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『エクセレント・カンパニー』から読み盗った3つのこと

みなさん、こんにちは。

今回は星野リゾートの教科書のひとつである『エクセレント・カンパニー』 から読み盗りました。(「能動的な読書」を目指しておりますので、「読み盗(と)る」というアグレッシブな言葉を使わせてもらっています。)

では、本書の概要読み盗った3つのことを書いていきます。

本書の概要

本書は三部構成です。

第一部 超優良企業の条件
第二部 新しい理論の構築を求めて
第三部 基本に帰る

全体を通して「エクセレント・カンパニー(超優良企業に共通する8つの特徴」が解説されています。

エクセレント・カンパニーに共通する8つの特徴
1 行動の重視

2 顧客に密着する
3 自主性と起業家精神
4 "ひと"を通じての生産性向上
5 価値観に基づく実践
6 基軸から離れない
7 単純な組織・小さな本社
8 厳しさと緩やかさの両面を同時に持つ


では、『エクセレント・カンパニー』から読み盗った3つのことを書いていきます。

①バイアスを受け入れてみること

以下のような「認知バイアス」の例があげられています。

自分は平均以上だと思う
失敗は環境のせい、成功は自分の能力のおかげと考える
嘘でも高評価されると伸び、低評価されると沈む

これまで私は「認知バイアス」と聞くと、「バイアスの分、修正しなければ」と思っていました。でも「どう修正すればいいのか」が分からず藻掻いていたように思います。

しかし、どこまでいこうとバイアスは存在し続けることをこれらの例から学びました。結局「何とかしようとしても何ともなんないからバイアスなんだ」と腹落ちしました。

バイアスを修正するのではなく、受け入れてみること を読み盗りました。


続いて2つ目です。

②失敗を恐れず行動してみること

ということです。

「ハチとハエの実験」が紹介されています。

透明の瓶に入れられたハチとハエを観察する実験です。瓶の底を光の強いほうへ向けます。ハチは光の強いほう(瓶の底)へ移動する習性があります。ハエはランダムに壁にぶつかりながら飛び続けます。結果、ハチは瓶の底で息絶えますが、ハエは脱出しました。

この実験で、脱出することが目的なのであればハエは成功者であり、その要因は無知失敗の数ではないかなと思います。

ハエのように、ダメ元でいいから、失敗を恐れず行動してみること を読み盗りました。


最後に3つ目です。

③どちらも兼ねるバランスも大事

ということです。

エクセレント・カンパニーに共通する特徴に「厳しさと緩やかさの両面を持つ」ことが挙げられています。

この特徴を知ったときに、母校の校訓「厳而慈(げんにしてじ)」という言葉を思い出しました。厳しくもあり優しくもある人を目指しましょうという意味だと思っています。

本書は、人ではなく組織においても厳而慈(げんにしてじ)」は当てはまりますよと伝えているのかなと思いました。下記のような「バランス」について述べられています。

・厳しさ / 緩やかさ
・論理的/ 感覚的
・合理主義 / 文化主義
・左脳的 / 右脳的

どちらかではなく、どちらも兼ねる意識でバランスをとってみること を読み盗りました。

まとめ

『エクセレント・カンパニー』から読み盗った3つのこと

バイアスを修正するのではなく、受け入れてみること
② ダメ元でいいから、失敗を恐れず行動してみること
どちらかではなく、どちらも兼ねる意識でバランスをとってみること


次回は『顧客ロイヤルティの時代』(内田和成、嶋口充輝 著) から読み盗ってみます。

最後までお付き合いいただいて
ありがとうございました。
では、またです。


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照峰直伸(Terumine Naonobu)
貴重なお時間をありがとうございます。よき時間となりますように。