メガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ) ちょぼ先生の自己満おさかな図鑑 vol.65
水族館の人気者で超巨大な「メガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)」のご紹介です。
・標準和名
メガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)
・漢字
眼鏡持之魚
・学名
Cheilinus undulatus Rüppell
・分類(仲間分け)
スズキ目ベラ科モチノウオ属
・大きさ
超大型魚種で、最大で2mを超える個体もいるほど。
メーター超えの個体がゴロゴロいるのだろう。
寿命が30年以上と長いためそこまで大きくなるのだろうか。
老成して大型になると目の上がこぶ状に膨れ上がる、その頭部がナポレオン・ボナパルトのかぶっていた帽子を思わせ、ナポレオンフィッシュとも呼ばれており、こちらの名の方がよく知られている。
・生息地と知名度(認知度)
世界の亜熱帯・熱帯海域のサンゴ礁、岩礁域に生息。日本では和歌山県串本、トカラ列島以南で見られる南方系のおさかなである。
水族館好きなら「ナポレオンフィッシュ」は有名で知名度も高い。水族館の人気者であるが、標準和名の「メガネモチノウオ」という名前まで知っている人はかなり少ないと思う。たとえ水族館好きであっても。
そこを加味して知名度を例えるなら、バスプロ兼Youtuberである秦拓馬くらいの知名度である。
・ちょぼ's コメント
目の後方にメガネのつるのような黒い筋があるため、メガネをかけたモチノウオ属の魚ということで、この標準和名が付いた。
ただこのメガネモチノウオという和名よりもナポレオンフィッシュという英名の方があまりにも有名である。老成魚の頭部がこぶ状に膨れ上がり、その見た目がナポレオンが、かぶっていた帽子を連想させるのでこの名前がついたとされている。
でも日本人にとってみれば、ナポレオンのことを詳しく知らない人も多いので、ナポレオンの帽子?そんな形やっけ?そうなん?みたいな反応ではないだろうかと推測している。
ただ「ナポレオン」という名前の響きがかっこいいので、覚えやすく馴染んでいると思う。いいちこの「下町のナポレオン」も同様の理由だろう。
とにかくめちゃくちゃデカいのが特徴である。釣りでの最大記録は、なんと230mである。八村塁よりもデカいのである。
自分の身長を超えるおさかなをいつかは釣ってみたいものだ。
2mのナポレオンフィッシュの引きってどんな感じなんだろうか。海に引きづりこまれるやろうなぁ。命綱が必要ですね。
体色が真っ青な綺麗な色をしているが、実は青い色素を持っていない。青い色素を持っていないのに青い色をしている。なんかなぞなぞみたいになっているが、青い色をしているおさかなはけっこういるが(ソラスズメダイやナンヨウハギなど)、一部の例外を除きみんな青い色素を持っていない。
実際は青い色をしておらず、青い色に見えているだけである。青色以外の光を吸収して、青い光や紫色の光を反射させているのである。まぁ簡単に言うと。
構造色というもので、蝶の羽の色と同じ原理である。なのでこの青い色したおさかな達は、海の中では迷彩柄みたいなもので目立ちにくいのである。
食べたことはないが、熱帯地域では高級魚として人気である。究極の美味らしいが、どうもベラの食味が好きになれないのであんまり期待はしていない笑。ごつい見た目とは裏腹に、めちゃくちゃ綺麗な白身である。程よく脂がのっており、最高らしい。
今度、沖縄に行ったときに食べて見ようと思う。
※画像はweb魚図鑑から引用