見出し画像

関係性の深みを感じた〜黒鉄の魚影(サブマリン)を観ました〜

毎年公開日にコナンファンの友人と観に行っているのですが、今年は9月。
2023年は諦めるかーと思っていたんですが、まだ上映しててよかった。

実は映画を観に行くには、車で片道1時間半もしくは電車とバスを乗り継いで行くのですが、そこまで行動する気力が春にはありませんでした…

やっと自然に「観に行きたい」と思ったのがこのタイミングでした。
どうやら9月下旬で上映が終わるようだったので、ギリギリセーフで観ることができました。



私は名探偵コナンのファンです。
もともとミステリーやサスペンスが好きだったのでお話メインで好きになったのですが、
ある時、工藤新一役が山口勝平さんだと知ってからキャラにも興味が湧き、今や全方位から魅力を感じています。

今年の映画は内容が詰まりに詰まってて、これは感想を残しておかないと勿体無い!と思ったので、noteで残しておこうと思います。

早速話が逸れますが、
この時代は素晴らしいですよね
Spotifyにコナン役の高山みなみさんと立川譲監督、そして毎回違った声優キャストさんが3人でお話をするポッドキャストがありまして、
演技のお話や収録の裏話を聞くことができてすごく勉強にもなるし、1ファンとしてただただ尊い時間を過ごす事もできるという媒体が聞けるのです。
ご興味あればぜひ聞いてみてください。


さて、話を戻します。
今年の映画は黒の組織、そして灰原哀ちゃんがメインのお話。
哀ちゃんメインというのが大きくこれまでの映画と違う新しい所だと思います。
Spotifyでお話されていましたが、組織のことや哀ちゃん自身のことが紐解かれてきた今だからこそできるテーマであり、今後のコナンのメインストーリーに関わる内容が散りばめられたストーリーでした。
なのでネタバレは厳禁だなとも思いました。
本筋はできるだけ隠しながら綴るよう努めますね!笑

◎メインキャラのこれまでと違った顔が見れた

メインキャラの頑張りどころというか、今まで見てこなかった一面が見れるのが一つの見どころだと感じました。

博士が哀ちゃんのために一肌脱ぐところ。
ここは毎年映画の直前のアニメ放送でやる映画の前日譚的回(第1080話 灰原を狙うカメラ)でも感じる所なのですが、博士のいつもと違う必死な姿に哀ちゃんとの絆が感じられて胸が熱くなりました。

そして、今回もしっかり蘭ちゃんの格闘シーンがありました。が、こちらもまた違った感じに描かれていて、コナンとの共闘?関係性の成熟した感じがグッときました。


◎哀ちゃんの活躍

メインの哀ちゃんの描写では、コナンへの気持ちと黒の組織とのかけ引きにそれぞれドキドキしました!
面白いのが、コナンとの関わりにはお姉ちゃんと姿を重ねている蘭ちゃんの存在、黒の組織にはジン・ベルモットだけではなくスパイの水無レナや安室透がいること。一筋縄ではいかないそれぞれの動きに人間味が感じられて、ストーリーに深みがあったように感じました。

自分の運命から逃げない。必死に周りの人やコナンを助けようとする姿に、手に汗握りました。

◎ミステリー・全体のストーリー視点

頭の片隅でミステリー脳で観てしまう私は、様々な所作に気をつけて見ていたのですが(コナンファンは結構そういう人多いかもしれませんね)、推理部分もしっかり作られていて、やっぱりあれがキーポイントか!
この設定ならではだけど、しっくりくるなーと感じる内容でした。

また、インターポールの施設「パシフィック・ブイ」が舞台だからか、いろんな国籍・人種の登場人物が出てきます。文化の違いや人種差別についても少しストーリーに加わっていて、ハーフである哀ちゃんやオリジナルキャラの直美・アルジェントとの絆も素敵な見どころでした!

今回新たに出てくる組織の人物「ピンガ」
変装して劇中に出てくるところもありました。
こちらは声優さんの演技がすごかったです。
変装や性格が変わるようなキャラを演じるのはとても大変だろうなと思うのです。
声では全然分からず純粋にストーリーを楽しめて、感謝と尊敬の念でいっぱいです。


◎裏の主役では?水無レナ

私の肌感覚ですが、今回のメインは哀ちゃんでしたが、同じくらい水無レナも感情が動いていてメイン級の存在感がありました。
めっちゃ頑張ったね!って言ってあげたい(誰目線なんだろう…)
あと、水無レナの回想で父のイーサン・本堂が出てきまして、結果的に小五郎役の小山力也さんの兼ね役なんです。
小五郎役が小山さんになった時、イーサン・本堂はもう出ないのかな?別の役者さんになるのかな?と考えていたので、今回変わらず小山さんがされているのを見てスッキリしたのとなんだかホッとしました。


◎最後に…

最後に、安室の女(安室透ファン)としての私も満たされた映画でした。顔を使い分けてましたし、もう…なんといいますか…コナンがいい仕事しました!ありがとう!

主題歌の「美しい鰭」スピッツさんの作り出す爽やかなエモさがぴったりでした!
実は、映画館でちゃんと観ようと思ったきっかけの一つは美しい鰭を映画館の音響で聴きたいと思ったことです。
あの海の中のようなギターのエフェクト?弾き方?はなんなのでしょう。中途半端な知識で申し訳ないですが、あの音の中に浮かんでみたいです。

ネタバレをできるだけせず、思ったことを綴ってみました。
情熱に身を任せ、構成は何も気にせず綴りました。
読みにくいことは自負していますが、もしここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、深く感謝いたします。
読んでくださってありがとうございます。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?