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有線イヤホンしか勝たん、というはなし
最近はもう、有線のイヤホンをめったに見ない。
街を歩いていても、友人と待ち合わせしても、
みんなイヤホンはすっぽり身体におさめて、
スタイリッシュに音楽を聴いている。
発売当初「うどん」と揶揄されていたAirPodsも、
今じゃ何の違和感も持たれず定番だ。
いやいやいやいや、
絶対に、有線イヤホンしか勝たんだろ!
世の流れにさからい、今でも有線イヤホンを愛用する私が考える有線イヤホンの魅力。
本記事では主に3つ挙げて語っていく。
有線イヤホンの魅力①充電の必要がない
現代日本においては、充電すべきものが多い、
多すぎる!
スマートフォン、タブレット、モバイルバッテリー、喫煙者なら電子タバコもだ。
ベッドサイドのコンセントは大抵ふたつ。
この限られたリソースを何に充てるか、現代人は日々あたまを悩ませながら生きている。
有線イヤホンなら、この枠がひとつ空く!
また、人は忘れる。
充電すると、出かける時に忘れてしまったり、充電すること自体忘れてしまったりする。
有線イヤホンなら、かばんに入れっぱでOK!
いつだってそばにいて、必ず音楽を届けてくれる。
そんな安心感あるイヤホンが、有線イヤホンなのだ。
有線イヤホンの魅力②青春を生む
ちょっと気になる人と音楽をシェアするとき、
片耳のイヤホンを差し出す・差し出されるイベントは、いくつになっても青春を味わえるものだ。
このイベント発生時、有線イヤホンを使ってる場合と、無線イヤホンを使ってる場合とで想像してみてほしい。
ほら、もう解は出たでしょう!?
有線イヤホンをシェアすると、耳から外れてしまわないように細心の注意を払う。つまり、相手から離れないようくっつくことになる。
無線イヤホンの場合はどうだろう?
Bluetoothがつなげてくれる限り、ふたりの距離が縮まることはない。
また、ビジュアル的にも「つながっている」感覚をもたらすのは、有線イヤホンだ。
このイベントは、どこにいようが、ふたりきりの世界をバーチャルに作り出す。そんな瞬間を、有線イヤホンを使わずして迎えて本当に良いのか、いま一度考えてみてほしい。
有線イヤホンの魅力③唯一生き続ける平成の遺産に癒される
目まぐるしいスピードで技術が発展する現代。
正直、「ちょっと疲れたなあ」と思う瞬間はないだろうか?
技術の発展は我々に便利な生活をもたらしたが、
一方で、我々はそれに追いつくよう生き急がされているフシがある。
ぼってりとしたテレビも、ぱかっと開く携帯電話も、ここにはもう無い。「ああ、このまま時代の波に置いていかれてしまうのか…」そんな風に心細くなった時は、お近くのコンビニに寄ってほしい。
無線イヤホンのとなりに、堂々と有線イヤホンが並んでるから!昔のままの姿で残ってるから!!!!
私が考えるに、これは誰もが抱える「あの頃」への焦がれを汲んだものだ。コンビニエンスストアは、消費者の潜在的なニーズを知っているのだ。
今あなたが手にしている先端技術は、本当に心を満たしているだろうか。知らず知らずのうちに、無理をしていないか。もし、すこしでも違和を覚えたら、有線イヤホンに手を伸ばしてほしい。
昔懐かしいビジュアルに、「ほっ」と心和らぐかもしれない。
最後に
繰り返しになるが、有線イヤホンは我々にいつでも音楽を届け、青春をももたらし、現代人の疲れを癒すものだ。
これを踏まえると、やはり有線イヤホンしか勝たん、と言えるのではないか。ぶっちゃけ、混雑してる電車内で自分だけ他人にイヤホンが絡まると気まずいというのもあり、
もうすこし有線イヤホン人口が増えたらいいな、と思う。
※見出し画像はsystem of culture様の作品をお借りしました。