自由って難しくて楽しい
酵母を起こしてパンを作るようになり、
パンを作ることは、
こんなに自由なのだと、作るたびに
実感している。
どんな材料を使おうが、
どんな工程を経ようが、
最終的には、ちゃんと酵母が働いて
膨らんでくるのをひたすら待つしか無い。
そうだよ。
パンって、それが全てじゃん。
毎日、違う。
毎回、違う。
今日は、
夕飯に合わせてフォカッチャを焼いた。
美味しそうに見えるけれど、
美味しくなかった😭
原因は、過発酵気味。ではないかと。
パンの味がしない。
旨みを酵母に消費されてしまったかなぁ。
パンの形ではあるけど、
美味しいパンではないのだ。
こうやって、
毎回、練習なのか、本番なのか
分からない気合いで色々と試してる。
これまでを総括すると、
たまたま、うまく出来る時はあるけど、
大いに改善の余地アリ。
いくらでも情報を拾える世の中だけど、
目の前で起こっていることは、
誰も判断してはくれないし、
自分で経験を重ねていくしか方法がない。
情報は、経験のうちに入らない。
結局、人生の全ては、そうだわ。
とか、すぐにパン作りを人生に例え出す、
めんどくさいおばさんになる。
こうやってパンのことをごちゃごちゃと
書いていると、
自分の子育てに足りなかったものと
重なるような気がして、
心の奥がギュッとなる。
"どんな材料を使おうが、
どんな工程を経ようが、
最終的には、ちゃんと酵母が働いて
膨らんでくるのをひたすら待つしか無い"
は、まんま子育てに当てはまるよな…
私は、その子のペースを尊重して、
ちゃんと待てていたのか…
どんなものを選んで、
どんな道を選んでも、
黙って見守る、応援できるようななったのは、
実は、この1,2年の事だったりする。
左のちんちくりんなのが、天然酵母パン
右のは、イースト菌
不恰好でも美味しい。
でも。
でも。
カッコ良くて美味しいに近づきたい。
難しいけど、楽しみながら。
これを、安定して作れるパン屋さんって、
本当にすごいです。