formation:θ
formation:θ
服がたくさん欲しかった頃、
本当に欲しかったのはあたたく包まれることで
「あなたに本当に似合うものはこれ。」
あなた自身の価値を分らせよう、理解させよう
………そんな人たちばかりに囲まれた。
私はそんなにたくさんのものを望んでない
私はそんな……みたいなもの望んでない。
アクセサリーに、好きでも無い服に靴……
クローゼットに入りきらないほどの山は
結局大切につかうこと無く捨てられてった。
最後に選んだのは、
自然と笑顔になる本とクリスタルガラスの置物。
オードリーヘップバーンの言葉と写真が載った物。
好きかどうかより……それも何となくそれ、だ。
"本気"とつながるものだけ。
あたたかくつつまれる感覚が…内側から湧き出した。
理解が追いつかない……
.
.
.
何か壊してしまうかもしれない
全て変わってしまうかもしれない
自分が壊れてしまうかもしれない
大切にしてる物が場所が事柄が……
.
.
.
.
そうして大切なものを握りしめる時、
先に壊れたりくすんでいくのが感覚や心
鈍くなるほど、
理解する範疇のみの
『本当』だけが残って
理解を超えた範囲の
『本当』が見えなくなる
.
.
.
BODY・MINDが選択し、選択され
引き合うものは…
いつも本来の美しさ、
本音・本気・クリアな本心と繋がるところ。
たくさん集めて集まるものが、
過剰になり手元から離れていく先には……?
あなたの理解を超えた先の
本当に出会いたかったあなた自身と、
体が感じてみたかった経験。
あとがき
女性性の変化のプロセスでは………体と心の"これが欲しい"・"これを感じたい"という本来の声とは相反するような、本来の声が聞こえてくるような……そんな『辻褄の合わないけれど、それ』という瞬間が来たりも。
辻褄合わせや、理由、動機、それらしいものは…そのプロセスでは機能せず、ただ確かな『でもこれだと思う』に出会うんですね。そのクリアな感覚とユーモラスな"辻褄のあわなさ"が来たら……たのしんでみて。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
また次回のnoteで。