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chocoZAPのビジネス爆伸について

こんばんは、エルモです。

RIZAPの新サービスchocoZAPが、飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びていますね。

chozoZAPは2年たたずでフィットネス業界で会員数No.1。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びているサービスだといえます。

今日は、簡単にchocoZAPについて取り上げてみます。

単なるヒットではなく、市場“創造”をした好例

https://ssl4.eir-parts.net/doc/2928/ir_material_for_fiscal_ym/140108/00.pdf

chocoZAPの爆伸は、マーケターとして個人的にとても嬉しくなるニュースです。

なぜなら、久しぶりにWEBマーケティングの世界で新規集客のヒットを見たから。しかも、極めて健全な形、かつ社会的に意義のある事業で、です。

※ここであえてビジネス的に成功と言い切っていない理由は、実際はまだ赤字を掘って新規顧客を開拓している段階で、そのビジネス成否の判断は、2-3年後にわかることだからと捉えています。

以下のように、チラシ、バナー、LPとコンバージョンに直結するクリエイティブの大量PDCAもX(旧Twitter)上で話題になっていましたね。

ちなみに、「WEBマーケで久しぶりにヒットをみた」と聞いて、そんなことないと思った人も多いかもしれません。

しかし、WEBマーケ成功事例の大半は、「思っていたものと違う」と騙し売りに近いプロモーションだったり、(限りなく黒に近い)グレーな商材など、表で堂々と言えない成功事例ばかりです。(※例外はオウンドメディア運営くらいでしょう)

競合がひしめき合う中で「CAC(新規獲得コスト)<<<LTV」を実現しようとするとグレーな商材・プロモーションだけが残る、というのはWEBマーケティングの世界が抱えている構造的な問題があったりします。

しかし、新規性の高いビジネスはその限りではありません

競合が少ないゆえ低CACに抑えることができるうえ、市場(ニーズ)さえあればドカッと新規顧客が流れ込んできます。(これが一番難しいのですが・・・)

音部さんは、良いマーケティングの定義は「市場を創造すること」と自著で語っていたのですが、chocoZAPはまさにその好例だと思います。

商品開発や消費者調査、広告開発や販促施策の実施などの活動を「マーケティング」と呼ぶことがありますが、マーケティングの本質的な定義は「市場を創造すること」です。

マーケティング=市場創造と理解すれば、「企業経営はマーケティングそのものである」という論も、「新しい価値を提案し、市場創造を続けることが、持続的な企業繁栄の道だ」と説いていると理解できます。新たに市場が創造されるなら、売れる仕組みにもつながることでしょう。

マーケティングの扉 経験を知識に変える一問一答

フィットネス業界のコンビニ的な立ち位置で、運動ライト層を取りに行っていること、これまで運動にお金を払っていなかった人たちがお金を出したという意味で、紛れもなく新しい市場を作り出した事例だと思います。

そのうえで、「ぶっちゃけchocoZAPってビジネス的にどうなの?」についてを考えていきます。

実際のところ、chocoZAPはビジネスとしてどうなの??

いくつかの観点で、chocoZAPのビジネス収益性を見てみたいと思います。

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