世界屈指の珍味!?極北の衝撃発酵食「キビヤック」のすべて(テキスト版)
みなさん、こんばんわこんにちは!
ちょぼ先生です。
今回は、世界でも屈指の珍味と言われる、北極圏の伝統食「キビヤック」について、ディープな世界へご案内したいと思います。食事中の方は、後でゆっくり読んでくださいね…!
キビヤックって一体何?
キビヤックは、グリーンランドやカナダ北部などの極寒地に住む、イヌイットをはじめとする先住民の人々が、古くから作ってきた発酵食品です。極寒の地では野菜が育ちにくいため、貴重な栄養源として重宝されてきたんですね。
でも、その製法が…とにかく衝撃的なんです!
衝撃の製法を大公開!
キビヤックの材料は、なんとアザラシとアパリアスという海鳥のみ。アパリアスは、日本のウミスズメに似た、手のひらサイズの小さな鳥です。
その作り方を、段階を追って見ていきましょう。
アザラシを解体!: まず、アザラシのお腹を裂き、内臓と肉を取り出します。この時点で、なかなかハードルが高いですよね…。でも、皮下脂肪と皮は残しておくのがポイント!
アパリアスを大量投入!: 次に、アパリアスを丁寧に水洗いし、羽毛をむしらずに、そのままアザラシのお腹の中に詰めていきます。その数、数十羽から、多い時には数百羽にもなるんだとか…!空気が入ると腐敗してしまうため、隙間なくぎゅうぎゅうに詰めるのが重要です。
封印!そして地中へ…: アパリアスを詰め終えたら、アザラシのお腹を縫い合わせ、穴を塞ぎます。ハエが卵を産み付けないように、アザラシの油を表面に塗ってから、地中に埋めます。
熟成期間は数ヶ月から数年!: 地中で数ヶ月から数年かけて発酵させます。この期間が、まさに「熟成」という言葉がぴったりな、独特の風味を生み出すんですね…。
ついにご対面!: 時期が来たら掘り出し、アザラシの中からアパリアスを取り出します。アザラシは、あくまで発酵のための容器。食べるのは、中に入っていたアパリアスのみです。
衝撃の食べ方!: そして、最後の衝撃!食べ方は、アパリアスの羽をむしり取り、肛門(総排出腔)から内臓を吸い出すという方法…!
キビヤックの気になるお味と臭いは?
気になるのは、そのお味と臭いですよね。キビヤックは、世界の臭い食べ物ランキングで上位にランクインするほどの、強烈な臭いを放つことで知られています。くさやの比ではないとか…!
味は、発酵が進んだ独特の風味で、想像を絶するようです。
なぜこんな作り方をするの?
極寒の地では、野菜などのビタミン源が不足しがちです。そこで、アザラシとアパリアスを使って発酵させることで、貴重な栄養素を効率的に摂取してきたんですね。まさに、極限の環境で生き抜くための知恵と言えるでしょう。
まとめ
キビヤックは、その製法、見た目、臭い、食べ方、どれをとっても衝撃的な、まさに「珍味」と呼ぶにふさわしい食べ物です。日本ではなかなか食べる機会はありませんが、極北の文化を知る上で、非常に興味深い存在ですね。
もし、極地に行く機会があれば…話のネタに、キビヤックのことを思い出してみてください(実際に食べるかどうかは、あなた次第です…!)。
【注意】 この記事は、キビヤックの製法や文化を紹介するものであり、実際に食べることを推奨するものではありません。
この記事の元ネタの音声データ↓