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BTSのコンサートに行ってみたin釜山


みなさまは、BTSというグループをご存知だろうか。

今巷で「もっとも会えないアイドル」と有名なボーイズグループである。

「会えるアイドル」というコンセプトをうたったガールズグループが秋元康の手により2009年に大ブレイクしたが、

BTSは「会えないアイドル」というコンセプトをうたい、パンシヒョクの手によって2013年に生み出されたグループだ(そんなコンセプトではない)。


そして私はついに、その「会えないアイドル」に会ってしまったのだ。


チョコアイス、入場

会場に着いてからというもの恐ろしいほどハプニング続きで、SASUKEか?おれはSASUKEの会場に来てしまったのか?と不安になりながらも、無事チケット引き換えを済ませた私はリストバンドを装着。


入院患者の気分になったところで、ついに会場の釜山アジアード主競技場内へ入場する。

ちなみにチョコアイスの座席は、スタンディング席のG01ブロック。



あらやだ、前のほうである。

ソクジンに見られたらどうしよう。

ダイエットしてきたらよかったわ。

もう遅い。

入場である。

前に進んでいくにつれ入口が見えてきて、少しずつ開けてくる視界にワクワクが止まらない。

そして会場に入ると、そこには非現実的で壮大なステージが広がっていた。

目の前には、想像の10000倍デッッッッカイスクリーン。

でかいインチの液晶に映し出される推しの姿は果てしなく美しい

うおおおおお!!!デッッッッカイスクリーンで見る推しは格別じゃのう!!!!!


ほかにも花様年華に繋がっているっぽい電車や、「血、汗、涙」のMVに登場した、キムソクジンのファーストキス(注1)を奪ったことで有名な銅像も佇んでいる。


チョコアイスの視点


BTS (방탄소년단) '피 땀 눈물 (Blood Sweat & Tears)' Official MV
(スクショするときギリ鼻血でた)

メインステージの向こう側には、「Spuring Day」に出てきた円形のブランコ的なものも見えるではないか

BTS (방탄소년단) '봄날 (Spring Day)' Official MV


BTSの作品に登場したアイテムがずらりと並び、まさに”集大成”と言う言葉が似合うステージセットだった。

いけねえいけねえ、油断するとすぐ花様年華の世界に吸い込まれてしまう(花様年華のキムソクジンドドド性癖ドンピシャオタク)。

そして場内の照明が変わり、スクリーンに「Yet To Come」のMVが映し出された。

マイクドロップはあかんて

ついに時はきた。

「Yet To Come」のMVが終わると花火がバンバンと打ち上がりはじめる。

「今年の夏花火大会行けなかったし、ちょうどよかった〜!」

じゃねえのよ。


思ったより激しい。

花火がすげえ激しい。

スタンディング席から見上げる花火は、怖いくらいに迫力があり、怖いくらいに綺麗で、ちょっと泣いた(早いて)。


そして始まるカウントダウン!!!

か、か、か、カウントダウンはやめてけれ〜!!!!!!


韓国語がわかんねえので思いっきり「ごー!よん!さん!にー!いち!」と叫ぶチョコアイス。

数字くらい韓国語で覚えてくればよかった…などと後悔している暇はない。


カウントダウンが終わった瞬間、

あ、あ、あ、あ、あ、出てきた…………

これが………この人たちがあの………世界を熱狂させているスター…………ビティエスですか………!!!!!!

ま、ま、ま、ま、ま、ま、ま、マイクドロップですかーーーーーーー!!れ!!?!!れ!!?!!?!?

ここでチョコアイスは、記憶を手放したーーーー。

そう、記憶がないのである。

今思い返してみても、記憶はあるのに、記憶がないのだ。

これはおそらく"ハイライトがなかったから"かもしれない。言い換えると、"全てがハイライトだった"と言える。

いつも配信でみるオンラインコンサートは、あらかじめカメラのフレームに切り取られた部分だ。"ハイライトのみ"を提供されているため、記憶に残りやすい。


しかし実際のコンサートはどうだろう。


ステージで踊る彼らはもちろんのこと、それを映しただすスクリーン、照明、会場を埋め尽くすアミボム、激しく打ち上がる花火………。


どこ見たらええねん!!?!?

全部楽しい!!!!全部見たい!!!どうしよう!!!!

神様、おれに目をあと10個ください!!!

