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情熱的な食い意地。

お気に入りのスーパーには、
いつも黒毛和牛の牛すじが売っている。

あまり売れている様子はないけど
私は牛すじが結構好きなので、
ありがたい。

時々、何パックかまとめて買い、
下茹でしておいて、
カレーとか、スープに使う。

他のスーパーでは、
牛すじ自体、あまり見かけない。
あっても、おでん用で冬場とか。

愛知県では
あんまり一般的な食材ではないらしい。


畑でとれた大根を使いたくて、
牛すじ大根をつくりました。

季節外れで候。

京都に住んだことあると言う友達が、

「こっちの人は、本当に牛すじが大好き。
牛すじ命なんだよ。朝イチじゃないと、
すぐに売り切れちゃうんだよ。」

と言っていたのを思い出す。

関東では、あまり牛すじは売ってないし、
日常食べるものではないらしい。

父も母も、
関西ではないけど、西日本の出身。

そんな理由なのかは分からないが、

どうやら、私は、
関西寄りの食を好んでいると感じることが
ある。

すき焼きは、絶対関西風の作り方だし、
お出汁も、色の薄い関西風が好み。


牛すじは、普通の肉に比べたら、
すごく面倒くさい。
それを、とろとろになるまでコトコト煮込み
美味しく頂く関西の人と、

玉ねぎをひたすら炒めて、
すごく、美味しいオニオングラタンスープを
作りだすフランス人の

"あくなき食への探究心"

共通しているのは、

「安いものを如何に美味しく食べるか!?」

情熱的な食い意地

を感じる。


牛すじを食べたことない人は、
食べてみてほしいと心から思う。

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