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iPad miniとChatGPTで始めるアクティブリーディング

皆さんこんにちは、しょこらです。

少し前に「iPad miniでしかできないことは 2 つしかない」なんてnoteを書きました。そんな風に思っていた時代が私にもありましたよ。認めがたいものだね。若さ故の過ちというものは。

早速すみません。3つ目が加わってしまいました。それが今回ご紹介するアクティブリーディングです。iPad miniとChatGPTを組み合わせることで、全く新しい読書を体験できることがわかってしまったんです。

めちゃくちゃ面白いので、ぜひお試し頂きたく筆を取った次第です。ポイントは「資料は思考の呼び水」です。


読書の理想と現実

皆さんが読書をする理由って何でしょうか。もちろん楽しむためではあるものの、新しい知識を得るためだったり、新しい視点を得るためだったりと目的がある方が多いのではないでしょうか。

つまり、本を読み終わった時には新しい知識や新しい視点が身についていて欲しいものです。ですが、結構それって難しいのですよね。なぜかというとたいていの読書は「受け身」になってしまっているからです。本を読み終わった後に「あー面白かった!…で内容何だっけ…?」なんてなることはありませんか。私は正直よくあります。

それを解消する方法として昔から言われているのが「筆者との対話」です。つまり「この場合どういうことなんだろう?」「こんな風に考えたら面白いかな?」と自分で考えて読み進めるのです。良い本は「良い問い」をくれる本だと言われています。

…なんて言うけど、毎回毎回出来るかい!こちとらページ進めるだけで精一杯なんじゃい!とゴリゴリページを進めて本を閉じる。「あー面白かった、で内容なんだっけ?」この繰り返しです。

何を読んだんだっけ…

…なんてしょうもない私の読書を、iPad miniとChatGPTによるアクティブリーディングが解消してくれているんです。ということでやり方へGo。

iPad miniで始めるアクティブリーディング

では、具体的にどうやるかですが、とても簡単です。iPad miniを横向きにして、画面スプリット機能を使い、KindleとChatGPTを横に並べるだけです

画面上の"…"からSplit View

こうしておいて、本を読みながら湧いてきた疑問を、その時に、その場で、すぐに、ChatGPTに聞いてしまうのです。とにかく自分からアクティブに聞きまくるのでアクティブリーディング。

基本的すぎても何でも聞けちゃう

もちろん良い本には、その疑問の答えが先に書かれていることも多いですが、そうではない場合もありますよね。例えば、基本的すぎて聞けないようなこと、自分の状況にその考えを当てはめたらどうなるのか、といったパーソナルな疑問もあります。

そうした疑問を、その時に、その場で、すぐに、ChatGPTに聞いてしまうのが、この方法のポイントです。もうね、瞬間的に何も考えずに聞いてしまう。そのためには、本のすぐ横にChatGPTがないとダメなんですあとで聞こうは絶対聞かない。瞬間聞いてしまうのです。

この繰り返しをして読み終わった本は、本当に記憶に残っています。なんならChatGPTの履歴にも残っています。それをちらっと見るだけで内容を思い出せてしまうのです。

自分で能動的に読むことが理解や定着にどれだけ大切かということですね。これがいわゆる腹落ちということだと感じました

資料は議論の呼び水

こんな読み方をやっていると、時折本から脱線して、ChatGPTとの会話に移っていってしまうことも多々あります。でもそれが良いのです。

昔、コンサル会社に勤めていた時に、会議の資料を作っていた時の会話を思い出しました。

私が「会議の資料、もう少し作り込みたいんですけど、あと半日時間掛けて良いですか」と聞いたあと上司は手を動かしながら答えました。

「ダメだ。会議の3日前には完成させろ」

「でも、データがあると説得力が上がると思うので…」と私。すると上司は手を止めて、顔を上げて真剣に言いました。

「我々の目的は資料を作ることじゃない。良い会議をすることだ」

資料はあくまで議論の呼び水。その議論をどう進めたいのか、会議をどう設計するのかが重要であって、そこに時間を投じろとのことでした。

同じことが読書にも言えるかなと思います。つまり本を読むこと自体は目的なのではなくて、その知識を身につけることが目的なわけですよね。

そう考えると、疑問を持ちながらアクティブに読んで、脱線しては本文に戻るを繰り返す読書は、読み通す時間は掛かるものの、その方が目的に沿っているのではないでしょうか。

「良い本とは良い問いをくれる本」という名言は、資料は議論の呼び水に通じるところがありました。

レッツ・アクティブリーディング

ということで、iPad miniとChatGPTを組み合わせることでアクティブリーディングができるというお話でした。私のようなメンドクサガリ屋には、本のすぐ隣にChatGPTが常にあるという状況が本当の本当に重要なんです

ただ、このアクティブリーディング、1つだけ問題点があります。むちゃくちゃ疲れます。普通の読書の3倍ぐらい疲れます。まぁ、そこは頑張って向き合っていきたいなと思います。

また、読む本のジャンルも、問いをくれるような少し難しめの本が増えました。全く知らない領域は、目次をChatGPTに放り込んで、解説してもらってから読み始めるのも良いかもしれませんね。

このように、iPad miniと本はものすごく相性が良いのです。すでにiPad mini をお持ちの方、もしくは興味を持って下さった方はぜひ試してみて下さいませ。

やっぱり本は楽しいね

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ではでは。



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しょこら
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