となるわけである。



こうしてチョコアイスは、無事記憶を手放すこととなった。

7人の雰囲気ポジショニングマップ

セットリストやコンサートの雰囲気、メンバーの様子などは配信で伝わると思うので、

ここからは、実際にBTSのメンバーを見て感じたことを記録していこうと思う。

まず私がBTSをこの目で見て思ったことは「映像って本人たちの持つ雰囲気が伝わらないんだなあ」ということ。


私は美輪明宏ではないので人のオーラは見えないが「この人話しかけやすい雰囲気持っているな」とか「この人冷たい雰囲気だな」とか、そういうことは人並みにわかる。

ということで人並みに観察した結果を踏まえ、7人の持つ雰囲気を「エネルギー」と「温度」という2つの軸をもとにポジショニングマップを作成してみた(元経営学専攻の血が騒ぐぜ)(なんやこれ)。


BTSメンバーの雰囲気ポジショニングマップ
(KBFが甘いなどのクレームは受け付けておりません)


おっとっと、高エネルギー且つ冷たい雰囲気のエリア(左上)が渋滞している模様。参入するには難しそうです。

みなさま、BTSに参入するなら競合の少ない低エネルギー且つ温かい雰囲気(右下)が良さそうです。いまのところキムテヒョンしかいません。


しかし見事に全てのエリアを制覇しているのはさすがBTSといえよう。

やはり成功する企業はこのようなポジショニング戦略に抜かりがない。

では、一人ずつ解説をしていくとしよう。

RM


雰囲気が穏やかすぎる!!!!

なんとあったかくて優しい雰囲気なんでしょう!!!!!!

アグネス・チャンか!?「ひなげしの花」を弾き語りしている17歳のアグネス・チャンなのか君は!?


だめだ……こんなに平和の象徴のような優しい雰囲気をもつ人がリーダーを務めているだなんて、泣けてきた。


こんなにひなげしの花を歌う17歳のアグネス・チャンような雰囲気を持つうえに、アートがすき、読書がすき、耳栓をしないと寝られないなんて

それなのに名前はラップモンスターだなんて

どういうことだよ世界…………

きっとRMは、毎日誰かに道を尋ねられているに違いない。


JIN


冷たッッッ!!!!

ここはシベリア北部ですか!!??ってくらい冷たい。

うわさには聞いていたが、まさに冷酷な貴公子である。

……平伏す。

いや、平伏させていただきたく存じますというわけのわからん謙譲語を使ってしまいたくなるほどに、冷美男である。

そしてエネルギー値も低い。7人のなかで圧倒的に低い。

湯気が立ちのぼるほどボルテージマックスのステージ上でも、マイペースさを崩さない独特な雰囲気を持っていた。

実は私は今回のコンサートに参加するにあたり、「BTS・JINの、バーチャルアイドル説を払拭する」という目標を掲げていた。

しかしあまりにも美しく陶器のようで、同じ次元の生物とは思えなかった。よって、”BTS・JIN バーチャルアイドル説”は、より濃厚なものになってしまった。

無念である。


残念ながら私は、JINには道を尋ねることができないだろう。


SUGA


シンギハダ。

バーチャルアイドルはJINだけだと思っていたのだが、SUGAもバーチャルアイドルの可能性が出てきた。

いや綺麗すぎ!!!!!

ポジショニングマップ上でエネルギー値を真ん中にした理由は、パフォーマンス中とそれ以外で、かなり差があると感じたからだ。

パフォーマンス中は、ホビさんと同じくらいエネルギー値が上がる。しかし温度感はずっと冷たい。

真逆のものが混在している不思議な雰囲気だった。

道に迷ってしまった!仕事に遅刻したら○される!という状況にならない限り、私はSUGAに道を尋ねることはできないだろう。

J-HOPE


エネルギーのかたまりである。

そこに立っているだけでカメハメ波が出ている。

そんなことあるかよ、あるんだよ。

メンバー6人と5万人の観客の先頭に立ち、コンサートを引っ張っていたのは間違いなくホビさんだった。

パフォーマンス中も、MC中もパワフル。ずっとパワフル。

私はもともと”クオズの世界観に引き込まれる系パフォーマンス”が好きなのだが、ライブは違った。

ホビさんと、のちに記載するジョングクのパフォーマンスがとても印象的だった。


J-HOPEのパフォーマンスは、生で見てこそ完成するものなのだと実感した。


そして私は「やべ!早くしないと膀胱が破裂する!」という危機的状況になり、J-HOPEにトイレの場所を尋ねようと試みるが、カメハメ波によってシベリア北部へ飛ばされてしまうだろう。


JIMIN

熱いのう!!!!!なんと熱い男なのだ!!!!


