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ショートブレッドFOREVER❕

来る日も来る日も何かを焼いている。

ほとんどは
誰かに送ったり、お裾分けするから、
あまり同じようなものにならない様に
しているつもり。

作りたい本能✖︎みんなの食べたい

を考えながら何を作るか決めるけど、
結局は、ワタシの匙加減。

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クッキーを作るのは好きで、
本当に色々な種類を作ってきた。

cookpad無料会員である私。
昨日、これまで自分が作って、
"つくれぽ"を送ったことがあるクッキーや、
気になってフォルダに入れたレシピを
眺めていた。


この世界で一種類のクッキーしか残せない

ってなったら、私は何を選ぶだろうか?
ふと、そんな考えが浮かんだ。

自分が作ってきたクッキーの写真を
最後まで見ることなく、心は決まっていた。

絶対に、ショートブレッドだ。

揺るがない。

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子どもの頃に食べる、
外国の美味しいものの記憶は永遠だと思う。

こんな美味しいものがあったのか!
という驚きと感動は半端ない。

そして、食べ終えてしまえば、
今度いつ食べられるのか、
どうしたら手に入るのか、
なす術もなく途方にくれるのだ。

ショートブレッドを初めて食べたのは、
中学生か高校生の頃だったと思う。
イギリスに憧れを抱いたのは、
スコーンより先にショートブレッドの存在。
(食べ物ばっかりw)


自分で初めて作ったのは、
子どもが小さな頃で、
山田詩子さんの米粉入りレシピ。

誰かにあげれば、
いつもレシピを聞かれる位人気だった。

ショートブレッドは、卵や水分を使わない。
生地のまとめ役は、バターのみ。

出来上がった生地は、すなのよう。


ビニール袋に入れて、ぎゅうぎゅうに
寄せて寄せて、厚みも持たせて、
押し固めたら一旦冷蔵庫で休ませる。 

生地にそって、ビニールをカッターで、
なぞり、ビニールの上側を剥がす。
無理にビニールから出そうとすると、
崩れるから、いつもこの方法。

包丁でカットする。

押し固めが甘いと、
パラパラと跡形なく崩れてしまう。

竹串の後ろで、穴を開ける。
この衝撃でも崩れるので、優しく。

天板に、そっと並べて焼く。

ショートブレッドは、焼き色をつけない。
生地も、普通のクッキーより分厚いので、
低い温度で、長時間焼く。
150度で、30分とか
160度で、25分とか。

ちと、薄すぎた。

砂糖は少なめ、塩ひとつまみ強。
バター多め。
低い温度で長時間焼く。

焼き上がりから、数日後が一番美味しい。

出来立てを冷まして、
翌日、
その次の日
そのまた次の日。
またまた次の日…

時間差で、一個づつ食べてみたら、
味の変化と、ベストな食べ頃が
分かってくるはず。

アールグレイのティーパックを入れた、
紅茶風味も大好き。


私がどれだけ練習したって、
美味しく作れたと思っても、
本場のショートブレッドには絶対に
追いつけない。

その圧倒的な感じが堪らない。

ショートブレッドFOREVER

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