
お菓子に服を着せる
勝手に、
お菓子作りが好きな人は、
もれなくラッピングも好き。
好きや、得意とまでは行かなくとも、
色んなラッピング用品を所持している。
そう思っている。
自分で作ったものは、誇らしいし、美味しい。
それらに、服を着せる、
つまり、ラッピングしてあげたら、
どこに出しても恥ずかしくないくらい、
"よそ行き"になる。
一昔前のラッピングといえば、
箱に入れて、包装紙で包む。
ほとんど、
包装紙の色や柄を選ぶこと、包み方が、
つまりセンスのある無しを決めていた。
(かなり、古い話です😅)
ラッピングは、本当に進化した。
過剰包装はやめよう
そんな逆風が吹く時代、
ラッピング用品を選ぶ楽しみが減ったり、
無闇にラッピングすることが、
叩かれるのではないかと、密かに
世間の動向を見守っていた。勝手に。
学生時代、透明の袋を見つけて、
個包装しただけで、最高にいい気分だった。

(密閉は出来ない)
本気で店を出す勢いだった。
次々と登場した通販サイトでは、
材料もさることながら、ラッピング用品も
業者みたいな商品も購入出来るようになり、
いよいよ、お店気取りに(笑)
2010年代からの、100円ショップには、
もう、誰になんてお礼を言えば良いのか
分からないけど、本当にありがとうなのだ。
ラッピングという、少々マニアックな分野は
人目に触れることとなり、
一気に種類も増えて、行くたびに心が躍った。
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
見るのも買うのも好きだったけど、
段々と
使うものと、使わないもの。
ハッキリしてくる。
一番やっかいなのは、
好きだけど、使わないもの
好きだけど、使いにくいもの
自分のセンスでは、持て余すもの
(きっと、他の分野でも同じよね)
それらは、消費できず溜まっていく。
そういうものは、買わなくなり、
少しずつ自分に必要なものが分かってきた。
と言っても、それもここ数年のこと。
長い時間を要して落ち着いたのは、
自分が好きなものよりも、
自分がしっくり来るもの
手に負えるもの
最低限、必要な装備

結局、シンプルなのだ。
透明無地の袋と、品質保持するもの
(ドライシートorウェルパック)
シーラーで、密閉。

ドライシートは、割れない為の台紙になる。
ハサミでカット出来るのも、便利。
これらは、それ用の袋を(ガス袋)
シーラーで密閉することで、
初めて効力を発揮する。
ヘッダーや、シール、リボンなどは
ほぼ使わない。
センス良く出来ないから。
とにかく、中身の品質が保たれて、
中身が良く
(美味しそう、クリアに両方の意味)見えて、
食べる人が手に取りやすければ、
目的は達成出来るのである。

今所持している袋。
マチあり、マチ無し各種。
どれもほとんど変わらないみたいですが
大きさ、高さ、マチの幅が違います。
こんなに揃える必要はないんだけど、
入れるお菓子にぴったりだと、
めちゃくちゃ可愛いので、つい増えました。
本当に,微妙な差なんだけど、
やっぱり、服は、サイズが大事。
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
ここまで、
完全武装の個包装にこだわり出したのは、
実は去年くらいから。
元々、面倒くさがりの娘が、
たくさん送ったお菓子を適切に
保管していないかもしれない、と思い
始めた個包装だった。
そのいくつかを、友達にもお裾分けしていた。
友達の娘さんは、夜勤のあるお仕事。
休憩中に個包装のお菓子を食べて、
癒されて、頑張れるらしい。
と、友達に聞いた時は嬉しかった。
私の想像の斜め上を行く、
そんなシチュエーションで食べてくれて
いたことに、ただ、胸熱…
それ以来、食べきり量の個包装を
心がけてラッピングしている。
あくまで、主役はお菓子と食べる人。
お菓子にはお顔が見える
シンプルな服を着せて、
アクセサリーはつけない。
そんな私のラッピングのお話でした。
いつもより長い記事を
お読みいただきありがとうございます。