよ!」
疲れとストレスで、ストッパーが外れた瞬間でした。。
静かな喫茶店でいきなり大声を出してしまい、オロオロしているマスターと目が合った時に正気に戻りました。。
営業担当の呆気とられた顔には「こいつ普段はおとなしいのに、キレた。。。」と書いてありました。
今思い返すと、若気の至りって恐ろしい。。。
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