魚が寝袋を作るってホント!?寝袋で眠る魚「ハゲブダイ」の秘密に迫る!(テキスト版)
皆さん、こんばんわこんにちは!
ちょぼ先生です。
海が好きなあなたへ、今日はちょっと変わった海の生き物のお話です。
寝袋を作る魚がいるって知ってた?
なんと、魚が寝袋を作って眠るなんて、聞いたことありますか? 今日は、そんなユニークな生態を持つ魚「ハゲブダイ」についてご紹介します。
ハゲブダイってどんな魚?
スズキ目ブダイ科の魚で、駿河湾以南の太平洋やインド洋に広く分布しています。尾柄に特徴的な黒色斑があり、体色は変化しやすいのが特徴です。
丈夫な歯で藻類を食べています。ハゲブダイは、カラフルな体色と特徴的な口を持つ熱帯魚です。サンゴ礁を主な生息地としており、硬い歯でサンゴをバリバリと食べています。
その姿から「パロットフィッシュ」とも呼ばれています。
寝袋を作る理由とは?
では、なぜハゲブダイは寝袋を作るのでしょうか? 大きな理由は2つあります。
寄生虫から身を守るため: 寝ている間に、小さな寄生虫に体をむしゃむしゃ食べられるのを防ぐためです。粘液の膜で体を覆うことで、まるで城のような防御壁を作り出しているんですね。
捕食者から身を守るため: 夜行性のサメなど、大きな魚に食べられないようにするためです。粘液の膜で自身の体臭を隠すことで、敵に気づかれにくくしていると考えられています。
寝袋の作り方
ハゲブダイは、口やエラから粘液を出して、体全体を包み込みます。まるで繭のように、ふわふわとした寝袋を作り出すんです。この寝袋は、毎日作り替えるのだとか。
寝袋の中身は?
たまに、ハゲブダイの寝袋の中に未消化の食べ物が混ざっていることがあるそうです。まるで、おやつを一緒に持ち込んで寝ているみたいですね。
人間もマネできる?
ハゲブダイの寝袋、ちょっと羨ましいと思いませんか? 寝る前に、サッと寝袋を作って眠れたら、きっとぐっすり眠れるはず。でも、人間が同じように粘液を出して寝袋を作るのは難しいので、やっぱり普通の布団で寝ましょうね。
まとめ
今回は、寝袋を作る不思議な魚「ハゲブダイ」についてご紹介しましたが、その他のブダイの仲間(イロブダイやアオブダイ、ヒブダイなど)も寝袋をつくることができます。
自然の中には、まだまだ私たちの知らない不思議な生態を持つ生き物がたくさんいるんですね。
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