ドバイチョコレートは革命です
こんにちは、ショコラリスト®︎サユリです。
1カ月に2キロのチョコを食べてきたわたしですが、今年いちやく話題となったドバイチョコレートは、全く初めてだらけ。未知のチョコレートで、わたしのチョコレート概念を変えてしまいました。
とはいえ、そもそもドバイチョコレートは入手困難です。もとはドバイのFix Dessert chocolatierが作った、アートデザイン性の高いユニークな板チョコです。
めちゃくちゃお洒落で、めちゃくちゃキュートな
ビジュアルチョコレート。実際にアーティストとコラボしてカラーコーディネートしたり、ペインティングした斬新なチョコレート。
見ているだけで、ワクワクと心躍りますね。
こちらが、本家本元のドバイチョコレートです。
タブレットのフィリングはトウモロコシから作ったカダイフという乾麺にピスタチオペーストを絡めています。
何やら背徳感たっぷりに感じますが、実はカダイフ麺もピスタチオもプラントベース。ドバイのチョコレートはデーツやドライフルーツの甘味を利用することが多いそうなので、ノンシュガーでヘルシーな味わいだそう。
食べるとクリーミーながらも麺のパリパリという食感が鼓膜の奥で響きます。
……とはいえ、ドバイでしか入手できません。旅行がてら個人輸入した人がネットで一枚10,000円近くで販売していたりしますが、もうもうすぐに完売です!
また繊細な素材のため、原型を崩さずに飛行機で日本まで持ち込むのも至難の技だそうです。
流行に敏感なカルディやPLAZA でも、まだ取り扱いなし。冒険心のある日本のショコラティエに作って欲しいとリクエストしてみましたが、原材料が高価過ぎるので、商品化はムリと断られちゃいました。え? だって、いつももっと高価な素材を使っているでしょうに……
とまぁ、どこにも売っていないドバイチョコレート。Amazonでも高額で出品されてはいるけど、中国や韓国アドレスの代理店のようです。レビューも対応がイマイチとの書き込みがチラホラ……
こうなったら、ドバイまで行って直接自分で買ってこなければ食べられないとハラを決め、ドバイに飛んでいきましたよ。
google earth ですけど、ね😉✨
まずは世界一のタワー、ブルジュハリファまで行ってみましたが、展望台は観光客でいっぱいでした。スターバックスにも入ってみたのですが、FIX dessert chocolateは見つけられませんでした……
ドバイはリッチなグルマンの集まる都市。シェフやパティシエ、ショコラティエもクオリティが高いそう。
とはいえ、やはり実際に行けてないし、実際に食べていません。
そんな想いは、わたしだけではありません。
スイーツトレンドに敏感な韓国でも同様の想いの人が多数。手に入らないなら、作ってしまえ!とばかりに、続々とコリアメイドのドバイチョコが生産され、コンビニでも販売されるようになりました。
というわけで、今度は韓国までひとっ飛び〜✈️
ほんと、韓国の人ってトレンドに敏感です。
K-POPガールのバッグの中にはいつも最先端のお菓子が入っています。VOGUEのYouTubeで恒例、セレブのバッグの中身拝見でも、まさにそうでした! 韓国人はスリム体質だからでしょうね。欧米系セレブになると、バッグには生アーモンドやヒマワリの種が禁欲的に入っています。
韓国メイドの独自ドバイチョコレートが、各メーカーから販売されていますが、こちらもすぐに売り切てしまうそう。それでも私たち日本人にとって、韓国はドバイよりもご近所の国。韓国旅行に行った若い人たちがお土産にドバイチョコレートを買い占めて帰ってくるようになりました。
それでも尚、日本では入手困難。
……と、思っていましたが、東京の新大久保にある韓国系おしゃれカフェが、ドバイチョコレートをこぞって製造し始めたのです。どうしてもドバイチョコレートを食べたい人たちが行列を作り始めました。
さらに、行列に並びきれなかった人たちが、Amazonで輸入カダイフ麺をポチって、自宅でホームメイドのドバイチョコレートを作り始めました。カダイフ麺が売り切れか高過ぎて買えない人たちは、春雨や他の乾麺を利用して、それぞれオリジナルのドバイチョコレートのレシピを考案し、TikTokなどで発信しています。
ちょうどSNSの主流が写真画像のInstagramよりショート動画に移ってきているのにもマッチした流れですね。ドバイチョコレートのパリパリ、シャキシャキとした咀嚼音もまた、動画と好相性。
チョコを割って、中から緑の草みたいなカダイフ麺がのぞき、それを豪快にかじって音を強調する動画が大人気。ビジュアルと咀嚼音で、なーんだかシズル感を刺激され、食べたくなってきます。
チョコレートに麺、ヌードル。
この組み合わせも意外過ぎました。チョコ通たちはフィヤンティーヌというお上品な薄焼きクッキーを砕いたもので、パリパリ、シャキシャキの食感を味わっていたのですがね。
今回のドバイチョコレートの流行は、チョコレート愛好家から始まったのではなく、新しもの好きな若いTikTokerたちから一気に拡散していきました。本家ドバイから韓国を経由して日本の新大久保で、行列して購入できます。
実は私もようやくドバイチョコレートを入手しましたよ。韓国カフェOKUDOのビターチョコレートです。
ちっさいです。
2個で一般的な市販の板チョコおよそ1枚ぶん、お値段はおよそ10枚ぶんです。
ちっさ過ぎて、ピスタチオペーストに絡んだカダイフ麺もみえづらく、分かりづらいです。でも確かに、食べてみると、ほんの束の間、パリパリ、シャキシャキの音がお口に響き渡りました。
もしSNS映えで自慢したいならば、特大サイズを購入することをおすすめします。豪快に割って、お口いっぱい咀嚼音を響かせてください。
ドバイチョコレートのトレンド、いつまで続くでしょうか。SNSでは今後もショート動画で映えるチョコレートがトレンドになるでしょう。ま、味は伝わりづらいですけどね。
私としては、さらに洗練されたヘルシー志向のドバイチョコレートが、日本のコンビニでも買える日を心待ちにしたいです。
お読み頂き、ありがとうございます。
チョコレートって、食べるだけで幸せになれるし、世界旅行✈️🌎にも誘ってくれるのですね。
あなたのチョコレートライフのご参考になれば幸いです。