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胆嚢摘出手術と病院食
乳がんの主治医のいる病院で胆嚢を摘出してきた。
1年ぶりの手術での入院。
胆嚢ポリープ手術の記録です。
入院当日
いい時に入院ができた。
台風13号が名古屋、関東へ向かっていた。翌日だったらどうなっていたのか。
あの雨の中を時間厳守でいくのは大変だ。
受付を済ませると2階の検査室へ行き血液を2本とった。
もうPCR検査はしてないのですか?
5類になったので、よっぽどのことがないとしませんよ。
そんなやりとりをして終わる。
続いて4階の手術室の受付に行く。
手術は開腹はせず、腹腔鏡手術になる。
おへそを少し切ってお腹に4箇所穴を開ける四孔式。おへそから胆嚢を取り出す方式。
説明を聞いたら怖くなった、おへそからなんて。
胆嚢、胆石にエキスパートな先生が手術なので任せるしかない。
個室ブースがありその中で手術着に着替えて用意をした。
スタスタと歩いて手術台に乗る。
点滴が入れられて、酸素マスクから
麻酔が流れてきた。
感覚的に5秒後くらいに起こされて
手術は終わったから病室へ行きますよ。
と声がかかる。
へぇー終わったんだ早い、とまだおぼろげな頭で思った。
5階にある病室に運ばれる。待機していた息子もあっと言うまだったなと言う。
この間より全然早いよ。
この日は兄も休みを取ってまもなく部屋の中で3人でを話した。
麻酔が覚めたばかりの時はまだ気持ち悪くはなくて、LINEを開いて会社の人や友達たちに返信をする余裕がある。
昨日病室へ戻った時に尿管があるのかないのかわからなくて聞いた。
何も不快な感じない。
術後3時間でトイレに行ける手術には尿管はしないと聞いた。
そうすると足も動かせるし、体も少し動かせるのでありがたかった。
動けないことによる腰痛を心配していた。
30代の卵巣嚢腫や鎖骨骨折の時はつけていた。
あれがほんとうにつらかった。
手術はこのあと、痛みや麻酔から覚める時の気持ち悪さに突入する。
麻酔は特に個人差があり、気持ち悪くならずに1食目から食べられる人もいる。
当日の夕食は18時
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もうこれ食べていいの??
目では食べたいのに、食べられないジレンマ。
アスパラとスープふた口食べて終わる。
午後8時ころからひどくはないが気持ちが悪くて寝るしかない。
何度か起きたけど5時くらいまでは
なんとなく寝ていた。
2日目の朝
朝になると指に挟んでいた酸素計が外され、点滴はまだ吐き気がするのでそのままでいた。
足のエアーポンプも外される。
だんだんつながるものがなくなり、
心電図のモニターだけ近くにあり、トイレにも一緒に首からぶら下げていく。
起き上がるとまだ気持ちが悪くなる。
朝食は食べられなかった。
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お腹はぐーと鳴っている。
だけど食べられない。
午前中まだ気持ちが悪いので点滴から吐き気止めを入れてもらった。
これが良く効いて、お昼ごはんは
食べることができた、やったー。
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こちらの病院はこれが病院食なのかと思うほどバランスと素材の良さ、
全てが温かいまま届けられる。
大規模な総合病院ではなくて小規模医療施設で病床が少ないからできることなのでしょう。
患者にいかに負担のないように考えられている手術、術後、看護、食事のこと、そんな方針の病院。
2日目夕食
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食事はあの三國シェフ監修なのでフレンチなんでしょうか。
野菜たっぷりめで、3食食べても
常食は1600cal
1食500強calで献立が考えられている。
飯量は150g
これだけおかずを食べるともうごはんは半分くらいでお腹いっぱいに。
野菜の切り方や調理法など、これから母が帰って来た時に取り入れようと参考になることがたくさんあった。
2泊3日の退院日
翌日台風は停滞しているものの温帯低気圧になった。
曇りかと思っていたら9時頃は小雨が降っていた。
息子が9時30分に迎えに来てくれて
会計を済ませる。
高額医療費制度も申請していたので
手術をしても思うほどの金額ではなかった。
個室であっても、食事がレストラン並みでも保険も適応されるのか1泊あたりも高額ではない、ありがたい。
もうこの病院を体験すると、他に行けなくなりそう。
大変恵まれた病院環境、会社が営んでいてくれて感謝。
乳がんの経過観察もあるから当分はお世話になる。
いくらおいしい食事でも、もう入院のないようにはしたい。
平穏に毎日を送れることがしあわせなこと。