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GIVE&GAINという考え方

Photo by Evan Kirby on Unsplash

一見するとバランスの取れていないように見える取引にも関わらず、全ての関係者が満足している場合がある。

このときに見落とされているのは、取引関係の当事者でない限り体感できない「複雑な価値」のやり取り。

そこには一般的なGIVE&TAKEとは別に、GIVEに内包されたGAIN(自然に得られるもの)があるのだと感じます。

例えば、お金を払うという一見GIVEの行為自体に「応援できて嬉しい」という感情的報酬としてのGAINが内包され得ます。同様に、誰かに貢献するという一見GIVEの行為自体に「貢献感で幸福度があがる」「貴重な経験ができる」「学びになる」「人と繋がれる」という複合的なGAINが内包され得ます。

GIVEに見合うTAKEができないとバランスが取れないわけではない。GIVEに内包されたGAINを認識して受け取ることができていれば、TAKEできるかどうかは問題にはならないことがあるみたいです。

コミュニティを運営するときには、この手の複雑な価値のやり取りに目を凝らす必要があります。そうすることで、コミュニティ内外の価値の流通をなめらかにすることができます。会員制サロンである議論メシの話をするときに「なんで会費を払って(GIVE)サロンの会員になって、しかもディスカッションで誰かのためなりたい(GIVE)と思うのか?」という疑問を持つ人には、このGIVE&GAINの話をすることにしています。

また、フリーランスとして活動するときに「GIVEから始めよ」という話をしますが、この背景にあるのもこの考え方です。GIVEに内包された遊び、学び、貢献実感、信頼関係、自己理解など、自分なりのGAINを受けとめるようにしていきましょう。そうすれば、GAINとTAKEをあわせてみたら多くのものが得られていることに気がつくでしょう。

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