ジミンからは、全てを手に入れてやるという闘志のようなものを感じる。

デビュー当時と比べかなり性格が丸くなったいう噂を聞いていたが、現在でこの熱さがあるということは、当時はどれほどのものだったのだろう……

押し付けがましくない松岡修造というところだろうか。


一方で冷たい雰囲気はあまり感じない。

アメトークのビビり選手権にスカウトされたとかされてないとかで有名な私でも、ギリ道を尋ねることができる親近感がある。

しかしエネルギー値の高さとその眩しさゆえに私は目を開けられず、目的地につくことはできないだろう。

V

クールと天使が混在している彼は、一体どちらの雰囲気が勝るのであろうか。

写真で見るテヒョンさんはこんな表情がお得意であるため、どちらかというと近寄り難い印象を受ける。

泳いで地球を一周した後に見ても、絶対に世界一うつくしいVOGUEのV


しかし結果は、圧倒的に天使じゃった。

穏やかで優しく、ナムさんと雰囲気がとっても似ている。ただやはり、とても独特な雰囲気を持っている人だ。

近寄るなオーラは決して出ていないし、むしろ話しかけやすい温かさがある。

その一方で、ものがたりの世界に包まれているような、不思議な印象があった。

パフォーマンス中はもちろんのこと、そうではないときも「君は今どこにいますか?」と訊いてしまいそうである。

私はテヒョンさんに「駅はどっち方面にありますか?」と尋ねることはできるが、「私たちは今どこにいますか?」状態に陥り、一生目的地に到着することはできないだろう。

JUNGKOOK

パ、パ、パワフル〜!!!!!

非常に驚いた、彼のパワフルさに。

6人の兄たちに守られていたジョングクは何処……
7人のなかで一番頼り甲斐のある雰囲気を持っている気がするのだが?

このとき私のなかで、ジョングク=可愛いの法則は完全に崩れ去った。いや、顔はめっっっっっっちゃ可愛いねんで。

もうそりゃ、ジョングクの顔は私のドンドンドン好みなんで///


ジョングクのパワフルさの種類はホビさんに似ているのだが、あまり親近感を感じないひんやりとした雰囲気は、まさにキムソクジン譲りであろう。

やはりこの二人、どこか似ている(私がこのコンビを好きなだけである)。

 そしてジョングクはダンスもとんでもなくパワフルだった。これはホビさんも同様だ。

先述した通り、私はクオズのパフォーマンスが大好きだ。しかしライブでは、ジョングクとホビさんに圧倒されてしまった。


テレビを見ていると、J事務所のジュニアくんたちがバク転とかバク宙とか、アクロバットしているのをよく見かける。

あれテレビで見てもすんげえええんだけど、実際生でアクロバットをみると、迫力ありすぎて怖い、みたいなことが何度かあった。

まさにそれだ。

ホビグクのダンスは、まさにそれなのだ。

そしてBTSのパフォーマンスも、まさにそれだった。

迫力がありすぎて怖い。

それを体感できたのは、やはり実際にこの目でパフォーマンスを見たからこそであろう。


しもた、肝心なことを忘れていた。私はジョングクに道を尋ねることはできるのであろうか。

結果はみなさんお察しの通り、NOである。



7人の生歌声ポジショニングマップ



私はもうひとつ「えええ全然映像と違うやーん」と思ったことがある。それは、歌声だ。

マイクとスピーカーを通しただけの彼らの歌声は、映像や音源で聴くものと大分違っていた。

というわけで、こちらもポジショニングマップにしてみた(至って真剣である)。


まずはボーカルラインからいってみよう。

ボーカルライン生歌声ポジショニングマップ


今回ボーカルラインの生歌声は「パワフルか繊細か」「丸いか鋭いか」の2軸でポジショニングしてみた。

お!!パワフルで丸い歌声がいない!!!ということで、MISIAは今すぐBTSボーカルラインに採用である。

私は以前ツイッターでこのようなツイートをあげ、チョコアイスにしては珍しく反響をいただいた(いつもは意味不明なアカウントであると巷の話題をかっさらっている)。

そのため、もう少し詳しく言語化することに挑んでみようと思う。


JIN


さあ、みなさんで復唱しましょう。

どこが喉が赤ちゃんやねん。

”お薬”ですヨロブン。これはEテレです。
ちょっとキムテヒョン、そこんとこkwsk
ジョングクさんシュガさんもうちょい興味持ってもろて
今日同時に4錠飲んだと実質的証拠を主張するキムソクジン


