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楽しむ天才『ポール・マッカートニー&ウィングス-ワン・ハンド・クラッピング』
昨夜、TOHOシネマズ池袋で『ポール・マッカートニー&ウィングス-ワン・ハンド・クラッピング』を観てきました。
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1974年、なんと50年前のレコーディング風景です。
映像は思っていた以上に粗かったのですが、楽しそうなポールとメンバーの姿を見ながら演奏を聴けて幸せでした。さすがドルビーアトモス、音が良かった〜。
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ネタばれになるので映像の構成や曲名は最後にまとめて書きますが、茶目っ気たっぷりのポールをたくさん堪能できました。
67分という短い映像のなかで、大好きなリンダが映るたび、ポールへの信頼を感じて何回も涙が出そうに。
バンドのメンバーに入るというのは本当に大変だったと思います。コーラスが良いんだよねとあらためて実感しました。
それにしてもポールが創り出す音楽はなんて素敵なんでしょう。ハッピーの天才です!
余談ですが、ロマンチストの私は、時折映るポールの左手の薬指のリングに毎回キュンキュンしました。音楽とは何も関係ないんですけどね。
マイラブを聴いているリンダの表情も愛にあふれていました。
今朝は繰り返しCDを聴いています。
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さて、ここからはネタばれです(記憶違いはご容赦を)。
最初に現在のポールからのメッセージ。
「公開できて嬉しい」とか「友人のデヴィッド・リッチフィールドに撮ってもらったんだよー」みたいなことを言っていたような。
昔の映像だけかと思っていたので、大画面でポールを見られて単純に嬉しい。
新しいメンバーを二人迎えてのレコーディングで、場所はアビー・ロード・スタジオ。
表題の『ワン・ハンド・クラッピング』が流れる。
映像はホームビデオでももう少しマシだろうと思うほど粗く残念だったが、演奏が始まると気にならなくなった(見慣れたのもある)。
レコーディングシーンは『ジェット』から。
私が好きになったころのポールの若々しく伸びやかな声に既に胸熱。メンバーも順に映されていくなか、リンダのキーボードもコーラスも素敵で泣きそうになる。デニー・レインも本当に安心して任せられてる感じ。
もう二人がいないのが寂しいとも思った。
続いての『ソイリー』もノリノリに感じたが、演奏後に集まってダメ出しがあったりと、スタジオ感も味わわせてもらえる。
リンダとデニー、新たなメンバーのギタリストのジミー・マカロック、ドラマーのジェフ・ブリトンのコメントが順番に流れて、当時のバンドの雰囲気が伝わってきた。
『C・ムーン』『Maybe I'm Amazed』『マイ・ラブ』と好きな曲ばかりでとても嬉しい。ポールとリンダが同じフレームにいるのがなお嬉しい。
演奏しては「これでどう? 前のテイクのほうがいい?」と聞くポールがとても素直で、みんなで音楽を創り出していく気持ちが伺える。
『ブルーバード』はサックスのハウィー・ケイシーに、ポールが曲に合わせてコードを伝えていくのもよかった。
『007 死ぬのは奴らだ』は管弦楽団が参加。盛り上がっていくところと、優雅なところがうまく映像であらわされていた(画質は粗いが)。
自分の楽器を演奏していないときの楽団員が新聞読んでる場面なども映り、英国式のジョークかなと思った。
ドラマーのジェフの空手シーンもあったし、短い時間のなかで息抜きもさせてもらった感じ(空手の型はめっちゃキビキビしていた)。
ポールの「音楽で生きていこうと思ったとき、キャバレーでの演奏を考えていた」風のコメントの後、ソロでピアノ弾きながら歌うシーンもジンときた。
最後かなと思ったら、再び現在のポールが登場(当然映像はクリア)。
「まだ席を立たないでね」と。
続いて流れたのは、スタジオの裏庭で撮影されたポールのソロ映像。
『The Backyard』としてアコギでのポールの弾き語りは、リビングで家族や友人に聞かせているような気軽さで、こちらも本当に楽しそう。
バディ・ホリーがとっても好きなんだなぁと微笑ましく聴かせてもらった。
67分間を心地よく楽しんだけど、映画館を出るとき少し名残惜しかった。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
以前ポールを好き好きと書いたお気に入りはこちら↓↓↓
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