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趣味にゴールはない

趣味は、仕事と違って、
人と比べたり、結果を求められたり
成長を望まれたり、
それが無いのがいい。

逆に、誰にも望まれなくとも、
進んで成長したいと思える。

比較対象は、いつも過去の自分。

ゴールもないから、
自分次第で、好きなだけ続けられる。

趣味で始めたはずなのに、
人と比べて辛くなっているとしたら、
最初、なんで好きになったのか、
そもそも本当に好きなのか?
少し立ち止まる必要がありそうです。

切磋琢磨なら、良いんですがね…

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クッキーは、簡単だ。
クッキーは、初心者向きだ。

みんなが言う。
私も初めて作ったお菓子は、
型抜きクッキーだった。

作れば作るほど思う。

手間はかかるし、結構コツもいる。
型抜きして余った生地で、
何度も同じ工程を繰り返す。
その間、生地はベタベタになるから、
休ませたりと、時間もかかる。

…要するに、かなり面倒くさいのだ。

使ってない型を使おう。の会



これのどこが初心者向きだと?
子供と一緒に作ろうだと?
いや、無理だろっ

と思いながら作る。


でも、本当は、

一緒にベタベタになりながら、
焼き上がりの綺麗さなんて気にせず、
ワイワイと型抜きクッキーを
思う存分作らせてくれるお母さんが
欲しかったし、そう、なりたかった。

子供に何でもやらせてあげる親は、
ほーんとに、素敵です。

今日のクッキーたち

これら、いわゆる
アイスボックスクッキー
も、"初心者向け"の筆頭のレシピ。

子供のころ、そんな本の文句を信じて
作っていたけど、
今も初心者向きお菓子は、
あの頃と変わらないのだろうか…

ラッピングまでがお菓子作り


何十年もクッキーを焼いてきたけど、
自分のクッキーを、

"ヤバいくらい、美味しい"

と思ったのは、2度くらいしかない。

むしろ、他人が作ったクッキーで、
明確に好きなのがある。


"普段ほとんどお菓子作りはしないけど、
バレンタインは作りました"


みたいなのが、こっそり大好き。

少し焼き過ぎたり、
厚みが均一じゃなかったり、
捏ねすぎたのか歯応えもあり、

本とか見ながら、
夜遅くまで頑張ったんだろうなぁ
慣れないことして、自信無さげに
差し出すのも、奥ゆかしい…

とにかく、勝手に脳内で
ドラマ化して、盛り上がっちゃう。

私が今も忘れられないのは、
幼馴染が作ったクッキー。

普段、私がお菓子をあげていたのに、
いきなりめちゃくちゃ美味しいクッキーを
持ってきたもんだから、
もう、プライドはズタボロ。

でも、そんなプライドなんて
一瞬で捨て、作り方を聞いた中学時代。

幼馴染が見ていたのは、おそらく
土居勝さんの本に載っていたレシピ。

大人になって、お互い結婚出産した後に
そのクッキーの話をしたら覚えていて、
実家にレシピ本があるか、聞いてくれた。
もう、無かったけど( ;  ; )

2度と食べれないブラウニーと同じで、
その時だけの出会いだったのだ。

当の本人は、私の感動ぶりに、
全くピンと来ていなかった。
そんなもんだよね。

自分の感動って、
人には響かないんだよな。

手軽に共感出来ないことが、
人を大人にする。

これからもクッキーを焼く。
ゴールはない。

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