卒業式
春の雨が冷たい3月初旬に娘の通った高校の卒業式がありました。
蔓延防止措置期間中だったので、保護者の参列は1名まで、歌唱も音楽の先生がピアノを弾きながらの独唱でした。
学校の有り様も随分変貌し、何もかも手探りの2年間。
学校運営してきた先生方、そして生徒さんの声は、いつもの卒業式よりもずっと生々しく感じました。
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ぶっちゃけ娘はあまり成績が良くなかったから、小中学校の保護者面談ではいつも『机に向かう習慣をつけてください』とか『このままじゃどこの高校にも入れませんよ』とか言われちゃってました。
その度に『娘は勉強していないわけじゃないんです…むしろけっこう頑張ってるんです…でも結果としてね…これがなかなか伴ってこないんですよー』と何度言ってきたことだろう。
2月生まれで保育園育ちだったから、入学前にひらがなを書くことができなかった。
夜6時半に保育園のお迎えに行って、夜9時に寝かしつけるまでのわずかな数時間が食事・入浴込の母娘の時間でした。
2月に生まれた子の首がすわる時、4月に生まれた子は、もうつかまり立ちしていて、運動にしても、勉強にしても、ちょっとずつ皆より劣る差みたいものを縮めることは難しかった。
そんな娘が高校の卒業式で成績優良者として名前を呼ばれ壇上にあがった。
その背中を見ていたら、小さい頃泣きながら夜宿題をやってきたことや、漢字100問の再テストのために漢字練習帳にびっしり埋めた漢字たちを昨日のことのように思い出す。
いつだったか『小学生で25点でも、中学生で50点、高校生で75点、大学生で100点とればいいんじゃない?だって進学しても小学校で習うことを深堀りするだけでやること同じ内容じゃん。』とか
娘は言ってたけど、高校生になって自分の思い描いたようにちゃんとやってきた結果を出せるようになったということでいいかな…。
普段子たちに感謝なんかされたことがない毋たちは、卒業生代表の『ありがとうございます』の言葉にすっかり溶かされてしまう。
卒業式はいい。(T^T)
こちらこそ
母にしてくれてありがとう。
正門前で写真を撮る順番待ちを横目に、『卒業おめでとう』って言って娘をぎゅーっと抱きしめた。
そして2人並んで校舎に向って深々と感謝を込めて一礼をした。
なんとか入学式前に書き終わりました。ふうー
BiSH解散するの知らなかった💧久さしぶりに聴いたら、BiSHの曲が頭でずっとリピっている。
アイナ・ジ・エンドが1人で歌っているオーケストラもいいなぁ。
いつも読んでくださり
ありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