両足スピンから、片足スピンは生まれない

スピンを最初に習うのは、両足スピンでしょう、とりあえず簡単に誰でも回れます

そこから片足スピンをしようとすると、難儀します

それは、両足スピンと片足スピンでは、軸の作り方が違うからです

両足スピンの、回転の軸は体の真ん中両足の間にある、足の上には軸がない、上半身は垂直ですが、膝が曲がっていて立ち上がらないほうが安定します

片足スピン、体の軸は足から頭へ斜めで、この軸は天井から紐で吊るされて、そこで振り子運動しているのと同じ状態、小さな円を滑っているのである、膝はしっかり伸びて立ち上がらないとなりません

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スピンは、回転の軸と、体の軸、これが一致した状態で一点で回っていると、思っている人がいるかもしれません、それが理想だと思われますが、それは、フラットスピンなので、非常に不安定なのです(クリムキンのフラットスピン好きで繰り返し見ました)


しかし、その一点で回っているのが、ツイズルなのです、軸の一点で回っているから、エッジの向きに関係なく、楽に横移動します、体が垂直でしっかり伸びている方が軸は強くなります、だから、膝の曲げ伸ばし、上下運動は無いのです

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https://youtu.be/H16GRE52Zvw

一輪車でスピンをした時の事を思い出してください、スピン中はペダルを漕ぎ続けている、トルクをかけ続けています、それで小さな円を走っているのです、体の軸はタイヤの接地面から頭へ、斜めに通っています、上から吊るされた振り子運動です

https://twitter.com/kazunicycle/status/1470723623086624769?s=21

そのスピンからペダルを止めて、一点で回るのがピルエットです、体の軸と回転の軸は一致して垂直です、しっかり立ち上がって上に伸びている方が軸が強くなります



片足スピンに必要なのは、きちんと片足で立ち上がる事、身体はしっかり伸びて軸を強くする事



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