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「プライドが高いね」と言われて、ChatGPTの強みは手のひらドリルなのだと気付いた

皆さんこんにちは。基本的にはおとなしく、応用発展的にはヤバい人とよく言われるしょこらです。

皆さんは内省って得意でしょうか?私は得意…と思っていたのですが、あまりに多くの人に「しょこらはプライドが高い」と言われるので苦手なのだと認識しました。はい…。

何かアウトプットをするということは、そこには想いがこもるものではないでしょうか。批評的な意見を、アウトプットへの意見と割り切って捉えられれば良いのですが、なかなか難しいものです。

それは…どうかにゃ…

とは言え、その姿勢は物の見方としてはとっても損をしているのです。物事は人の視点の数だけ見え方があるもの。自分の視野だけでは世の中の端っこしか見ていないわけです。

そこをなんとか「引いて見られるようにする」のが訓練ですが、最近ズルいショートカットを発見してしまいました。そう。ChatGPTを使えば良いのですよ。テクノロジー万歳。

と言うことで、今回は内省が苦手なしょこらが、複数の視点をサッと獲得するに至ってしまうまでのお話です。


ChatGPTの強み - 手のひらドリル

皆さん、早速ですがChatGPTの強みって何だと思いますか。案出しの優秀さ。確かに。ロジカルな説明。それもありますね。この点、私はChatGPTの強さは「手のひらドリル」にあると思っています。

例えば、ChatGPTに自身の強みを聞いてみます。まぁ、確かにそうだねとの答えが返ってきますね。

ウッキウキで答えてくれるChatGPT君

そして、そんな意気揚々と教えてもらったご自身の強みを、早速全否定してもらいます。自分で頼んでおいて何ですが、私すげーヤバい人ですね。

Chu!鬼畜過ぎてゴメン!

もうね、仕事でこんなことやったら速攻でアウト、人事ボタンポチリ案件なぐらいのお願いなのですが、ChatGPTは秒で対応してくれます。これがChatGPTの強みだと思うのです。

これはクリティカルシンキングと呼ばれている思考方法です。「批判的思考」と訳すとちょっと感じが悪いですけれども、要は別の視点からある意見を評価するスキルです。

これが上手いのは、自分の意見をすっと「引いて見られる」能力が高いなんですね。だからさっき言ったことの真逆で批判してみろと言われても、割り切ってロジカルに出来てしまうわけです。

これってものすごい強みだと思いませんか?普通は感情が少しは入ってしまうものです。そこで次は、ChatGPTにさらに進んだ手のひらドリルを見せてもらうことにします。

実践 - 手のひらドリル大会議

題材は何でも良いのですけれども、折角ですので私の前回書いたゼンゼロGemini記事を評価してもらいます。

この記事をChatGPTに、肯定する人、否定する人、全然違う意見を出す人の3人に分身して会議してもらいます。プロンプトは以下の感じです。

#リクエスト
以下の本文をA-Cの3人の人格で評価し、A,B,Cが会議を行っているように、交互に発言させて議論を進めて下さい。その上で、改善方法を3つに絞り込むまで議論を続けて下さい。

## A-Cの3人の人格
A-肯定的な意見のブロガー
B-否定的な意見のブロガー
C-記事を面白くするためには何でもするブロガー

### 本文
(以下に本文を貼り付ける)

すると、以下のような感じで会議が進みます。普通に見ていて面白いです。

肯定派のA君、頑張って…!

で、出てきた結論がこちらです。仰る通りですね…うん、頑張りますよ…(意気消沈)

ちょっと飛びすぎだったのかなぁ…

…なんて、大人しく引き下がるワケもなく、全員を混沌の渦に叩き込む大御所ブロガーDさんを投入!

カスパーが裏切った…!

で、Dさん投入で一度終わりかけた会議を荒らした結果、一応こんな感じで会議は着地しました。Dさん投入により、先ほどの結果から議論の結論が変わっているのが面白いです

読者視点が足りてなかったのかもしれない…(意気消沈)

面白いのは、さらにEさん、Fさんを投入したり、それこそご意見番で有名な著名人を投入したりして、もっと会議を荒らすことが出来る点です。最高。

お手柔らかによろしくにゃ…

ちょっとお遊び的に見えますが、真面目にこの複数視点での発想は自分ひとりでは難しいことでして、まさに批判的思考そのものなのです。

自分だけでは辿り着けない領域へと簡単に連れて行ってくれるChatGPT。もう案出しではChatGPTに勝てないかもしれないですね。

決めたいことも決められないこんな世の中じゃ

昔、コンサルティングファームで人に説明するのは苦手だけれども、ものすごく筋の良い提案をする人がいました。

でも、「なんでその結論になったのか」と聞いても、ヌケモレの多い説明で、正直ファームでは上手く行っていたとは言えない状況だったのです。

ですが、その方が自分で会社を立ち上げて、人にいちいち説明をしなくてよい立場になった時に、素晴らしい結果を残したのです。

実際のビジネスを回すには、野生のカンというか、ある種の嗅覚のようなものが必要で、案出しやロジカルに説明出来る能力は所詮ひとつのスキルに過ぎないのだなと感じたものでした。

何事も適材適所よ

ChatGPTによって案出しは確かに楽になるかもしれません。ですが、案出しはあくまで案出し。もっと大切なことは、その案の中から最高のひとつを選び、それが最高の案だと信じて行動に移すことです。

数多くの中からたったひとつを選ぶこと、そして、それを愚直に実行するには信念が必要で、つまりプライドの問題なのです。

案出しはChatGPTがやってくれますが、それを行動に移すのは私たち。これからの私たちには、数ある選択肢の中から自分のための最良を選ぶ嗅覚がより求められるのでしょう。ランキングとかではなくて自分の感性で。

と考えると、ChatGPTが案出しを手伝ってくれる世の中では、案出しよりも選ぶ方に向いているプライドの高さってそんなに悪いコトじゃないんじゃないかなーと、今日も反省しないしょこらなのでした。

ぜひChatGPT会議お試し下さいませ。ChatGPT4でやるより、ChatGPT4oでやった方が出力が速くてライブ感を楽しめるかなと思います。

その他にAIの使い方でこんな使い方をすると便利だよ、というものがありましたらコメント欄で教えて下さいませ。

ではでは。



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しょこら
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