【フランスおいしい旅ガイド】フランシュ=コンテの地方菓子
フランス東部コンテ地方の郷土菓子をご紹介します。
土地の産物を使ったお菓子
○セーシュSèche
この地方のガレットの一種。小麦粉、バター、卵黄、水、生クリームを混ぜ、マールかオレンジの花の水で香りをつけ、薄くのばして砂糖をふってオーヴンで焼いたもの。
○ロンサンRoncin
ヴォージュ山脈南方ベルフォールのプディング。牛乳に浸して絞ったパン、卵、砂糖を混ぜ、サクランボなどのフルーツを加えて型に入れオーヴンで焼いたもの。
キリスト教にまつわるお菓子
○ペ・ド・ノンヌPets de Nonne
修道女のおならの意。18世紀末、フランシュ・コンテ地方のボーム・レ・ダームの修道女が作り始めた。水とバター、塩、砂糖を沸騰させ、小麦粉を加えてこね混ぜながら水分を蒸発させた後、卵を加えて固めでなめらかな生地を作る。これをスプーンで取り分けて揚げ油におとす。