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#090 美女と野獣(お気に入りを500数える)

私が活動している音声SNSのstand.fm内で「愛を語るように推しを語ろう」という企画があり、
熱く熱く『美女と野獣』について語りました。

劇団四季が上演している『美女と野獣』も、ディズニーのアニメーション映画(1992年公開)も、エマ・ワトソン主演の実写化映画(2017年公開)も、すべて大好きなのです。


舞浜で開幕した劇団四季「美女と野獣」については一つ前のnoteに書きましたが、撮った写真を載せていくと、舞台そのものの感想より状況描写が多くなりがち(写真を使いたいケチさが出てしまう……)。
stand.fmで推しとして語ったことで、書きたかったのは状況ではなく、感情の動きなのだと実感しました。

魅力その1:音楽

技術がどんどん進化して、舞台も映画も魔法の世界を見事に味あわせてくれるのですが、
楽曲の素晴らしさがあってこそ。
この『美女と野獣』で流れる音楽は全て好きです!!

作曲家のアラン・メンケンは、「リトル・マーメイド」「アラジン」の作曲家としても有名。
ミュージカルを観たことがなくても「ホール・ニュー・ワールド」は聴いているのではないでしょうか。

楽しい曲、恐ろしい曲、前向きな曲などいろいろありますが、共通して言えるのは調べがとても美しいということ。
明るい雰囲気でも、どこか切なくて心が震えます。

最近の劇団四季は、生オーケストラではなく演奏はカラオケですが、キャストの歌声が加わり聞き応えは十分です。

ただ、オーケストラで聴くと、本当に素晴らしくて……。
ミュージカルの楽曲だけが歌われるコンサートではアラン・メンケンの曲がよく取り上げられるので、こういう機会も楽しみにしています。

魅力その2:ベル

主人公のベルがとにかく魅力的です。
王子様待ちのあまたのプリンセスとは違って、自分自身で自分のやりたいことを叶えていくタイプ。
男まさりなのではなくて、老若男女とわず差別の無い人。そういう決めつけにうんざりしていることをハッキリ言ってしまえる率直さも好きですし、父親モリースへの態度や城の住人たちとの交流で愛情深い人であることもわかります。

黄色のドレスは溌剌とした明るさの象徴かもしれないですね。

無類の本好き、というのも良いんですよ。そのせいで村で「変わりもの」と呼ばれていても、ベルは本の世界が好き。

舞台でも映画でも、図書室のシーンで私は必ず涙が出ます。

そう。ベルにとって図書室はどんなプレゼントよりも嬉しい。
それに気づいた城の住人たちと野獣は、ベルと近しい心を持っているのでしょう。

どの登場人物も個性的ですが、ベル・野獣・ガストンの3名は前に出る個性で、ルミエールやポット夫人などは支える個性。
登場人物の役割が明確なのはわかりやすさの理由でもありますね。

魅力その3:テーマ

「変容」がテーマだとパンフレットに書かれていますが、まさにそう感じます。
愛と理解という大きな力で、変わることはできるのだと教えてくれる物語です。

特に「人間に戻りたい」という歌からは、私たちが今置かれている環境を見つめ、希望を持つことの大切さが伝わってきます。

最後のシーンでの野獣の変身は、何度観てもハッとさせられます。
目に見えてわかる「変容」ですね。

魅力その4:薔薇

美女と野獣は、薔薇が重要な役割を担っています。真紅の薔薇の花びらが散ることが哀しい終焉と結びついて、思わず息をのみます。

薔薇のモチーフは扱いやすいのか、よく取り上げられ、そのたび物語を思い出すのです。

2017年カレッタ汐留で開催されたクリスマスイルミネーションは『美女と野獣』がテーマで、冬の夜をロマンチックに彩っていました。
塔の中には薔薇が。


下のディスプレイは、実写版映画公開時の写真です。映画館、やりますね!!!

次は2016年の銀座東急プラザのクリスマス。

あれ?
初めて気づきましたが、映画館に飾ってあった薔薇と同じですね。
へぇー!
そうだったんだ!!

我が家にある薔薇は、子どもがプレゼントしてくれたものです。
目に入るとほっこりします。


いったんこの辺で。

stand.fmで話すために、舞台パンフレットや映画プログラムを見返して楽しかったです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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