そう、キムソクジンの喉は決して赤ちゃんではない。今日4錠同時に飲んだのだから。

しかもコンサート直前まで、喉の調子が悪かったというではないか。

たしかにMC中は少し声がかすれてると思った瞬間はあったが、歌声に関してはそんなことを少しも感じさせない美しさだった。

そしてジンくんの歌声でかなりインパクトが強かったのが「引き際のうまさ」である。

彼の歌声は、ビブラートや細かいテクニックを使わず、まっすく届ける印象がある。

しかし生で聴くとこれが違う。ワンフレーズ歌い終わる時の「引き際」に、さりげなくビブラートがかかっていることが結構あることに気づく。

ビブラートをかけていない場合でも、歌い終わりまでとても注意深く意識していることが伝わってくるのだ。

強い声帯を存分に使った芯のある歌声はもちろんのこと、その声帯を繊細にコントロールしている様は、大変に美しいものであった。


JIMIN


私は常々、ジミン先生の歌声ってシンギハダ〜と思うことが多かったのだが、生で聴くとそれがより顕著になる。

空気の分量が多くふわっとしていて、ほどよく芯のある歌声であることは変わりないのだが、その空気の量が生で聴くほうが多い気がしたのだ。

それが先述した”ハスキーさ”につながっているのかもしれない。とにかく色っぽいのである。

そして一番「うわ〜!すげ〜!生だ〜!」と感動した場面は、「00:00/Zero O'Clock」のジミン先生とジンくんの「イェーーーーーーー!!!」のハモリ部分である(池崎のほうではない)。

あの部分を生で聞いたとき、本当に0.001ミリくらい不協和音に聞こえだのだ。しかしディレイで見ると綺麗にハモっていたため、あの繊細なズレみたいなものは生でしか聞けねえんだなあ!!!と実感し、さらに興奮してしまった次第である。


V


とくにテテペンさん、キムテヒョンの歌声は、死ぬまでにぜっっっっったいに生で聴くべしである。



このときはまだ、キムテヒョンの歌声の成分を言語化できなかったチョコアイスだが、あれから少し考えてみた。

おそらくテヒョンさんの歌声は、超立体型なのだ。音源よりも一枚多く空気の膜をまとっている感じ(伝われ)。

彼の表現力は映像で見てもすさまじいものがあるが、映像は所詮二次元である。つまり立体構造をしている彼の表現は、平面で認識できる半分程度しか伝わっていない。

それがカメラを通ることなく、空気に乗って直に伝わってきたらどうだろう。

だめだ…オフコース、言葉にできないので、私の記憶に大切に刻んでおくとしよう。

キムテヒョンは、歌声まで四次元であった(全然オチてないよ)。


JUNGKOOK


ジョングクの歌声は安定しているイメージが強くあったのだが、生で聴くと「めっちゃオリジナリティある!!!」と思った。

安定していないというわけではない。もちろん音程は超正確だ。ただ、口から音源でも決してない、ということである。

例えばDynamiteの入りの部分。

会場で聴いたときは、音源よりジリジリとした質感と空気の量が多く入っているのを感じて、「うおおおおお!!!これがジョングクの声ですかあああ!!!」とアミボムを床に叩きつけてはいないが(借り物なので丁重に扱いました)、かなり興奮したのを覚えている。


しかし、ディレイで見たらそうでもなかった。

クソッ!!やっぱり伝わらねえか!!!

相反する質が混ざっているジョングクの歌声はどこか掴みどころがなく、何度も聴きたくなってしまう魅力があった。


さあ、続いてラプラである(ワテクシ息切れしてきました)。

こ、こちらをご覧いただきたい(ゼエゼエ)。

ラプラ生歌声ポジショニングマップ

ラプラの生歌声は、「伝えるか巻き込むか」「鋭いか丸いか」の2軸でポジショニングさせていただいた。

やはり大成功をおさめた企業はポジショニング戦略g(以下略)

※ラプラはボーカルラインとは違い、声質だけでなくラップの雰囲気込みの分析となっているためご了承いただきたい。


SUGA


KING!!!!!!

まさに彼はラッパー界の王である!!!!

