ローガン族として

はい、お集まりのローガン族の皆様。お元気ですか？

色々見えてますか？ボケてますか？
ローガンって、自分には無縁だと思っている人も多いと思うけど
ほんとに、あれは48だか49だかその辺りだったと思うけど
急激にローガンが進んだ覚えがある！
あ、この数字、年齢だからね！体重じゃないからね！
・・ってなんの確認。

細かい文字が見えにくくなってきて、文庫本とあまり親しくお付き合いできないなぁと思い始めて、次第に単行本との仲が深まり始めたら
あれよあれよという間にどんどんローガンが進んでいったっけ。

ただいま50の前半を生きているワタシにとって、もはやシニアグラスは生活に欠かせないグッズとなっている。

特に朝、起きてすぐのスマホの文字はもはや判別不明。

え？なに？これ、文字なの？ゴマなの？ってくらい字が見えない。
しかも全体的に程よくボヤけて見えるので、つまり一文字どころか
全部が読み取れない。
ゴマもボヤける。ゴマのくせに。

そして仕方なく起き出して、ちょっとキッチンに立ってから改めてスマホをみると、いつの間にか、ゴマは文字へと変身を遂げているのだ。
おっかしーなー。さっきゴマだったのになぁ〜。

そして、「なんとなく」読み取って「なんとなく」返信したメールには
大概、意味不明なところがある（笑）
しかし、これがローガン族同士のやりとりとなると、お互いに同じ族であることから憐憫の情が湧き、あえて間違いを指摘もせずに、ゆるーくスルーしながらメール全体の総意を捉える、という技を互いに披露することになる。もはやエスパー。

しかし日々のゴマとの戦いは、勝算もなく大変不毛な戦いとなるので、もちろんシニアグラスをかけるのだが、これが意外とめんどくさい。

ワタシはいまだに視力だけは両目1.2の女であるので、
サバンナのとぉーっくにいるシマウマのシマの数をカウントできる自信がある。行ったことないけどサバンナ。
ミーアキャットの頭数も数えられよう！
なんなら、ミーアキャットの指でサインを送ってもらっても
読み取れる自信すらある！！

しっかーし。

残念ながらローガンは視力の問題ではない。
むしろ視力がいい人ほど、ローガンになった時のその見えにくさが
凄まじい気がする。
オットなどは、元々視力がよくなくて眼鏡人生を歩んできているが
今は手元を見る時にはヒョイっとメガネを頭に乗せれば、裸眼で楽々！という感じようで、なんかミョーに腹が立つ。ずるい。

でもローガンは進むばかりで、仕方なく家中あちこちにシニアグラスを置いておき、必要なとき（手元を見るとき）にサッと装着するいう形がスタンダードになってきた今日この頃。

ローガンは、つまりピントの調整力が弱くなってきていることが問題なわけで、これをなんとか改善できぬものかと思っていたら・・

ある日テレビでこんなことをオススメしていた。

100円ショップで売っているようなシニアグラスで、
自分の度数＋2を選び、それを寝る前に5分だけ装着して、
1〜3メートル先をぼんやり見るだけ。

え？それだけ？

＋2のシニアグラスをかけることで、わざとピントが合わない状態を
強制的に作り出して、毛様体筋を緩める。
毎日続けて行くことで、ピント調節力がアップして、
老眼や近視が改善してくる。

ということらしい。
というわけで、これを早速実践しようと＋2のシニアグラスをゲット。

しかし・・問題があった。

その5分、という時間が意外と長くて、すぐに飽きるのだ（笑）
その間に何か考え事をしていたらいいのだなと思い
「今日一日の反省点を頭の中で反芻してみよう」と考えたのだが・・

・・ない。

基本的に過去は振り返らない女なので反省点を見つけることができない。そう、成長なき反省しないニンゲン（笑）

だめだ！考え事なしに、5分もぼーっとしていることができない。
あ！そうだ！いいこと思いついた！

「ねーねー！お風呂の湯船につかりながら、ぼーっと5分過ごすのがいいんじゃない？」とそばにいたムスメに言うと

彼女はため息まじりに答えた。

「メガネ、曇るよ」。

・・ですよね・・。

そんなわけで、5分間、色々と瞑想にふけれる方はお試しください。

仕方ないので、ワタシも

「明日、空を飛べるようになってたら何しよっかな〜」とか
「明日、素敵な王子様がお肉食べに行こうって誘いに来てくれたら
何を着て行こっかな〜」とか
「明日、アラブの王様がキミに金塊をあげよう！と届けてくれたら、
何をお返ししよっかな〜」とか

そんな素敵な妄想で時間を潰すことにします。

あら、意外と簡単だわ（笑）