サービスショット
今年のお正月も、離れて暮らす義理の両親に会えなかった。
最後にその地に行ったのはいったいいつのことだったか・・。
567のために、なかなか気楽にいくこともできない。
そんなわけで、今年は、義両親宅と、我が家と、オットの兄家族の3家族をスカイプでつないで新年のご挨拶をしよう!ということになった。
実家には、たまたまオットの兄だけが帰省していたので、セッティングはオッケー。前々からのムスコたちの奮闘により、ようやくiPadでライン電話ができるようになった両親ではあるが、なかなか新しい作業は90歳近い2人には難しい。義兄がいてくれてよかった。
そんなわけで、全員がそろったと思われる時間(つまりうちのムスコがのっそり起きてきた午後3時。おせーわ!!)に、回線がつながった。
画面に映る3家族。
おぉぉっと低い声があちこちで漏れる。
なんだその低い声。
ついつい身を乗り出してしまって、画面から切れてしまう義母(笑)。
その分、画面ほぼぜんぶが義父の笑顔である。
おとうさん、ちょっとさがってお母さん入って!いや、そっちじゃなくて左に寄って!!いやいやそっちじゃない!!とにかく1歩下がって!!
いやいやそれは下がりすぎ!!切れてる切れてる!!
と、まずは位置取りでコント発生。(*´ω`)
これだけでもかなり笑った。いいなぁこういう感じ。
その点こどもたち若者は慣れているので、上手に位置取りをする。
でかすぎもせず、小さすぎもせず、ちゃんと見えやすくみなさん配置。
そうこうしている間に、ようやく両親の位置も定まり、全員の顔を見ることができた。
うん、元気そう!!
それだけでほっとする。
ちなみにこの親戚の中で、ムスコだけが男の孫であり、あとの4人は女子。
ということで、やはり27歳から25歳ぐらいの女子4人の1/4よりも、24歳のオンリーワン男子は(なんせ墓守であるからして(笑))、画面に映ると両親の喜びが手に取るようにわかる。
まぁしょっちゅう電話で話してくれる女子孫に比べて、コヤツはなかなか捕まらないレアキャラであるから、その意味でも「そこにいる」というだけで、テンションが上がるようである。墓守ゲットだぜ!の世界である。
もちろん両親にみじんの悪気もないし、女子孫たちにも同じく優しく平等に接してくれているのだが、やはり漏れてしまうオンリーワンに対する愛(笑)
よくムスメたちは「わたしたちは女子の1/4だからね~」と自虐ネタで笑っているが、この子たちのうち3人には名前に同じ漢字がついていて、確かに似ているので、4人そろっているときはおばあちゃんたちもよく呼び間違っていた。
「だって名前もよく呼び間違えちゃうんだよ~」と言うムスメたちに
「まぁそれは、ワタシがムスコとイッヌを間違って呼ぶぐらいの頻度でしょ」
と答えたら
「え、それ多くね?」
と言われて、返事につまった。
どういう意味だよ(。-`ω-)
義両親からするとマゴムスコは男一人なので、(私のようにイッヌと)呼び間違えることもなく、しかも一番年下であったため、お姉さま方から見ると、可愛がられているお気に入りっ子という立ち位置であった。
そういえばワタシも幼いころ、ハハの実家に行くと、その実家の近くに住んでいた叔母のところの娘(私にとってのいとこ)2人のサンダル(ピコピコ鳴るやつ(笑))はあるのに、ワタシのはない、ということにひそかに寂しさを感じていたらしい。
その時は言わずに、何年かしてハハに訴えたらしいが(笑)
温めていたのか。なんか生まれたのか。(´-ω-`)
つまり、いとこたちは近所で日常的に祖母宅に行っていたのでいつも使っているサンダルで、たまにお正月に帰ってくるだけのワタシ用にはサンダルがなかった、というだけのことなのだが、それが子供心にはショックだったらしい。ちなみに私の兄の分もなかったのだが、そこは記憶が欠落している。
1/3の女子としての枠の問題だったみたいである。
ちなみに後年、ワタシから切々と訴えられたハハは
「そんなん気にしてたんかいな~!近所だからやないか~!」と
のどの奥を見せて大ウケであった。
え、なんでうける(笑)
そんなわけで、我が親戚の1/4女子たちのコドモの時の心はいまやわからないが、みんな大人になったので、ゆるゆるっとした温かい目で見てくれている様子である。
画面の調整をするのに、ムスコがぐいっと乗り出して画面に大映りになった瞬間、義母たちから「わぁ!〇〇くん!!」と嬌声があがった。
いや、スターか。(; ・`д・´)
この瞬間、隣にいたムスメが
「むっちゃサービスショットだな」
と小声でツッコんだので、ワタシは笑いをこらえるのに苦労した(笑)
そう、まさに夢のサービスタイム!!
ムスコよ、もう少し長く映っていてあげなさい。
電話が終わるころには、両親は少し若返っているように見えた。
すごいわ~孫エキスを画面越しに吸収できたのであろうか。
いいことだけどね、とっても。
最後に、全員写ってる画面をスクショして、567バージョンの記念撮影。
早く実際に会ってくっついて写真を撮れる日がくるといいな。
その日までみんな元気でいてね!
近い近いっ!!
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なんとなく毎日読むのが楽しみだなと思っていただける文章を書き続けたいです。チョコ先生は腎臓と膀胱にステントを通しており、てんかん発作もあり、さらに胆嚢液体膿腫で胆のうを摘出し、いろいろとオペしてる身の上ゆえ、いろいろともろもろと服薬や治療食などにお力添えをいただけると嬉しいです!