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四年に一度
4年ごとの国民的行事、前半戦終了。
ときどき勘違いされるのだけれど、わたし自身はまったくのノンポリである。ただただ、オシゴトとしてかかわっている。
けれどやはり、一週間あまり濃密にかかわると、その人となりとかその地域ならではの“組織”みたいなものが見えてくるから、面白いなと思うし、それで好きになったり嫌いになったりということは、まぁよくある。そして結局は人柄ってほんとに大切なんだなと思ったりする。
大人になってしまうと(そして子どもとかがいないと)人生の節目みたいなものがほとんどなくて、気がつけばただただ年月を重ねてしまっているということが往々にしてある。けれど、この国民的行事は「そういえば4年前はどうしてたっけ」と自分自身を振り返るきっかけにもなる。さすがに4年前のことは覚えていたとしても、その前、8年前と12年前の記憶がごっちゃになっていたり、入れ替わったりしていることがあると、自分の記憶力なんて意外と頼りないんだと思わされる。最近は、GooglePhotoを見れば簡単に当時を振り返ることができるけれど、それでもやはり忘れちゃうもんは忘れちゃうんだな、これが。しかも写真というのはなかなか残酷で、過去の潑剌としていた姿を見るにつけ、変わってないつもりでも確実に老けていっている己にため息をつく。見かけだけではなくて、体力面はもちろんだし、内面も歳を重ねていることを実感する(内面がちゃんと成長しているのかどうかまではわからないけれど、、、)。
あまり過去を振り返ることをよしとしない向きもあるかもしれないけれど、こうしてときどき過去に思いを馳せるのはやはりわたしにとっては必要なことかなと思う。自分を取り巻く環境なんて変わってないと思い込んでいても、じつは結構変わっていることも多い。毎年毎年ではなくて、4年ごと、というのが絶妙なタイミングなのかもしれない。