157.「過去」になると涙は出ない
今日は「なんだかな〜」ということが重なっています。
なんだかな〜なんて1日も多分あると思うので否定することなく
こういう日もあるかなと受け止めていきます。
さて今日は「だいすきだった彼と歩いた道玄坂」をひとりで
歩いてきました。
初めて手を繋いで歩いた道だったので涙が溢れ出してしまうかと思っていたのですが、涙が溢れるほどまでは行かず「ウルウル」の境地で止まりました。
あっ!ちゃんと過去になっているんだなあって感じました。
ほろ酔いであったかいお茶を買ったあの坂の上のファミリーマートも
だいすきなアニエスべーとコラボしていたピエールエルメも
閉店が決まっていたので手を振ったら彼が笑ってくれた雑貨屋も
いろんな思い出が一度なのにたくさん詰まっているなあと思いました。
でもその思い出は今では鮮やかにいい色に染まっていました。
もう少し前だったら多分モノクロで錆びていたのかもしれないけれど
今見えた景色はちゃんと色づいていて可愛い色でした。
こんなに過去の思い出を噛み締めた恋人はいないのでもう少しだけ
こういう余韻を楽しもうと思ったのでした。
長く引きずることがよくないと思っていたのですが
引きずるの種類にもよるのかなと思ったわけでした。
年末年始は「だいすきで彼がいないと人生がつまらない」
みたいな感じだったんですが今は
「彼がいたあの頃の私もすごく好きだった。思い出ごとまるっといいものだった」
って感じです。
またいつか会うことができるのか、もう二度と会うことができないのかは
誰にもわからないわけですが……どんな選択を選ぶことができたとしても
私は私の人生を自分史上最高に幸せなものにしていきます。
思い出の場所に行くには少し早すぎたかなとも思いましたが
多分今でよかったんだと思うんです。
ちゃんと一度過去にできるようになってきました。
情緒が荒れることはまだまだあるけれど少しずつ一歩ずつ
ゆっくりでいいから歩みが進んでいるのでいいことにしておきます。
最近noteで「好きだけど別れる」という話をよく見かけます。
その度に自分の恋愛は特別って思っていたのが少しだけ和らぎます。
良くも悪くもですが。
一般的に染まるのも必要なタイミングなのかもしれません。
しなやかに強く生きていけるようにこれからも精進していきます。