京都に行ったら立ち寄りたい喫茶店&カフェ・マイベスト10【2022年版】
京都には『京都喫茶文化遺産』という団体があります。経営者の高齢化や外資系カフェの進出で経営難になった『街に残していきたい喫茶店』を守り、受け継いで行くために結成された団体だそうです。
イマドキのおしゃれなカフェも好きですが、京都ならではの”喫茶店”も大好きです。京都に行ったら立ち寄りたい喫茶店&カフェのマイベスト10をご紹介します。
1位 喫茶マドラグ
烏丸御池にある「喫茶マドラグ」。藤井大丸店にも店舗があるので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。玉子サンドが有名な喫茶店です。こちらの店主は、『京都喫茶文化遺産』の中心人物だそうです。
この、喫茶マドラグ。以前『喫茶セブン』という昭和38年から約50年続いた街の名店でした。そのお店がまさに”経営者の高齢化”によって閉店したのですが、今の店主がその後を引き継いだそうです。さらにご縁あって、同じく閉店した『洋食店コロナ』の名物だった玉子サンドイッチを継いだそうです。いろいろ、面白い。
コロナの影響で、入店できる人を制限しているとかで、お店は1時間単位の予約制になっていました。13時ちょっと過ぎに着いたのですが、13:30の回なら空いていると。まあなんとかなるでしょうと、予約して、さあどうしようと地図を見たら、「御金神社」がすぐそばに。これは行けといくことだろうと、ありがたくお参りさせていただきました。
で、頼んだのは、もちろん玉子サンド。「コロナサンド」という名前で、この時期なんだかちょっと微妙ですが。でーんとやってきます!大きい!この厚さ!!牛乳多めの卵焼きのようですが、プルプル!パンも厚めで柔らかい。これ、どうやって食べるのでしょうか。。。
女性のお客様は、、、ということで、半分に切って食べてもよいようです。パンの片側はマスタードソース(マヨネーズ系)、もう片側はデミグラスソース(ケチャップ系)が塗られているので、交互に食べるのがおすすめだそうです。食べきれなかったら、お持ち帰りもできるようです。テイクアウトのコロナサンドもあるようですが、調理法が違うとか。
今、お店に立たれていたのは、若い男の子で、調理していたのは若い女の子でした。2つの伝統を引き継いで、後世に伝えている「マドラグ」さん。とっても素敵だと思いました。
2位 フランソア喫茶室
こちらも素敵でした!
「フランソア喫茶室」は、1934年開業。四条河原町の細い路地をちょっと入ったところにあります。イタリアの豪華客船の内装をイメージしているのだそうです。
クラシカルな内装と赤いビロードの椅子、ステンドグラス、そしてクラシック音楽とコーヒー。まさに”喫茶室”です!
京都のひとり旅。ちゃんとしたお店に行くのは気が引けたので、こちらのお店に夕方伺いまして、ピザトーストで夕食とあいなりました。夕方はさらにムーディーです。ピザトーストには、チーズとバジルがのっていました。
優雅なひととき。京都の歴史にふれたような気がします。
3位 六曜社地下店
六曜社は、河原町三条の交差点を少し下がった東側あります。 1950年地下の店舗から開業し、その後1968年に地上にも店舗を増やしています。ネルドリップで淹れるオリジナルブレンドを中心に、街のサロンとして親しまれています。1986年より京都ではいち早く地下店の自家焙煎珈琲専門スタイルが始まり、現在は珈琲豆の販売もしています。
一階店「珈琲店六曜社」は息子さんが、地下店「Coffee & Bar」は、お父様が担当し、メニューも営業時間もコーヒー豆の内容も異なります。
私は地下店に行きましたが、地下に降りる階段は秘密基地への入口のよう。店内はテーブル席が3卓とカウンターは14席。クローズドな空間にさらにドキドキします。名物は、自家製ドーナツ。外はカリっ、中はふわり。もちろん珈琲とよく合います。
4位 村上開新堂
京都最古の洋菓子店「村上開新堂」は、明治40年9月15日に寺町二条で開業。レトロな洋風建築は、昭和初期に建てられたものだそうです。東京にも「村上開新堂」はありますが、この2店は”関係ない”という記事も出ていますが、親戚筋のようです。
