パン屋という場所
うちから一番近いパン屋さんが、
たまたま一番美味しいパン屋さん。
これ以上はないロケーションなのです。
(一番近いと言っても、車で10分かかる。)
かなりの人気店で、平日にも関わらず、
かなり混んでいる。
いつも、カウンターの向こうに
ズラーっと食パンが並んでいるけど、
全て予約品。昼前でも買えない。
本日、オット在宅勤務のため、
パンを買って帰ることにした。
片手にトレイ、
もう片方にトングを握りしめ、いざ!!
涼しい顔して、店内を見渡すが、
毎回、心の中は、穏やかではない。
悶絶している。
だって。
こーんなにたくさんある中で、
数個しか選べないんだよっ。
無理じゃん。
冷静でいられる訳ないじゃん。
子供がお菓子売り場で、
"一個だけだよ"
と言われてるのと同じなのよ。
しかも。
決まったパン屋さんに来る理由って、
食べたいお気に入りパンがあるから。
絶対不動のレギュラーがいるから、
尚更、買える数は更に限られる。
そんなこんなで、
選ばれた精鋭たちは、たいていは
前にも買ったことがある子たち。
色々と試してみたいと思いつつ、
なかなか一途なワタシなのです。
子どもたちがいた頃は、
とにかく色々買って、お互い味見したりとか、
本当に、いい時代だったー
ところが、今日は
レギュラー陣が売り切れ続出で、
大番狂わせ、大荒れ!!
そんなバカな。
あいつか居ないだと?
いつもと違う悶絶を味わう…
こんな時こそ、
こんな時こそ、
買ったことない新人を起用すべきじゃ!?
それなのに、
それなのに、
買ったことある2軍メンバーばかり
トングで掴んだ。
2軍も粒揃い。
このパン屋さんは、層が厚い。
買ってきたパンは、必ず
一番美味しく食べれる方法で頂く。
惣菜パンなら、絶対リベイク。
その手間をかける価値のあるパンしか
買いたくない。
私はこの先、
このパン屋さんで、
全種類制覇する日は来るのだろうか。
パン屋さんが、
自分のお気に入りになるかどうか。
私の場合、全ては、
初めて訪れた時のセレクトで決まる。
その中に一個でも、
また是非食べたいモノがあれば、
その店はお気に入りになる。
…って。
当たり前のことを熱く語ってしまった。
他のお客さんも、
躊躇なくお気に入りにまっしぐらに
見えるけど、実は心中穏やかじゃないのかな
同じく、ケーキ屋さんとか、ミスドとか、
カフェでも同じ現象になるよな。
わたし、悶絶しすぎ。