見出し画像

Perplexity AIを「検索士」から「カウンセラー」にジョブチェンジさせたらスゴ過ぎた件

皆さんこんにちは。今日も今日とてAI活用に勤しむしょこらです。

前回のnoteでご紹介したように、最近はPerplexity AI、私の心の通称「パープレ君」といろいろと遊んでいます。

スッと検索結果出るのが本当に快適で、これまで重い腰だった案件を色々と調べてしまいました。例えば、情報過多でワケが分からなかったクレジットカードについてもスッとアドバイスをもらったり、iDeCoとかNISAについても教えてもらったり。

実際クレカは新しく作りかえました…

そんなパープレ君の検索を使っていると、想像以上にパープレ君が賢いことを実感しまして。検索以外もいけてしまうのです。するとChatGPTとどう棲み分けて使うのが良いのだろうと思い至ったのですね。

今回は、そんなパープレ君の実力を、ChatGPTとの違いに着目して試していたら、若干引くほどの結果が出てきたよ、というお話です。


Perplexity AIとChatGPTの違い

パープレ君とChatGPTの違いが分からなかったら、別に考えることもなく、それぞれのAIに違いを聞いてみればいいじゃん、ということで聞いてみました。ちなみに、AIに何かを比較してもらうときには「表にして」と聞くと凄く分かりやすく結果を出してくれます。

パープレ君曰くChatGPTと違うところ
ChatGPT4o曰くパープレ君と違うところ


ふむふむ、なるほど。ChatGPTとパープレ君の違いは、大きく2点で、1.回答を提供するか(パープレ君)、対話を提供するか(ChatGPT)と、2.データベースが外部か(パープレ君)、独自か(ChatGPT)にありそうです。

今回は上の2点のうち2番目のデータベースに着目してみます。

ChatGPTは独自のデータベースを使っており、何故その回答になったのかはブラックボックス。一方で、パープレ君はURL先の情報を使って回答したと明確でして、参照したデータを確認出来る点で優秀です。まぁ、これは一般で言われている通りですね。

そして、パープレ君のさらに優れている点は、この回答の参照先を指定することができるのです

”site:”を付けて指定可能。Googleと同じ

この"site:"の使い勝手が良く「特定サイトの情報のみを基に回答して」と聞けてしまうのです。この特定のサイトについて「のみ」聞けるのは、パープレ君の明確な強みです。

Perplexity AIに「私」を聞いてみる

はい、特定のサイトについて「のみ」聞けるということは「私のnoteについて"のみ"見て考えてね」とも聞けてしまうのです。

これまで、ChatGPTに何回か自分の記事を読んでアドバイスをもらおうとしていたのですが、URL先の文章を読むのがあまり上手くありませんで、時々エラーも出ていました。

一方で、パープレ君は高い精度でURL先にある私のnoteのみを読んで批評をしてくれます。前回の記事を読んで評価してもらうとこんな感じ。

普通に考えさせられるレベルの結果が出てきた…

もはやパープレ君は「検索士」を通り越して「カウンセラー」レベルに達してました。

もう3年前ですかね。noteをAIで分析してみようとしてみたのですが、あまり次に活かせる示唆を得られませんでした。それがこのレベルで、ひとつひとつのnoteへの細かなアドバイスを得られる時代にもうなったのかと驚きです。

さらに、もうちょっと踏み込んで、これまで書いてきたnoteの数々(たぶんタイトルだけ)を見てもらって「私とはどういう人間なのか」というのを聞いてみたのがこちら。

結果がエグい…

「実用性」、「創造性と効率性の両立」、「横断思考」…。なんとなく自分が普段考えていそうなことが言語化されていく、たっぷりの感動とちょっぴりの恐さ。

まさに占い師に気になるところをビタっと当てられてしまったあの感覚です。

率直に、「うわぁ、すんご!」という感嘆と共に「なんかコワい!」とも感じてしまいました。それはそうですよ。今まで私が何を考えているかなんて誰かに話したわけではないのに、AIから見ると思想が文章へとにじみ出てしまっているよと言われているようなものです。

え、キミなんで知ってるの…?

ホントに、この結果を見たときには、PCの前で若干固まってしまったのです。

簡単に「思想が分析される」未来

今回のパープレ君による「自己分析」を見ていると、昔の上司に「仕事では99%のことにはYesと言え」と言われたことを思い出しました。

若気の至りで、失礼ながら「長いものに巻かれろってことですか?」と聞いた私に、肩をすくめながらその上司は言ったのです。

「全てのものにYesと言えと言っているわけではない。ただ、普段から何でもNoと言っていると相手にされなくなる。絶対に譲れないもののためにNoは取っておけ

そして付け加えて、以下のように続けました。

「一度Noと言ったら撤回するな。最後までNoと言い続けろ。その意志と覚悟を持った時にだけNoと言え」

この教えは、長く私の行動規範になっている気がします。

Yes, Sir.

文章からにじみ出る「思想」とは、この自分に僅かに残った、1%の「絶対に譲れないもの」ではないかと思うのです。絶対に撤回できない「自分のためのNo」です。

逆に言うと、見ず知らずの初対面であるAIに、そんな大切に想っている「思想」を軽々と読み解かれてしまったことに、若干のコワ味を感じているのではないかと思います。

ですが、これからAIが社会に浸透していくということはそういうことで、自分が何者なのかを知らないうちに分析・分類化されていくことなのかもしれません。

そんな勝手に自分の言葉が分析される世の中では、より自分の言葉が、残った1%の「絶対に譲れないもの」の適切な表現になるように、発し方を磨いていかないとな、と身震いする今日この頃なのでした。

一つの太刀に全てを込められるように

noteやブログをやっていらっしゃる方は、是非パープレ君による自己分析、もしくはご自身の記事の評価をお試し下さいませ。第三者の眼が入るのって新鮮で面白いですよ。

その他、パープレ君やChatGPTでこんな使い方が面白いよなどありましたらコメント欄で教えてもらえますと大変幸いです。

ではでは。



いいなと思ったら応援しよう!

しょこら
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます!頂いたサポートは、noteを書きながら飲む珈琲になっています。一緒に珈琲乾杯しましょう!