村上開新堂の歴史は、明治初年(1868年)に村上光保(むらかみみつやす)が、国家政策の一環として洋菓子製造技術習得を命じられたことからはじまります。そして、京都村上開新堂の初代は、東京開新堂の初代に西洋菓子の製造を教わったようです。とはいえ、本店・支店の関係ではなく、別会社なので、「関係ない」という話になったような… このあたり、別の大人の事情もあるかもしれません。
私たちは15:30くらいにお店に到着しましたが、カフェにはすんなり入れました。が、すでにオレンジゼリーや寺町バニラプリンは売り切れ。クッキー類も残り僅かなものも!缶クッキーは予約制で、半年後くらいに送ってくれるそうです。私は、カフェ限定のフォンダン・ショコラをいただきました。
5位 スマート珈琲店
1932年(昭和7年)創業。京都三条にある自家焙煎オリジナル珈琲豆のお店です。京都三条の寺町通アーケードの中にあり、京都市内に現存する喫茶店として2番目に古い店です。
スイスの山小屋をイメージした店内。朝昼晩同じメニューを同じ味で食べられるのがこだわりです。
フレンチトーストやホットケーキが有名です。
6位 進々堂
京都を代表するパンチェーンの「進々堂」には、ベーカリーレストラン、ベーカリーカフェ(セルフスタイル)、ベーカリーショップという3つの店舗形態があります。三条河原町店は、鴨川からも近く、観光の途中でより安いと思います。
7位 菓子工房&Sweets Cafe KYOTO KEIZO
京都の一流洋菓子店で40年活躍してきたパティシエ、KEIZO NISHIDA氏のお店です。お店は三条会商店街のアーケードにあり、築100年以上の町家をカフェとしてリノベーションしています。奥のアトリエで作る過程を、窓越しに見せてくれます。
お目当ては「10分モンブラン」(登録商標)。食感も味わいも”10分がベスト”という意味だそうです。テクアウトのスイーツも充実しています。近所にあったら通いたいお店です。
8位 パンとエスプレッソと嵐山庭園
こちらは、東京のパンの名店「パンとエスプレッソと」の京都初進出店。2019年に、京都府指定文化財の旧小林住宅をカフェとして改装したそうです。お隣にテイクアウト専門のショップがあります。
13:30くらいに到着したら、すでにフレンチトーストは売り切れていました。いかにも映えそうなアフタヌーンティーセットもあったのですが、豚バラコンフィときんぴらごぼうのパニーニにしてしまいました。でもあまりに映えないので、ちょっと後悔したのはないしょ。
9位 和栗専門 紗織~さをり~
2019年10月10日オープン。オーダーが入ってから作る、絞りたての錦糸モンブランのお店です。その後、似たようなモンブランが増えましたが、おそらく”1mmモンブラン”発祥のお店だとおもわれます。
錦糸モンブランは、最高級丹波くりの「紗」と国産和栗(宮崎県えびの産)の「絽」の2種類の栗から選べます。
2階には鴨川の景色を眺められるテーブル席もあります。でもこちらのお店、1階にカウンターがあり、そこに座れると、目の前でモンブランを絞り出すところを見ることができます。ところが私が最初に案内されたのは2階の暗い席。せめて明るい方がいいなと交渉したら、しばらく待って1階のカウンター席に座ることができました。席は整理券を取って順番に案内されるので、どの席になるかは運次第?比較的すいていたので、席を融通してくれたのかも。やれやれです。おかげでかぶりつきで動画まで撮ることができました。
10位 栗座~和栗モンブラン専門店~
「しぼりたてモンブラン」、「1㎜モンブラン」、「劇場型モンブラン」などと呼ばれているモンブランの専門店です。2020年11月1日京都河原町通りにオープンしました。一時期は完全予約制だったようですが、私が訪れた時は
予約なしでもすぐ入れました。(2022年8月にリニューアルしたようです)
暑かったこの日、ほんとうは和栗のモンブランをいただきたかったのですが、暑さに負けて氷に走ってしまいました…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?