入院8日目
脳出血に対する処置は安静にする他ないということで、元々は入院後1週間で退院する予定でいた。
ただし、いまだ動いたときの強い吐き気が治らないことと、メニエール病の可能性が高いことにより、退院を見送った。
右耳の耳鳴りと閉塞感は強まっている気がしたため、外来で検査をしてもらうことになった。
外来には、車椅子で行くこととなり、検査を含む約30分の間はずっと気持ちが悪い。特に、医師の方を向いて会話しようとすると気持ち悪く、しっかり話すことができなくなった。ただし、吐くことはなかった。
診療の結果、右耳の低音が50〜60デシベルの間で、メニエール病との診断になった。
5日間に渡ってステロイドの点滴を行うこととなった。
午前中30分がステロイド、そのあと17時までは愛用補給のための点滴を打つ。
ステロイドの点滴は殆ど痛くなかった。
この頃、ようやく他のことに気が行くようになり、首から首の下にかけて、皮膚が赤くなり荒れて皮が剥けているのに気づいた。
少し痛痒いため、乾燥肌で皮膚の治療を受けていた妹に相談し、キュレルのクリームとワセリンを送ってもらえることになった。
顔も含めて身体全体が乾燥肌して、鱗状の見た目でガサガサになっており、今までにない手触りだったが、とりあえず明らかに赤く荒れている首周りだけはクリームをつけようと思うようになる。
少しだけ入院当初より気分が回復している。