ユンギさんが登場したときの、会場のボルテージの上がり方ったら半端ない。

彼のラップは伝えるというより、自分の世界に観客を巻き込んでいく雰囲気を感じた。ユンギさんがマイクを握れば、5万人は全員SUGAワールドに一直線という感じであろう。

一体なぜこんなにも観客を引き込んでしまうのか。

もしかすると不規則なリズム感(すまんラップの専門用語がわからん)が一つの要因としてあるのかもしれない。

これはディレイでも感じたし、生で聴くとより鮮明に感じたのだが、ユンギさんって音源より微妙に後ろにズラすことが多い気がする。

僅かに空いた絶妙なこの隙間(溜める的なイメージ)が観客に期待を抱かせ、その期待のエネルギーが彼を王にさせているのかもしれない。

私は総じて何を言っているんだ。

ごめんなさい、この辺りはユンギペンに任せます。

J-HOPE


ホビさんは、観客に伝える・発信する要素が強いラップをするんだな〜!!!と感じた。

ユンギさんが巻き込む系ラップなので、その点では真逆と言ってもよいだろう。ユンギさんがキングなら、ホビさんはエンペラーである(?)。

ホビさんはかなり音程もリズムも正確で、あえてはずすことはしない。つまり、音源にかなり近いということだ。

正確さのある声に、猛烈なエネルギーが加わり、会場の端から端まで届くイメージだろうか。

ああああ言語化が難しすぎる!!!!!

とにかく、カメハメ波である!!!!!(諦めの境地)


RM


や、や、や、や、優しい〜!!!!!(また出たよずっとこれ)

もうナムさんに至ってはこれしか言わないことに決めた。

こんなにマイルドなラッパーがいるかよ、いたよ、いたんだよ!!!!

ユンギさんがキングで、ホビさんはエンペラーなのであれば、ナムさんは本当に純粋な青年だ。

ユンギホビが鋭いナイフをチラつかせるようなラップを交錯させるなか、ナムさんはラップに憧れる青年のような心を持ったまま、言葉を紡いでおった……

そして自分の世界に巻き込む力もすごい。その点に関してはとてつもなくパワーがあり、不思議な感覚に陥ってしまった。


そんなことあるかよ


釜山コンに参加するにあたり、私は最大の失態をやらかしてしまった。

韓国語がわからない!!!!!!!

これは非常に失態だった。コンサートに参加できるとわかってから本番までのわずか1ヶ月強で、韓国語を取得できるなどそんな甘い考えは持っていない。

しかしお前はBTSを好きになって2年も経っているではないか!!!!!

あああああああ!!!

これによって起こる悲劇は、そう、最後の7人のメントがまったくわからないということだ。


このツイートを見てくれ。
2022年10月15日午後8:05に投稿されたこのツイートを……

目の前でキムソクジンが話しているにもかかわらず、わざわざツイッターというツールを介して、彼の話していることを理解するしかなかったのである。

こんな滑稽なことあるかよ。

いや、これめっちゃ面白くない????

あとから見返して爆笑してましてん。

よし、キムソクジンが兵役から帰ってくるまでに韓国語マスターするかあ!!!(定型文)


さいごに


私は今まで嵐や、嵐、そして嵐のコンサートに行ったことはあるのだが、BTSのコンサートは初めてで、海外のコンサートに行くのも初めてだった。

初めて嵐のコンサートにいったときは、本当にステージにいるのは嵐なのか?もしかしたらやや嵐ではないのか?私の推しはニノミヤではなく、カジノミヤになっているのでは?と信じられない気持ちだったが、

やや嵐

BTSの場合は、目の前にいるのは、ややBTSではなく確実にBTSだし、この会場も確実にコンサート会場だ。しかし自分がここにいることがまったく信じられず、VRを見させられているのではないか?という錯覚に陥ってしまった。


自分があの会場にいたことは、いまだにまったく信じられていない。

だがしかし、BTSをこの目で見たことは揺るぎない事実である。とんでもないパワーをもらったことも事実だ。

そして純粋に、めちゃくちゃ楽しかった。


ありがとうBTS。

ありがとうキムソクジン。

ありがとう、ここまで色々準備した過去の自分。


私は常々「キムソクジンをこの目で見たら人生第一章の幕が下りる」と思っていたが、ついにその時を迎えたようだ。


そして、チョコアイスの人生第二章が幕を開けた。


「Yet To Come」

「まだこれから、これから来る」


これから始まる第二章が、非常に楽しみである。



(注1)ファーストキスかどうかは定かではない

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