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番外編*特別展『毒』に行ってきた
国立科学博物館の特別展『毒』を見に行ってきました。きのこをやっていると、切っても切れない関係なのが毒。会期前から楽しみにしていた展示です。
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博物館に来るのは久々です。感染症が広まる前は美術展や博物館へ色々行ってたんですけどね。東京では一年中レベルの高い展示会・展覧会を開催しているので、東京近郊に住んでいると気軽に知識に触れられる機会が増えて、文化的なアドバンテージがありお得だなと思います。
閑話休題。
館内は一部を除き撮影可能(フラッシュ禁止)です。撮影可のものが増えたのは嬉しいことです。昔はねー、ほとんどが撮影禁止だったのよね。メモ取りながら回ったりして。
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巨大化させた生物の模型が目を惹きます。トゲや毒が出てくるところなど細かく作られています。
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おおっ本草綱目だー!個人蔵とのこと。こういった文献が個人宅でも大切に保存されているというのが素晴らしいですね。
さてさてお待ちかねの菌類コーナーです。ここまで来ると、飽きたり疲れて脱落する人が出るので、会場内が若干空いてきます(笑)
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毒きのこについて。鷹の爪コラボでかわいいイラストつき。ほとんどのきのこは食毒不明だって書いてありますが、これがなかなか世間には浸透しないんですよね。多分ここに来ている方も、この部分はほとんど読み飛ばしてるだろー。
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有名な毒きのこのレプリカなどが並んでいました。
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精巧に作られているので、きのこを覚えるには乾燥標本よりもこちらの方がいいのかも。
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これから行く方は、レプリカの傘裏も見てください!!ヒダとかもちゃんと作られているので必見です。下から覗き込む形になってめちゃくちゃ怪しいけど(笑)きのこ観察ってこんな時でも怪しい。
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熟したマンゴーと未熟なマンゴーの匂いを体験できる機械。熟した方を後で嗅ぐとしばらくマスクがマンゴーのいい香りで保たれるのでおすすめです!未熟な方も爽やかな香りですけどね。
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最後に。身近なところに毒物はたくさんあるよーという話。
毒と薬は紙一重。これは私も高校生くらいで毒物に興味を持ちはじめた頃から、そのままの意味でも、物事は表裏一体なのだという意味でも、ずっと心に留めておいて来たことです。私は大学で薬の原料になる物質を合成する有機合成化学を専攻していたのですが、元を辿れば毒への興味から始まっています。
会場内では生活の中で毒を上手に取り入れながら暮らしてきた人類の歩みが紹介されていました。危険物や毒と聞くと全て遠ざけようとする風潮に一石を投じる文言だと思います。
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最後にショップで限定のおみやげ品を購入!図録は買うつもりがなかったのですが、装丁が素晴らしかったのでうっかり買いました。また、平日限定の「薬屋のひとりごと」シールとファイルもいただきました!この作品は面白くてきのこも出てくるし、私もファンのひとりです。
さて。
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前売り券の『おおきなベニテングタケつきチケット』というのを購入していたので、おおきなベニテングタケをショップで引き換えてもらいました!
でかい!!
想像よりでかい!!!
持って帰るのが大変でしたが後悔はないです( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
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(実はショップで小さいほうのベニテングタケぬいぐるみも買ってしまいました)
ちなみに、科博地球館内のレストランでは会期中特別メニューが食べられます。
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パフェもありますので、ランチでもカフェでもおすすめです。
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