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これまで地球に生物は何種いたのか?~地球は「昆虫の星」!?~(テキスト版)

みなさん、こんばんわこんにちは!
ちょぼ先生です。
今日は、地球上の生物の種類についてお話ししたいと思います。
皆さん、現在地球上に確認されている生物の種数がどれくらいか、ご存じですか?
「確認されている」というのは、名前がついている生物のこと。例えば、クロマグロやトノサマガエルみたいに、私たちが「この生物はこれ!」とわかっているもののことです。

実は、その数、約175万種と言われています。教科書によっては190万種と書いてあることもありますが、まあ、だいたいこのくらいです。
でも、これってあくまで「名前がついている生物」の話。未確認の生物も含めると、その数は一気に膨れ上がります。
環境白書や生物多様性白書によると、未確認の生物も含めた総数は、推定で500万種から3000万種!
めちゃくちゃ幅がありますよね。でも、少なくとも1000万種はいるだろうと言われています。
つまり、地球上にはまだまだ未知の生物がたくさんいるんです。私たちが知っている生物は、ほんの一部に過ぎないということですね。

地球46億年の歴史で、どれだけの生物が存在したのか?

では、地球が誕生してから46億年の間に、どれだけの生物が存在したのでしょうか?
現在、化石として確認されている絶滅した生物は約25万種です。でも、昆虫などは化石として残りにくいので、実際にはもっと多くの生物がいたと考えられています。
地球の歴史を考えると、これまでに存在した生物の種数は約450万種と推定されています。
現在生きている生物が1000万種と考えると、地球全体では1500万から2000万種の生物が存在したことになります。
つまり、地球はまさに「生命あふれる星」なのです!

現在の生物種、一番多いのは何だと思う?

さて、現在確認されている175万種の生物の中で、最も多いグループは何だと思いますか?
実は、昆虫が圧倒的に多く、約97万種を占めています。
つまり、地球上の生物の半分近くが昆虫なのです!
私たちはつい「人間が一番偉い」と思いがちですが、地球はむしろ「昆虫の星」と言っても過言ではありません。
私たち人間は、昆虫が支配する世界に「お邪魔している」ようなものなのかもしれませんね。

次に多いのは植物で約27万種、その後に原生生物(ミジンコなど)が8万種、菌類(キノコや酵母など)が7万種と続きます。
一方、私たちが属する脊椎動物(魚類、爬虫類、両生類、鳥類、哺乳類)は約4万5千種しかいません。
さらに、哺乳類に限ると約6000種と、非常に少数派です。
つまり、地球の生物多様性から見ると、私たち人間はほんの「新参者」に過ぎないのです。

地球の歴史から学ぶべきこと

地球の歴史を振り返ると、私たち人類(ホモ・サピエンス)が誕生したのはたった20万年前のこと。
地球の46億年の歴史から見れば、ほんの一瞬に過ぎません。
さらに、地球はこれまでに何度も大量絶滅を経験しています。
例えば、恐竜が誕生する前の大規模な噴火や、全球凍結(スノーボールアース)など、過酷な環境を乗り越えてきたのです。
現在生きている生物は、そうした歴史を生き抜いた「奇跡」とも言える存在です。

私たちは、この地球の生命に感謝し、謙虚な姿勢で環境を守っていく必要があります。
「昆虫の星」である地球に、私たちはほんの少しだけお邪魔させてもらっている。
そんな感覚を持てば、世界の見え方も変わるかもしれませんね。


まとめ

  • 現在確認されている生物は約175万種。未確認のものを含めると、1000万種以上いる可能性も!

  • 地球46億年の歴史で、約450万種の生物が存在したと推定されている。

  • 地球上で最も多い生物は昆虫で、約97万種。私たち人間は少数派です。

  • 地球の歴史を振り返ると、私たちはまだまだ「新参者」。謙虚な姿勢で環境を守りましょう!

今日はこの辺で!
また次の記事でお会いしましょう。バイバイ!

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