ちょっと待って!バレンタインの手作りチョコ
こんにちは、ショコラリスト®︎サユリです。
バレンタインまでカウントダウン。
チョコ売り場も品切れも出てきて、レジ待ちの行列も伸びていき、甘くほろ苦い香りも、やや殺気だっている?
さて、それでは手作りチョコにトライしようというあなた。普段チョコレート菓子を作ったことがないあなたのために、直前対策をサクッとお伝えいたしましょう。
🍫手作りチョコでやってはいけない 4つのこと
❶市販のチョコを溶かして固める
チョコの結晶は「上げて下げて、また上げて」の温度調整をしないと綺麗に固まりません。マニュアル通りやっても初回でははなかなか成功しないもの。やはり熟練プロのお仕事です。
何とか出来上がったとして、出来上がり直後もまぁまぁの見た目でも、もしかして渡した後にブルーミングという白っぽい油脂または砂糖が表面に現れてしまいます。白カビに間違えられたら、あなたの恋もご破産に〜😭
❷安っぽいデコレーション
チョコペン、カラーチョコスプレーはやめておきましょう。幼稚園児のクッキング教室になりかねません。手描き文字を添えたいなら、チョコではなく、別に用意したカードに丁寧に手書きする方が良いに決まっています。
またアラザンを使うなら戦略的に。1〜3粒ほどがおすすめ。デザインポイントを考えて配置してください。多量に無配慮に撒くのはアウトです。
❸市販のチョコレートソース
あ、これは正式にはチョコレートではなく、チョコレート利用食品です。ほぼほぼ植物油がメインになります。デコレーションに使っても渡す時にはダレダレになっているかも。
もし使いたいなら、それなりのショコラティエが出しているチョコレートやノワゼットのスプレッドを使うのをお勧めします。
❹カラーや柄入りのミニアルミカップ
この時期、手作りチョコの材料売り場で必ず見かけますね。可愛いらしいけど、これまた幼稚園児のクッキング教室。安っぽく見えるので、シックなイメージを出したい時は避けておいて。
🍫手作りチョコにお勧めする 4つのアイディア
①焼き菓子にしてしまいましょう。
失敗が少なく、美味しくできるのはブラウニーやガトーショコラです。多少、凸凹でも構いません。表面が割れたり、膨らんだり、そんなものです。市販の板チョコではなく、製菓用クーベルチュールチョコレートを使えば二重丸です。
②デコレーションはココアパウダーや粉糖で、シンプルシック
シンプルですが、確実にマットな質感で高級感がでます。ココアパウダーは赤茶から焦茶まで色味があるので、イメージに合わせてチョイスして。
ココアも粉糖も湿気に強い「泣かない」タイプもも出ていますよ。
量は適宜、適量で。多すぎるとパッケージの中で粉はねしたり、そもそも食べる時に彼がむせこんでしまうかも。
(下手なパティシエはショーケースの中で粉はねしていることも。細工や工程が丁寧ではないので、こういうお店での購入はおすすめしません)
③フリーズドライやセミドライのフルーツをトッピング
これまたシンプルに高級感が出ますよ。
特にベリー系フルーツは色も香りも華やぎます。
パフューム効果も。恋は良い香りから始まります。
④ナッツをあしらう
ナッツはチョコと好相性。悪戦苦闘せずとも、手をかけずとも、シンプルに素材で勝負できるし、贅沢な味わいになります。
ピスタチオを使う時は綺麗なエメラルドグリーンになるよう皮を剥きましょう。
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以上、サクッと、直前対策としてお伝えいたしました。
わたしもこれからガトーショコラを焼いてみます。毎年、大好きな人に振る舞っています。
お読み頂きありがとうございます。
どうぞハッピーなバレンタインをお過ごしくださいね❤️