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「家で死のう!」:医療は発達した。しかし、心臓を止めるまでを長くすること「延命至上主義」が行き過ぎている。無理に生かされた患者も残される家族もしんどくなる。過度な延命治療をやめて、自宅で死を迎える選択肢を提案する。そのためには、残される側に死を受け入れる勇気が必要である。
「うつ病の認知行動療法」:目の前の出来事を悪いように考えるクセ(表情から深読みして機嫌が悪いと思う、過去の嫌な出来事が再発すると思い込むなど)に気付く。そう思った根拠とその反証(思い込みが違うとしたらどうか)を書き出す。自動思考が役立つ場合もある。力の出し入れが大事である。
「幸せになる勇気」:教育の目的は「自立」する環境づくり。自立:自分の価値を自分で決めること。自立のために、尊敬(無条件に相手を信じること)と共感(相手の関心に思いを寄せること)が必要。臆病も勇気も尊敬も伝染する。すべての悩みも喜びも対人関係による。相手を愛することから始めよう。
「リーダーの仮面」:いい人になろうとしてはいけない。感情を横におく。感情を出すのは結果の後。ルール:責任の所在や期限など明確に。位置:お願いはNG、役割の違いの認識。利益:いい緊張感をつくる。言い訳スルー。結果:結果のみで評価。的確に言語化して詰める。成長:人は経験でのみ変わる。
「具体と抽象」:抽象化(過去の出来事の観察→幅広く適応)、具体化(抽象化→未来の出来事の予測)。抽象化はWhy、具体化はHow。具体的な自己紹介が深く刺さる。「おにぎり買ってきて」から「小腹がすいている」を想像できるのが抽象。抽象がわかる人とわからない人では見える景色が違う。
「嫌われる勇気」:承認欲求は必要ない。すべての悩みは対人関係。不幸な自分も自分で望んだもの。言い訳や甘えをつくって今を肯定するのが目的。課題の分離(変えられるものと変えられないもの)。幸せ=貢献感。自分には能力がある、みんな仲間である。自立(自分の存在を受容)、社会との調和。
『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』を読んで
この本の好きなところが三つある。
まず一つ目はタイトルだ。目が「見えない」のに「見にいく」。「沈黙が騒がしい」みたいな、一見矛盾する表現が好きだ。私は「アート」と聞くと美術館をイメージする。もう少し具体的には、展示されている絵画や彫刻を想像する。それらは、基本的に触っちゃいけないものだし、音も出なければ匂いもない。「アートを味わう」と言っても、口に入れてモグモグするわけではない。想像力が足り
『ナルニア国物語』から読み盗った3つのこと
みなさん、こんにちは。
今回は、出口治明 著『教養は児童書で学べ』で紹介されている『ナルニア国物語』から読み盗りました。(「能動的な読書」を目指しておりますので、「読み盗(と)る」というアグレッシブな言葉を使わせてもらっています。)
本書の概要『ナルニア国物語』(原題:The Chronicles of Narnia) は、イギリスの作家 C・S・ルイス作のファ
『はらぺこあおむし』から読み盗った3つのこと
みなさん、こんにちは。
今回は、出口治明 著『教養は児童書で学べ』で紹介されている『はらぺこあおむし』から読み盗りました。(「能動的な読書」を目指しておりますので、「読み盗(と)る」というアグレッシブな言葉を使わせてもらっています。)
本書の概要『はらぺこあおむし』(原題:The Very Hungry Caterpillar)は世界的な絵本作家 エリック・カールの代表作です。食いしん坊のあお
『ギルガメシュ王ものがたり』から読み盗った3つのこと
みなさん、こんにちは。
今回は、出口治明 著『教養は児童書で学べ』で紹介されている『ギルガメシュ王ものがたり』から読み盗りました。(「能動的な読書」を目指しておりますので、「読み盗(と)る」というアグレッシブな言葉を使わせてもらっています。)
では、本書の概要と読み盗った3つのことを書いていきます。
本書の概要最強の男が二人登場します。宮本武蔵のような孤高かつ最強の王 ギルガメシュ、ターザン
『アラビアン・ナイト』から読み盗った3つのこと
みなさん、こんにちは。
今回は、出口治明 著『教養は児童書で学べ』で紹介されている『アラビアン・ナイト』から読み盗りました。(「能動的な読書」を目指しておりますので、「読み盗(と)る」というアグレッシブな言葉を使わせてもらっています。)
本書の概要『アラビアン・ナイト』はアラブ地域で語り継がれてきたお話の総称です。すべて合わせると260以上のお話があるそうです。それらの中から「アリ・ババと四十
『アンデルセン童話集』から読み盗った3つのこと
みなさん、こんにちは。
今回は、出口治明 著『教養は児童書で学べ』で紹介されている『アンデルセン童話集(全3巻)』から読み盗りました。(「能動的な読書」を目指しておりますので、「読み盗(と)る」というアグレッシブな言葉を使わせてもらっています。)
本書の概要著者 アンデルセンはデンマーク生まれの童話作家です。貧しい家に生まれ育ちましたが、チャンスを掴み大成します。本童話集は全3巻あり、「みにく