お乳が出るきのこ*チチタケ
チチタケという、お乳が出るきのこがあります。お乳って、そんな、動物じゃないんだから!って、まあ哺乳類などの子育てのためのそれとは違うんですが、お乳としか言いようのない汁なんですよ。
チチタケはこんなきのこです。傘と柄がベルベット状の質感で赤茶色、ヒダは白く密です。ヒダは茶色く変色することも多いです。
このきのこ、傷ついたりすると写真のようなお乳を出すんです。ね?お乳としか言いようのない乳白色の液体でしょう?
この乳白色の液体が出るのでチチタケと呼ばれています。ちなみにこの乳、触ってしばらくするとベッタベタになりますのでご注意。
色あい、ベルベット状の質感、乳が出ることなどから、同定は容易です。慣れると乳が出てなくても一瞥しただけでそれとわかります。ただ、チチタケのなかまでヒロハチチタケというヒダが粗いやつがありますので、ヒダの様子は必ず観察してください。
ちなみに、このチチタケは栃木県民に大変人気のあるきのこで、栃木ではチタケと呼ばれ、時期になるときのこハンターたちが目の色を変えて探しています。栃木ではマツタケよりも人気あるんじゃないかな。
なんで人気なのかは栃木県民に聞いてください(笑)
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きのこをかわいく撮れるレンズ増やしたいです🌱🍄🌿